呉の人は、誰よりも呉愛がすごい人が多い
地元を愛するということは、自分を愛すること。呉の人は、本当に呉愛がすごいなと感じることが多い。『月刊くれえばん』のことも愛してくれる人が本当に多い。だからこそ、タウ ン誌として、できることは何かと常に考えているという。町や、町の人のその時その一瞬を刻んでいくためのものであったり、この先の呉を見据えたものであったり、10年後も50年後も100年後も残り続ける、呉市の文化のひとつと言える。
チャレンジするということは自分自身への成長に繋がる
入社まもない編集スタッフの成定憲輝さん。編集の仕事を志したいと思い立ったのは、ある出来事があったからという。「前職は酒屋さんで約6年間在籍させていただきました。一緒に働く周りの人たちはとても良い方ばかりで、居心地はよかったですし、そのまま続けることもできたと思います。しかし、体力勝負の職業で、この仕事は年齢を重ねるごとに難しくなってくるのではないか、さらに自分自身への成長にも疑問を抱くようになりました」。20 代を過ぎ、半ばを迎える自分へ、考え方や価値観といった中身の部分をもっと磨いていきたいと強く思うようになり、休みの日や空いた時間を利用して、これまでやったことのないことを始めようと、小説からビジネス書まで様々なジャンルの書籍をSNSを活用して、PRするようになったという成定さん。そこから、同じのような境遇の人と繋がり、オンラインで話をするようになったことをきっかけに、もっと広い世界をみたい、人に何かを伝えていく仕事をしたいと思うようになったという。
思い立ったら吉日。くれえばんの求人を発見。
「自分は、二の足を踏みやすいタイプだったので、覚悟を決めたら、すぐにでも行動にうつそうと決意していました。そんなときに、くれえばんのリクルート情報を発見して、やってみたい!と思い、すぐに応募していましたね。地元の呉市で呉の人のための情報を発信するくれえばんがあるということは、以前から知っていましたし、伝えていくという仕事にはぴったりだと思いました」。その後、就職が決まったときは、心から嬉しかったという。「まったくの未経験なので、不安要素しかなかったです。でも面接時に熱意をしっかり伝えたこともあり、それが形になって本当によかったです」。
刺激的な日々で、世界が一変した
知ることが好きだという成定さん。情報が命のタウン誌の現場は、毎日きらきらしていて、 とても刺激的。さらに楽しいという成定さん。「もちろん、校了前は戦争のようで、殺伐としています(笑)。でも、呉のお店や人、場所、歴史など本当にいろんなことが知れるの で、自分が求めていたものここにあるというか。取材は、その人の想いを聞いて、こんな考え方があるんだなと新たな発見があったり、カメラ撮影や、文章を書くということは、本当に難しいことだけど、日々学びがあり、自分で考えてやってみるということが、新鮮でとにかく楽しくやっています。編集長をはじめ、編集チームのみんなはとっても温かくて、和気藹々とした雰囲気もすごく良いなと思っています」。
呉の人の力になれるように仕掛け人になりたい
「まだまだ未熟ですが、僕自身、呉の人の力になれるような仕掛け人になっていきたいと思っています。これまで、僕に関わってきてくれた人たちへの恩返しも含めて、この仕事であればできると思っているので、何かの形で返していきたいと考えています。紙媒体は衰退していく一方ですが、くれえばんというブランドは、呉の中で確実に確立していると思うので、くれえばんを冠にした、大きなイベントやお祭りを実施できたらな〜なんて思っています。くれえばんには、強き呉のスポンサー企業さんもいるので、スポンサー企業さんと一緒に、呉を盛り上げるような仕掛けを打ち出していけたらといいななんて。そういったことを思えるようになったのも、くれえばんの編集に携わるようになってからですね。これからも、もっといろんなことにチャレンジをして、人としても成長したいです」。