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伝統を繋ぎながら、進化していく

佐藤建設株式会社 / 建設重機オペレーター

インタビュー記事

更新日 : 2024年04月17日

佐藤建設株式会社 事業概要

土木工事や建築工事を中心に、土質・地盤改良に関する事業も営む総合建設会社。 1973年に創立し、2023年に50年目を迎える歴史ある企業。特徴的な事業は土質改良に関する事業で、一朝一夜では取得できない特有の技術を保持し、地盤・土質改良と言えば佐藤建設、となっている。「地域に必要とされ・顧客に喜んでいただける企業」を目指し50年歩み続け出来た佐藤建設は、さらに成長していくために“新規事業”によるポートフォリオの充実と、“組織進化”による従業員にとって魅力ある職場創りを模索している、まさに第二創業期ともいえる進化を目論む建設会社である。


地域から必要とされる企業へ

私たちはとにかく「地域から支えられている」と考えています。だからこそ地域から必要とされ、顧客に喜ばれる企業になりたいと思っています。佐藤建設だから仕事をお願いしたい、いつもそう言っていただけるように努力しています。また、通常の業務以外でも、地域に支えられている企業として恩返しをしたいと思い、数年前からサクラマスの稚魚を近隣小学校の皆さんと一緒に放流する慈善事業も行っています。放流するのは約5000匹ですが戻ってくるのはわずか1~2匹。1%に満たない数字ですが、わずかな確率のために取り組むのは、私たちの仕事も同じだと思っています。普段の日常を過ごす時には想像できないような、台風や地震のような災害がいつやってくるかわかりません。そんな時に備えて日ごろの仕事に向き合い、また災害時にはいち早く出動して地域住民の安全を守ることも私たちの大事な使命だからです。


庄内で唯一の土質再生・土地改良・地盤改良事業

当社の事業の核は道路や河川整備などの公共事業による土木・建築工事を主にしていますが、最も特徴的な強みはと言うと「土質改良・地盤改良に関する事業」です。
2000年頃より、土木工事等で排出される発生土を捨てる場所が限られてくるようになり、この問題は社会的にクローズアップされるようになりました。
当社はこの頃より建設発生土の再利用に着目し、20年以上挑戦してきました。結果として、当社独自の技術が確立されこの庄内地域では唯一無二の他社が簡単に模倣することが出来ない重要な強みとなっています。お陰様で庄内地域をはじめとして、近郊の地域で建設発生土の土質改良工事があれば、そのほぼ全てで当社へお声がけがかかるようにまでなっています。


従業員が働きたくなる環境創りに向き合う

従業員が取得したい資格や免許等があれば積極的に受験していただき、会社でも費用補助を出しながら各人のスキルアップを支援する環境を構築しています。キャリアアップ観点では年間の目標や、5年後/10年後のありたい姿を立ててもらい、定期的に面談を実施しそれらを実現するために会社としてもバックアップをしています。
また、会社による退職金の積み立て、任意ではあるが個人の積み立て、年に4回の業務外のコミュニケーションの場の設定、2年に1回は社員旅行(2023年4月には沖縄に行きました)を実施し、共に働く仲間同士が交流する機会も創っています。会社で働く時間は人生の中でも最も多い割合の一つですので、当社で働きながら個人の夢をもってもらい、その夢の実現のために当社で働きたいと思ってもらえるような企業になりたいと考えています。


第二創業期へ

 今の世の中の変化のスピードを鑑みるに、現状維持だけでは将来先細りすることは目に見えています。地域から支えられている当社においても例外ではないため、事業においては新規事業を立ち上げ、事業ポートフォリオを充実したく思っています。
すでに取り組み始めている風力発電事業もまさにその一環です。今後様々な自然エネルギーが重要視されていくと考えており、当社にとっても新しい領域ですが積極的に関わり、地域社会にとって必要不可欠なサービスへと繋げていく考えです。
また働く環境創りもより進化していきたく思っています。従業員の皆さんが自発的に、より能動的に、そしてより楽しくやりがいをもって活動できるような仕組みや制度創りに挑戦したいと考えています。今ある制度や仕組みに満足せず、当社で働くことで人間性を磨く場になり、やりがいを感じられる組織へと成長していきたいと思います。そして、経営陣の中では、これらについてしっかりと取り組む意思を共有しています。当社で働きたい、働き続けたい、と思っていただける会社創りへ、まさに第二創業期のつもりで大きく進化をしていくことが、当社がこれから取り組みたいことです。