施工管理
創業90年になりますが、地域のために治水事業の必要を感じて初代が創業した当初から、社是社訓は変わっていません。コンクリート製品の製造だけではなく、地域の安心と安全を自分たちが支えていこう、というのが社内で共有する理念です。
庄内平野の農業土木の分野からスタートした当社ですが、1989年に本社工場がデミング賞を受賞したことは大きな誇りであり、そのモノづくりの精神を忘れることなく引き継いで参ります。
その本社工場で製作した部材を組み立てて、2002年に大成建設さんと太平洋セメントさんと弊社の3社で、「酒田みらい橋」という橋を建設しました。フランスから技術導入した超高強度繊維補強コンクリートのダクタルという素材を用いた橋です。硬くて強い素材であることはわかっているのですが、日本国内で使用された実績のない素材だったので、行政の認可を取りにくいんですね。
そうであるならば、弊社の本社と川を隔てた駐車場に橋が架かっているので、そこを利用すれば実績をつくれると考えました。大学の教授や役所の方にも参加していただき「酒田みらい橋プロジェクト」として、川の中に橋脚を1本も立てずに長さ50メートルの橋を架けることができました。弊社が業界で初めて使用したことで、この素材は日本国内で実用化されるようになりました。今回のインタビューに答えてもらった営業本部の土田も、その開発に関わったメンバーの一人です。
弊社の仕事はそれに携わる社員本人だけでなく、家族や地域を守る仕事です。そして、自分の子どもなど下の世代のために何かを残すことをやりがいと感じられる方であれば、弊社の仕事を魅力的だと感じていただけるはずです。問い合わせをお待ちしています。