歴史と実績。時代と共に変化する事業。
株式会社野口は鶴岡市を拠点に、建物内部の床貼りや壁紙貼りの施工、カーテンレールの取り付けなどの内装仕上げ工事、さらには防水工事まで、建物の美観と機能性を高める幅広い業務を手がけている。その歴史は1911年に創業した、掛け軸や襖などを扱っていた「幽皇堂」まで遡る。その後、日本の住宅様式が和風から洋風へと変化することに合わせ、床貼りや壁紙貼りの施工など住宅の内装全般へと技術を広げていき、1947年には野口内装と社名を変更する。さらに、床貼りと類似した技術で防水工事が可能であることに着目し、事業領域を拡大。2014年に現社名となった。
このように、株式会社野口は時代とともに変化するニーズに応え、地域と深く結びついている。
株式会社野口の特徴は、充実した自社の職人集団にある。庄内地域でもトップクラスの13人の職人を抱える同社は、自社の職人がプロジェクトの最初から最後まで一貫して携わり、責任を持って対応している。経験豊富な充実した職人が数多く在籍していることで同社のモットーである「責任施工」を可能にしている。
内装仕上げ工事は、建物の顔とも言える重要な要素で、防水工事は建物の寿命を左右する重要な要素だ。どちらも、お客様の日々の暮らしに密接に関わるからこそ人々の生活を支える重要な仕事を手がける責任の重さを深く自覚し、一つひとつの仕事に真摯に向き合う。それが、株式会社野口の「責任施工」の真意なのだ。
充実したサポート体制
高い技術力を持つ職人が多く在籍する株式会社野口だが、未経験者でも資格を取得できるようなサポート体制が充実している。普段の施工は3人1グループで行うことを基本とし、経験豊富な職人と若手が同じチームで作業することで、新人でも間近で高度な技術を学べる環境が整っている。また、この少人数制により、気軽に質問できる雰囲気が生まれ、技術の伝承がスムーズに行われている。
さらに、資格取得のサポートにも力を入れている。県外で開催される資格試験のための勉強会や資格試験費用補助を行っている。また試験の一週間前程からは、会社に本番と同じ型の練習台を用意し、本番同様に練習できる環境も準備している。
このように、株式会社野口は単に職人を雇用するだけでなく、一人ひとりの成長を会社全体でバックアップしている。この姿勢が、高い技術力を持つ職人集団の形成につながり、結果として顧客満足度の向上と会社の成長をもたらしているのだ。
株式会社野口で働く魅力と新しい挑戦
株式会社野口で働く魅力は、単なる仕事以上の価値を見出せる点にあると代表の野口義明は言う。「地域のランドマークとなる象徴的な建物のプロジェクトに携わる機会が多いです。自分たちの仕事が街の景観を彩る一部となり、多くの人々の目に触れることは、大きな誇りと達成感に繋がります」と語る。「また、デジタル化が進む現代に置いて、手に職をつけて、自らの手で形あるものを作り上げていく喜びは、デジタルワークでは得難い充実感を感じられると思います」。株式会社野口は、これからもさらに幅広いニーズに応えるために新しい挑戦を続けていく。
その一つが住空間のトータルコーディネートだ。これまで培ってきた内装工事の技術を核としながら、空間全体の調和と美しさを追求する、より包括的なアプローチを目指していく。壁紙や床材の選定にとどまらず、家具の配置、照明計画、さらには小物の選択まで、住空間全体を一つの作品として捉え仕上げていく。最後に野口は「庄内の皆様がときめく空間作りを総合的にサポートしていけるような会社になりたい」と語ってくれた。
時代とともに変わり続ける人々のニーズ。株式会社野口は、その変化に柔軟に対応しながら、新たな挑戦を続けていく。