「東洋のアルカディア」を歩く
おすすめハイキングコース３選
この記事では、四季の移り変わりが顕著にみられ「東洋のアルカディア」とも呼ばれる米沢の地で、編集部がおすすめしたいハイキングコース3選を紹介しています。澄んだ風に吹かれ、水気を含んだ土を踏みしめて、野花の華やかな香りを胸いっぱいに吸い込めば、さあ！ 大冒険のはじまりです。リュックサックに荷物を詰め込んで、休日はハイキングに出かけてみませんか？
目次
👇 ハイキングとは？
👇 おすすめハイキングコース３選
👇 ハイキングに必要な持ち物一覧
👇 ハイキングの留意点
⛰️ハイキングとは
「なだらかな山道を歩き、自然をゆっくりと楽しむ」。ハイキングとは、あらかじめ整備された山道を歩きながら、じっくりと植物や動物を観察することを指します。初心者でも気軽に山登りを楽しむことができるため、さまざまな年齢層から人気をあつめています。
⛰️おすすめハイキングコース３選
ハイキングコース１・幻想的なお花畑にうっとり
🎒お花畑・人形石コース
初めての方におすすめしたいのが天元台高原の「お花畑・人形石コース」。あらかじめ木道が設置されているため、気軽にハイキングを楽しむことのできるコースです。山頂付近の湿原では、壮大な日本百名山を背に、高山植物のかわいらしい花を観察することができます。
距離：3km
所要時間：約190分
コース：天元台高原(リフト)→北望台→かもしか展望台→お花畑→人形石→北望台→天元台高原
ハイキングコース２・準初心者におすすめ
🎒愛宕山往復コース
ハイキングに慣れてきたら、挑戦してみたいのが「愛宕山」。その中でも「愛宕山往復コース」は比較的なだらかなで道順もわかりやすいため、準初心者におすすめのハイキングコースです。山頂からは、県内の名だたる山に囲まれた米沢市の美しい遠景を一望できます。
距離：7.8km
所要時間：約170分
コース：愛宕羽山神社→愛宕山山頂→笹野山山頂→(引き返す)→愛宕羽山神社
ハイキングコース３・歴史的な景観を楽しむ
🎒新・奥の細道(東北自然歩道)
御成山公園から笹野観音まで、歴史のある神社を巡ることのできるコースです。その中でも「米沢のグリーンベルト」と呼ばれる山道では、約500種類の植物を観察することができます。天気の良い日には雄大な飯豊連峰が姿をあらわすことも。
距離：約10km
所要時間：約240分
コース：御成山公園→羽山神社→愛宕神社→斜平山スカイツリー→笹野山峠→笹野観音
⛰️ハイキングに必要な持ち物一覧
快適にハイキングを楽しめるよう、以下の持ち物を携帯しましょう。
| リュックサック | 転んだ時に手が使えるよう、手持ちの荷物は控えましょう。また防水性の高いものがおすすめです。 |
| レインウェア(雨具) | 天気の急変に備えて、必ず持ち歩きましょう。 |
| 帽子 | 温度調節に欠かせないマストアイテムです。また標高が高くなるにつれ紫外線の量が増えるため、つば付きの帽子がおすすめです。 |
| 水筒 | ハイキング中は汗をたくさんかきます。こまめに水分補給できるよう、必ず持ち歩きましょう。 |
| 行動食(飴やグミなど) | 携帯しやすく、脂質や糖質の豊富なものを選びましょう。 |
| 日焼け止め | 標高の高い高原や山道の紫外線に備え、こまめに塗ることを心掛けましょう。 |
| 虫よけスプレー | 特に蚊が大量発生する夏場には欠かせないアイテムです。 |
| ゴミ袋 | ゴミは必ず持ち帰るのが山のルールです。必ず携帯しましょう。 |
| 健康保険証 | 万が一具合が悪くなったとき、病院に直行するケースもあるので、紛失に注意しながら持ち歩くようにしましょう。 |
⛰️ハイキングの留意点
山には危険がたくさん潜んでいます。ハイキングを安全に楽しむため、以下の点に気を付けましょう。
- 脱水症状を防ぐため、水分はこまめにとりましょう
- 虫よけ、けが防止のため露出は控えましょう
- 温度調節ができるよう、重ね着のできる衣類を選びましょう
- トレッキングシューズ(最低でもスニーカー)を着用しましょう
- 事前に登山計画書を提出しましょう
提出先→登山届について | 山形県警察 (pref.yamagata.jp)
おわりに
以上、編集部がおすすめするハイキングコース3選でした。豊かな植生に囲まれて、荘厳な山脈の遠景を眺めれば、新しい発見があるかもしれません。ハイキングでかけがえのない思い出を作ってみませんか。
取材・文＿滝口真実