置賜にはどんな仕事があるの?

山形県の求人状況

「地方には仕事がないって本当?」「山形県置賜地方にはどんな仕事があるの?」という質問をよくいただきます。筆者自身も山形県 置賜地方に住む関東からの移住者なのですが、移住前はこのような疑問を抱えていました。この記事では、山形への移住経験者である筆者の視点も交えて、「山形県の求人状況」や「山形県 置賜地方の産業割合」についてまとめました。


目次
👇 01.そもそも、山形に仕事はあるの?
👇 02.山形県で働くメリット/デメリット
👇 03.山形県 置賜地域では、どんな仕事に就いている人が多い?
👇 04.山形県 置賜地方で仕事を見つけるには?


 

🏠 01.そもそも、山形に仕事はあるの?

結論を言うと、仕事はあります!むしろ、人手不足です。ただ、仕事の選択肢は都市部より少ないです。

◼️山形県は「働きたい人」より「求人」の方が多い!

厚生労働省山形労働局が令和5年9月に発表した資料[1]では、令和4年度の平均有効求人倍率が、山形県は1.57%と記録されており、働きたい人の数を超える企業の求人がハローワークに登録されていることを示唆しています。全国平均が1.31%なのに対して上回ってい
ることからも、全国平均と比べても人手不足が伺えます。


[1]出典:厚生労働省山形労働局「県内の雇用情勢 (新規学卒者を除く)報道発表資料」令和5年9月29日(金)発表より


◼️山形県で、特に人を求めている職種は「保安職業」「建設・採掘」「販売」「サービス職」「輸送・機械運転」の従事者

厚生労働省 山形労働局が発表した、令和5年8月度の求人・求職バランスシート[2]によると、求人倍率が高い職種(特に人を求めている職種)トップ5は、
1位:保安職業 6.66%
2位:建設・採掘 6.12%
3位:販売 2.87%
4位:サービス職 2.49%
5位:輸送・機械運転 2.43%

と続きます。

求人数が多いトップ3は、
1位:サービス職業 4314件
2位:生産工程 3587件
3位:専門的・技術的職業 3509件

となっています。 


[2]出典:厚生労働省山形労働局「県内の雇用情勢 (新規学卒者を除く)報道発表資料」令和5年9月29日(金)発表より


🏠 02.山形県で働くメリット/デメリット

関東から山形県へ移住した筆者の経験談をもとに、山形県で働くメリット・デメリットをまとめてみました。

◼️メリット

🚩自然がすぐ近くにある環境!仕事で疲れてもすぐリフレッシュできる!
日常生活で、常に山が見える県。仕事前の憂鬱な朝も小鳥のさえずりや季節ごとに色が変わる山々を見たり、残業して疲れた帰り道も空を見上げると街中でも数々の星を見ることができます。また、街の中心部から車でおよそ30分以内で郊外の静かな場所に到着し、休日も気軽にリフレッシュできる環境です。全力で仕事をして、自然に癒されて、すぐに心身ともに回復する、という生活が送れます。

🚩満員電車での通勤のストレスがない。
山形県は車社会なので、ほとんど通勤は車移動です。駅やバス停から近いところに家や職場がある人は公共交通機関で通勤をする方もいますが、通勤ラッシュの時間帯も都心部の満員電車のようには混んでいないため、満員電車でのストレスからは解放されます。

🚩個々の力が会社や地域に大きな影響を与えやすい。
『平成26年山形県の事業所・企業/平成26年経済センサスー基礎調査結果報告書』[3]によると、山形県は従業者数10人未満の事業所が約8割を占めていることが発表されています。小規模な事業所が多いからこそ、個々のスキルや経験が組織や地域社会に直接的な影響を与えやすい環境があり、新たな人材の加入が組織にもたらす変化を肌で感じることができます。
[3] 出典:「平成26年山形県の事業所・企業/平成26年経済センサスー基礎調査結果報告書」P30/ 4 従業者規模別 平成28年5月刊行より


◼️デメリット

🚩山形県の平均賃金は、全国平均より低い。
厚生労働省の『令和4年賃金構造基本統計調査の概況』[4]によれば、山形県の平均年収は254万円で、全国では43位に位置しています。最高額を記録した東京都の平均年収375万円や全国平均の311万円と比べると、山形県の賃金は相対的に低めです。しかしながら、都市部での高額な家賃や生活費をふまえて「手元に残るお金」という視点を考慮すると、大差が無い方もいるので一度計算してみるとよいでしょう。
[4] 出典:厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査の概況』P15/(10)都道府県別にみた賃金 令和5年3月17日発表より

🚩仕事の選択肢が少ない
前述でもあったように、山形県の求人は特定の職種に集中しており、希望する仕事の求人が出ていないことがあります。一方で、最近はリモートワークで県外の仕事をする方や、副業や兼業など多様な働き方をする人も出てきています。たとえ、本業で希望の職業につけなくても、副業で自分がやりたい仕事に熱中して充実したキャリアを築く人もいるため、自分にあったキャリアを考えることが大切になります。

🚩受け身だと、新技術やトレンドとの出会いが乏しくなる
都市部では多くの人や最新の情報が集まるため、街を歩くだけでも新技術やトレンドとの出会いが自然と増えますが、地方では自分から情報を探しに行かないと中々出会えません。しかし、近年ではオンライン会議ツールを利用したイベントや勉強会が頻繁に開催されたり、山形新幹線を使えば東京まで2時間から半日でアクセスが可能なため、山形に住んでいても気軽に学びを得ることができます。さらに、山形県内でも活躍されている方々が行うイベントや勉強会など、学ぶ場はいくつもあります。積極的に情報収集して行動できるか、が鍵になるでしょう。

 

🏠 03.山形県 置賜全体では、どんな仕事に就いている人が多い?

山形県置賜総合支庁の令和5年度版『置賜地域の概況』[5]によると、置賜地域の産業別の就業人口比率は【第一次産業8.0%、第二次産業35.0%、第三次産業57.0%】と発表されています。山形県平均と比べると第二次産業が高く、第三次産業が低い構造となっています。置賜内で見ると、米沢市は生活サービス関連の店舗や観光事業者が多いことからも第三次産業で働く人の比率が高い傾向に考えられます。高畠町・川西町・白鷹町・飯豊町は町に住む人の約10人に1人以上は第一次産業に携わっています。小国町は、第二次産業の大きな企業があることから、第二次産業の構成比が置賜の中でも高い傾向にあるのではないかと考えられます。 


[5]出典:山形県置賜総合支庁 令和5年度版『置賜地域の概況』P6/ (3)地域別経済規模  令和5年7月刊行より

 

🏠 04.山形県 置賜地方で仕事を見つけるには?

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⭐️特徴① 山形県 置賜地域 に特化した求人掲載!
山形県の置賜地域(米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、白鷹町、飯豊町、小国町)に特化した求人を掲載しています。

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構成・文_谷山紀佳