昭和37年、熊野神社奉納相撲場所に地域の憩いの場としてバラの花を植栽したのがはじまりの「あつみ温泉ばら園」。 約90種、3,000本のバラが咲き誇る庄内唯一のばら園は温泉街を見渡すことができるばら園は最高のビュースポットとして人気を評している。

園内の一角には、ばらの見頃にオープンする「Rose Garden Cafe」には本物そっくりの“アイスの薔薇＂はSNSで大きな話題を呼んだ。

　昭和37年の開園当時からあるオールドローズの品種が中心で、樹齢が60年を超えるものも多く、バラは根がとても太くばら園の歴史を感じさせる。 長年、日本バラ会の会長を歴任された浅田氏によって設計され、熊野神社奉納相撲場所だった場所をバラ園にした。

特徴的なのはかつての土俵にバラをかたどった噴水を設置し、観覧席を活かしてバラを階段状に植えている。

　鶴岡のバラの歴史は古く、酒井家のバラは当時有名で先代酒井忠篤氏の貴族的バラ栽培を酒田忠良氏が一般に公開し地元住民に広まったと言われています。

その後致道博物館移設のため酒井家からバラ園だった土地を譲り受け、バラの多くは鶴岡公園に移植されました。 平成24年に鶴岡公園の修繕工事に伴い再度移植されることになり、現在あつみ温泉バラ園に忠良氏が集めた全国の貴重な品種が「庄内藩殿様のバラ」として植えられています。 あつみ温泉ばら園は地域の人々で作る由緒あるばら園。6月にはあつみ温泉ばら園まつりも毎年開催されています。 唯一無二の温泉街のバラ園にぜひ訪れてみて下さい。