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最先端のバイオテクノロジーとAIの融合で、未来型医療を実現する

株式会社サリバテック / 営業担当/慶應発バイオベンチャー

インタビュー記事

更新日 : 2024年07月31日

だ液によるがんリスク検査「サリバチェッカー」のサービスを提供する株式会社サリバテック。AI技術と医学の融合を追求し、真に社会のためとなるサービスを追求する同社の特徴に迫る。

株式会社サリバテック 事業概要

少量のだ液で、簡単に、痛みをともなうことなく、がんのリスクを評価する検査サービス「サリバチェッカー」を提供しています。 検査対象としているがん種は、膵がん、肺がん、大腸がん、乳がん、口腔がん、胃がんの6種類で、それぞれの部位ごとに現在がんに罹患しているリスクを評価しています。※乳がんは女性のみ 当社が注力しているのはリスク検査で高リスクと評価された方へのフォローアップ体制です。 高リスクと評価された方がその後の判断に困ることが無いよう、当社は全47都道府県に提携医療機関を設置しています。 コロナ禍では、自宅で採取をし自分で選択した医療機関で検査結果を受け取ることができるサービスや、 健康保険組合や企業の構成員に向け自宅で採取し、自宅に郵送で結果を通知するサービスを開始しました。

経営理念

「最先端のバイオテクノロジーとAIの融合で、未来型医療を実現する」

サリバテックは2013年に山形県鶴岡市で創業し、病気の早期発見と早期介入を可能にする先制医療の実現に向けて、
だ液によるがんリスク検査「サリバチェッカー」のサービスを開始し1,400件の医療機関に導入いただくことができました。人々の「いのち」と「からだ」を守り社会に貢献する。自己改革の精神を忘れず未来に挑戦する。サリバテックでは、事業を通して人々の行動変容を促し、一人でも多くの方のいのちと健康を守ることに全力を尽くします。

 

ミッション

・スクリーニング検査事業により、疾病の早期発見と早期介入に寄与する
・セルフケアと医療との橋渡し役として、人々の「いのち」と「からだ」を守る仕組みを社会に提案する
・アカデミアと協調し、継続的な技術開発と臨床研究を進め、成果をいち早く社会に還元する

私たちはこのミッションに強いこだわりを持ち、社員一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮しています。
社員全員が自分の仕事の重要性を理解し、自分の仕事の達成のためにスキルを上げるために努力をすることで
会社と社員が一緒に成長できる環境を築いていきます。

 

挑戦。 「いのち」を守る新たな提案。

 

当社の代表は消化器外科医の道を選択し、中でも膵がんの診療に尽力してきました。
最も予後不良な膵がんと向き合い少しでも患者さんの役に立ちたいという志からです。

「こんなに元気なのになぜ手術が出来ないのですか。」
「手術したのにもう転移したのですか。」

膵がんの多くは発見された時には進行がんのステージで、手術後にも転移対策が重要です。
未だ満足できる状況ではありませんが、発見が早期であれば膵がんの外科治療成績は良好です。
多くの方が年一回の健康診断を受けられていると思います。
はたして年一回の検査には根拠があるのでしょうか?
膵がんの平均余命は半年以下。もっと頻繁に検査を受けることで、早い段階でがんを見つけられる仕組みをつくりたい。

私たちの提案は「セルフ・ヘルスケア」です。
自分自身の健康状態を簡単な検査で把握していれば、がんを早い段階で発見することが可能になります。
例えば早期の大腸がんや胃がんが発見できれば内視鏡による切除が可能で、
お腹を切ることもなく直ちに日常生活に復帰できます。

このセルフ・ヘルスケアには、簡単で身体に負担の少ない検査が適しています。
私たちが開発した唾液検査は針を刺す必要もなく、少量の唾液が必要だけなので、
職場や自宅でも検査が可能になります。

唾液中のがんに特有な複数の物質を測定し、人工知能でがんのリスクが計算されます。
遺伝子検査とは異なり、今現在の自分の体内で何が起きているのか、ということが分かるのです。

簡便で体に優しい唾液検査は、繰り返し何度でも、一人一人の健康状態に応じて適時検査が可能です。
がんの早期発見、早期治療に唾液検査を役立てていただけることが、当社の願いです。

 

山形県鶴岡市のバイオテクノロジー研究拠点で開発

慶應義塾大学先端生命科学研究所は、山形県鶴岡市にある本格的なバイオサイエンスの研究所です。

最先端のバイオテクノロジーを用いて生体や微生物の細胞活動を網羅的に計測・分析し、コンピュータで解析・シミュレーションして医療や食品発酵などの分野に応用しています。
ITを駆使した「統合システムバイオロジー」という新しい生命科学のパイオニアとして、世界中から注目されています。
サリバチェッカーを開発した株式会社サリバテックは、慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究成果をもとに、医療分野での応用と技術開発を進めています。
研究施設が隣接する鶴岡市先端研究産業支援センターを拠点に事業を展開しています。