ゆざ食彩工房の創業背景
ゆざ食彩工房は、創業当時から高齢者向けのソフト食の提供、給食業務を受託するなど多岐にわたって事業を展開し、成長を遂げてきた。ゆざ食彩工房という名前は、鶴岡の企業が遊佐で新たに事業展開していくにあたり、遊佐町に根を下ろし事業を展開していくという意思表示でもあり、元々鮭マス加工場あったこの場所で既に15年以上事業を続けている。
食材本来の味を届ける
ゆざ食彩工房では、高齢者介護施設むけの食材を加工して提供している。その代表的な手法が「ミクロカット」。なぜこのミクロカットを取り入れたのかというと、これまでの高齢者介護施設向けの食材のほとんどがペースト状にされたもの。それでは、食材本来の食感もなければ風味も失われてしまう。それは「食べる喜び」を無くしてしまうといいうこと。それを解決するために取り入れているのが、ミクロカットであり、これはペーストするのではなくカットするため、食材本来の美味しさを保ったまま提供することができるのが特徴である。この手法を用いて一人でも多くの方に食事を楽しんでもらいたい。
オリジナル商品開発
ゆざ食彩工房は食品加工において自社での商品開発にも取り組んでいる。その中でも代表的なのが、ドレッシング。実は意外と知られていないのが、この遊佐町はパプリカの生産者数が日本一。そこでパプリカを使ったドレッシングを独自で開発。その他にも遊佐の地元の仲間で開発した遊佐カレーなど、様々な開発に着手しており、今後も積極的に開発に努める。
その他野菜の生産の過程ででた市場には出せないような規格外食材を加工することに再度価値を生み出すなど、地元の食材を使った取り組みも多い。