1975年(昭和50年)に株式会社庄内クリーンサービスとしてビルメンテナンス業を開始。1980年(昭和55年)に商号を現在のクリーンサービス株式会社に変更した。クリーンサービス株式会社の主な事業はビルメンテナンス。官公庁の施設を中心にテナントビル、病院、福祉施設、オフィスなどあらゆる建物施設の環境維持、改善、向上をサポートしている。クリーンサービス株式会社の強みは、それに加えタイコー警備保障株式会社、山形エンジニアーズ株式会社、株式会社リサイクルセンター、酒田エフエム放送株式会社という関連会社を持ち、セキュリティ事業、消防防災事業から設備保守点検事業、リサイクル事業、施設運営事業まで、幅広い領域を網羅しトータルで事業展開をしていること。建物という“点”から地域という“面”にフィールドを広げることにより、そこに住む人たちの快適生活にも貢献している。
2018年11月からは、B to Cの新事業としてコインランドリー事業を展開。カフェスペースや親子の触れ合いスペースを設け、新しい生活スタイルの提案をしている。またそのほかにも、山形県金峰少年自然の家、海浜自然の家の指定管理者として「庄内アソビバプロジェクト」を立ち上げ、また消滅型生ごみ処理機や空間除菌脱臭機の正規販売代理店として、ビルメンテナンスにクリーンでエコなスタイルを取り入れる提案営業にも力を入れている。ビルメンテナンスという強みを活かしながら、街づくりにも貢献している会社だ。
“もうひとつのユーティリティ(家事室)”をコンセプトに、カフェスペースやライブラリーコーナー、親子の触れ合いの場“ぱぱままルーム”を設けるなどさまざまな要素を取り入れたコインランドリー。既存の領域だが、時代の変化に伴う生活スタイルの変化に対応するため、家事の効率化やくつろぎや交流の空間を提供することで、新しい生活の形としての提案を兼ねたコインランドリーとなっている。B to Cで直接人々の生活をクリエイトする事業なのだ。工藤は「無事にスタートできた」というが、利用者の評判も上々で、新規出店も視野に入れている。
クリーンサービスの目指すところは、建物や施設の利用者や地域に暮らす人々の生活環境をより豊かにすること。ビルメンテナンスという事業は主にB to Bの事業で、直接利用者にサービスを提供するものではないかもしれない。しかし、利用者のことを考えるからこそ、その仕事のひとつひとつは人々の生活に密接に関わり、街そのものを形作るものなのだ。