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都市と人を、技術で、繋ぐ会社

コトブキ技研工業株式会社 / 破砕機、粉砕機のエンジニア(機械設計)

インタビュー記事

更新日 : 2023年04月03日

都市と人を、技術で、繋ぐ会社

河川や海の天然砂採取禁止による資源枯渇問題を解消するため高品質な人工砂の生産を可能とする機械や、増え続けるコンクリートの廃材から砂や石を取り出して再度コンクリートの材料として使用を可能とする機械など、地球環境に配慮し、持続可能な社会の実現に向けた製品を提供しているコトブキ技研工業で、総務として働く奥村憲紀さんにお話を聞いた。

コトブキ技研工業株式会社 事業概要

昭和10年に呉市阿賀町で母体となる「奥原工作所」を創業し、昭和54年に「コトブキ技研工業株式会社」を設立。産業機械事業部門では、天然砂に匹敵する高品質な人工砂を製造する「V7乾式製砂システム」、廃コンクリートの再利用を可能とする再生骨材製造システム「Resco(リスコ)」などを開発。株式会社石井粉砕機械製作所の株式を取得し、ローラーミルの販売を開始するなど砕石・粉砕業界を中心に事業を行う。

建材・建機事業部門では、建物の基礎部材である柱脚「ジャストベース」が(財)日本建築センターの評定を取得、トンネル工事で活躍するズリ積込機「シャフローダー」をレンタル販売するなど建築・建設業界でも活躍している。

令和元年には広島県呉市に新社屋が完成し、更なる飛躍が期待される。

 

高品質再生骨材製造システム「Resco(リスコ)」

 

V7乾式製砂システム

 

コンクリートの脱炭素技術開発プロジェクトに参画

カーボンニュートラル社会の実現を目指し、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が支援するグリーンイノベーション基金事業「CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発」のもと、全国55の企業・大学・研究機関がコンソーシアム「CUCO(クーコ)」を結成し、コトブキ技研工業も参画。2030年までを目標に革新的カーボンネガティブコンクリートに係る研究開発を進めていく。資源もCO₂も循環できれば将来的にはCO₂排出ゼロ以下のマイナスにできる「カーボンネガティブ」も夢ではないと考える。

 

福利厚生がしっかりし、働きやすい職場

100人程度の従業員数だからこそ生まれる風通しの良さが強みで、新入社員から役員まで、すべての人と話しやすい環境があり、居心地の良さを感じることができる。また、人を大切にする文化があり、資格取得支援制度、子育て支援制度や匿名で社員全員にアンケートを取る業務改善提案を実施するなど、福利厚生を充実させて社員が働きやすい職場環境整備を行っている。社内イベントや折々に食事券を配布したり、クリスマスケーキ・恵方巻といった季節商品をプレゼントしたりと前向きに働ける職場づくりにも力を入れている。5年ほど前に比べて残業時間は半分以下、有給取得率は7割まで達し、ワークライフバランスの実現を図っている。

 

 

自身が感じた会社の魅力を、入社される方に感じてもらいたい

入社して今年で9年になる総務の奥村憲紀さん。入社したキッカケは職業安定所主催の合同企業説明会に参加し、管理部門の求人募集をしていたコトブキ技研工業に興味を持って話を聞いたところ、担当者の温かな対応に親しみを感じ、より一層興味を持ったことで入社を決意。入社当時は事業部の管理を主に担当。現在は総務として、庶務関係、社内イベントの企画・運営、採用活動などに携わっている。今後は労務系の業務にも携われるオールマイティな人間になれるよう勉学に励んでいる。

 

入社してより魅力に感じたことは?

「弊社に入社されるほとんどの方が業界未経験で、初めてのことばかりだからこそ自分の中で見えていなかった一面に気付けることができ、自身のスキルや人間性を更に高められます。それを会社で活かしながら会社と共に成長できることに魅力を感じます。また、社員も100名程度と多くはなので早い時期から中堅の方とも同じ目線で仕事ができ、ステップアップが早いのも魅力です。部署異動も少なく専門性を高めることもできて安心して働ける職場です。」と奥村さん。

 

地域活動にも貢献し、活性化を図る

持続可能な社会の実現に向けた製品の提供だけでなく、平成29年に一般社団法人「街のフタ協会」のプロジェクトに協力し、戦艦大和のデザインマンホールを寄付したり、令和3年からはスペシャルオリンピックスのスポンサーとして支援をし、団体・アスリートの活動応援をしたりと、地域貢献にも積極的に取り組んでいる。