南陽市を代表する観光スポット
東北のお伊勢さん「熊野大社」みどころ4選南陽市を代表する観光スポット
東北のお伊勢さん「熊野大社」みどころ4選山形県南陽市に「熊野大社」という縁結びの神社があることをご存じでしょうか?本記事では、編集部が実際に足を運んで体感した、みどころ4選を紹介しています。
御祭神は日本で初めて結ばれたとされている男女の神様「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」と「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」。熊野大社は「東北のお伊勢さん」と呼ばれ、日本三大熊野の一つとして多くの人に愛されてきた「縁結び」の神社です。創建の記録は諸説あり、大同元年に平城天皇の勅命により再建されたと伝えられています。
お御坂(おみさか)を登ると、まず耳に入るのは風鈴の涼しげな音色たち。毎年6月から9月にかけて開催される縁結び祈願祭「かなで」では、約600個もの鮮やかな風鈴が展示されます。期間中は短冊に願いを書いて、風鈴に結び付けることができます。また、実際に風鈴を奉納することもできます。
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熊野大社で必ず訪れたいのが、境内の奥にずっしりと鎮座する本殿。山形県独自の藁を用いた唐破風(からはふ)千鳥破風(ちどりはふ)という建築様式が施されており、県内で最も古い建造物であると言われています。
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熊野大社に言い伝えられている「三羽のうさぎ伝説」。本殿に施された彫刻の中にひっそりと隠れている三羽のうさぎをすべて見つけることができたら、想いが届くと言われています。また、授与所にて販売されている三羽のうさぎを模したおみくじ「結うさぎ(ゆわいうさぎ)」は、お土産にぴったりです。
参拝後は境内にある「icho cafe」でひといき。開放的な店内からは、熊野大社拝殿へと続く手水舎やお御坂を眺めることができます。また、手書きのメニュー表には地元産の食材を使ったフレンチトーストやスムージー、ランチメニューがずらり。紅葉の時期には、すぐそばの樹齢850年を誇る大きな銀杏の木が美しく色付きます。
以上、みどころ4選のご紹介でした。
熊野大社は1200年もの長きにわたり、多くの人々に愛されてきた歴史ある神社です。境内のマイナスイオンと繊細な建築に癒されながら、縁結びの神様と三羽のうさぎの不思議な力に導かれて、あなたの恋が叶いますように。
取材・文_滝口真実
・OPEN:9:00 〜 17:00 ・入場料無料 ・駐車場40台
・山形鉄道「宮内駅」から徒歩15分
📞 0238-47-7777 👉 ウェブサイト