フレンチを人々の日常にした伝統と創造のレストラン
西洋割烹 花月フレンチを人々の日常にした伝統と創造のレストラン
西洋割烹 花月日本にヌーベルキュイジーヌという新しいフレンチが伝来した1970年代、酒田では地場の食材とフレンチの技法を合わせた「フランス風郷土料理」が誕生した。立役者は「レストラン﨔」「ル・ポットフー」のシェフを務めた太田政宏氏。花月の阿部三喜夫シェフは太田氏の薫陶を受け、“酒田フレンチ”の伝統と創造を担ってきた一人だ。
阿部シェフの料理は、一つ一つの食材の存在感が、育った風景や生産者の姿を思わせる。例えばアラカルトの「海老と帆立のサラダ仕立て 浜中産いちごのヴィネグレットソース」に使われるどの食材も主役級の存在感。食材冥利に尽きるとあって、花月の厨房には庄内一円から食材が集まるが、特筆すべきは肉料理だ。庄内牛、庄内鴨、庄内豚、庄内産の仔牛、山形地鶏、山形牛という銘柄が通年揃うのは地域随一だろう。
「原点は地産地消」という阿部シェフにとって、古巣のル・ポットフーの味も同様に原点だ。「時代が変われば料理も変わるけれど、『裏日本随一のフランス料理』と言われたその味を誰かが継承していかないと」。それを自らに課し、花月ではシェフのおまかせコースにル・ポットフーのスペシャリテが加えられている。「私の何十年来行きつけの店もずっと同じ味で、行くとホッとするんですよね。ホッとするとうれしくなる。行くたびに違う料理も楽しいけれど、変わらないおいしさ、嬉しさを大切にしたい」。そんな阿部シェフのポリシーは「同じ料理を常に同じように作り続けること」。料理人のたゆまぬ日々の積み重ねによって、酒田の洋食は半世紀を経た今、なつかしくてホッとする、うれしい郷土の味になった。
住所 | 山形県酒田市こがね町2-25-10 |
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名称 | 西洋割烹 花月 |
電話 | 0234-25-3966 |
営業時間 | 11:30~14:00(L.O)、17:00~21:00(L.O) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | 25台 |
クレジットカード | 可 |
PayPay | 可 |
席数 | テーブル30席 座敷26席 テーブル個室8席 |
貸切可否 | 可 |
禁煙/喫煙/分煙 | 禁煙 |
予算目安 | ランチ1300円~ ディナー2450円~ |
おすすめメニュー | プリフィクススタイルで、お好みの食材や庄内の食材を中心としたメニューをお作りします |
お子さま対応 | お子様コース1200円(スープ、スパゲティ、ハンバーグ、ライス、デザート、ソフトドリンク) |