今回、代表取締役社長の中里嘉孝さんと、営業部の寺本壱成さんのお二人にお話を伺った。
お客様からの「ありがとう」が仕事のやりがい
呉市出身の寺本さんは、大学卒業後、海や山があり魅力のある地元・呉で就職したいという強い思いがあり、実家が工場を営んでいたことから、なじみ深い雰囲気の職場に安心感を持ち、2022年呉精器工業に入社した。現在は営業職を担当し、既存のお取引先へのルート営業や、見積書等の書類作成、艦艇や船舶で使用されるモータや電子機器の修理・メンテナンスのご提案、修理品の運搬等を担当している。
「お客様のご要望に応えるため、入社して半年間は現場で技術職を教えていただきました。船舶のモータや電子機器の修理といっても、形や修理箇所は様々で同じものはありません。大変さと技術力に改めて感銘を受けました。その後、営業職につき先輩についてまわっていきながら1つひとつ勉強していくことができたので、今では安心して一人でもお客様のところに行くことができます。10代~20代の社員が多いので、コミュニケーションも活発で、皆さん尊敬できる先輩方です。私が担当しているお客様は主に機械(電動機等)の修理依頼が多く、その引取、見積書等の書類作成及び納品を行っています。その中で問題なく作業が終わり、無事納品したときお客様からありがとうという言葉をいただくたびに、仕事のやりがいを感じています。今後は担当するお客様と仲を深め、ご相談や注文をしやすい関係性を作っていきたいです。」
何処にもマネの出来ることのない技術を提供し続ける
防衛省規格NDSに準じた高い技術力で艦艇のメンテナンスを行っている。3年間の教育カリキュラムOJTを通して先輩が新人をしっかりと支えながら、知識・技術を入社後に習得していけるようにしている。国防の支えとなるメンテナンスサービスを続けるという社会的責任を全うするため、従業員には第一種電気工事士等国家資格の取得を積極的に推奨し、会社からは講習会参加費や、交通費の援助などの支援を受けられるように環境を整えている。資格取得に応じて手当の支給もあるので、スキルアップ+収入アップも目指せる。
若手を中心にコミュニケーションも活発
社員23名という少数精鋭の職場で、20代の若手が中心となって活躍している。若手の同世代が多いことで、社内の意思疎通もはかりやすく、コミュニケーションも活発だ。さらに、バーベキュー等の社内イベントを定期的に開催。勤務を早めに切り上げ平日の日中に行うことで、ワークライフバランスをとりやすくしており、中にはスパイスカレー作りが得意な社員もいて、皆その日を楽しみに仕事の調整を行い、仕事のメリハリのほか社員同士の仲を深める恒例行事となっている。
社員ひとりひとりの事情に応じ多様な働き方を選択でき、さらに仕事と子育ての両立や地域における子育て等の支援に努めている呉精器工業株式会社。より良い将来の展望を持てる会社を目指し、2019年4月には「広島県仕事と家庭の両立支援企業」に登録、また2019年9月には「広島県働き方改革実践企業」に認定された。社員の働きやすさを実践する企業努力とアットホームな雰囲気やコミュニケーションの取りやすさが、和気あいあいとした職場を生み出し、離職率の低さにつながっている。
呉市など地域の発展のために
呉に事務所・工場を置き、ほぼ呉市内の従業員で構成されている呉精器工業株式会社では、呉や広島のためになる地域の交流イベント、文化的イベント等にも積極的に協賛し(音戸清盛祭、呉港高等学校ブラスバンド部の定期演奏会、呉少年合唱団育成会、因島花火大会、みんなの夢・アイディアコンテスト等)、地域の発展に寄与している。
国防を支えるお仕事をしてみませんか
艦艇のメンテナンスという独自の技術ではありますが、何処にもマネの出来ることのない技術を習得することが出来ます。高い技術力と、呉という地域性を活かし、将来にわたって必要とされる会社を目指しています。今後もプロフェッショナルな技術者の育成を目指し、マーケットに必要とされる人材を育成していき、失敗を恐れずイノベーションを生み出し、成長を遂げることで業界や社会に貢献します。国防を支えるというやりがいがあります。海上自衛隊が好きな方、船が好きな方、一緒に働きませんか。