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「伝わる」「つながる」仕組みで地域はもっと楽しくなる!

株式会社SAメディアラボ / 月刊くれえばん タウン誌の編集・制作・営業

インタビュー記事

更新日 : 2024年07月01日

広島県呉市において、タウン誌「月刊くれえばん」を発行している株式会社 SAメディアラボ。創刊から30年以上を迎え、呉市の人に愛され続けている「月刊くれえばん」の編集者さんにお話しを伺った。

 

株式会社SAメディアラボ 事業概要

自社メディア『月刊くれえばん』の制作運営をはじめ、テレビやラジオなどのメディアプランニング、各種イベントや、展示会などのセールプロモーション、ホームページ制作、WEB広告のプランニングや手配など各種媒体の取り扱いと提案を行う広告会社。呉という地域で 「伝わる」「つながる」を軸とした仕組み作り会社として人・町・企業をつなぐ橋渡しを行う。広報誌・会報誌の作り方、ニュースリリースの書き方、POPの作り方などワークショップを盛り込んだセミナーも開催。社内に在籍するライター、カメラマンのユニークセリングポイントを活かしたパンフレットや社内報制作なども好評。

 

 

『月刊くれえばん』について

1987年4月創刊の『月刊くれえばん』は、広島県呉市で唯一のタウン誌。2019年3月に株式会 社SAメディアラボが事業承継し、広告会社の一部門として再スタート。新編集長の下、2019年6月号に誌面全面リニューアル。2020年7月号で創刊400号を迎えた。月刊誌になる前は、 まちの雑誌『くれえ版』として、1984年2月にスタート。「時間をおいて(何年か経って)、また読んでも面白い」そう言われ続ける『月刊くれえばん』を作り続けている。来月以降のほんの先の未来のこと、〝こんなことがありました〟という町の歴史を残すこと、地域住民同士のコミュニケーションの役に立つこと、そして何より人・町・企業をつなぐトライアングルメディアとして〝町の循環〟を念頭において編集している。また、広島県呉市に住む呉市で働く方に向けた、呉市をもっと楽しむためのタウンライフマガジンとして、呉市民に愛され続けている。

呉の人は、誰よりも呉愛がすごい人が多い

地元を愛するということは、自分を愛すること。呉の人は、本当に呉愛がすごいなと感じることが多い。『月刊くれえばん』のことも愛してくれる人が本当に多い。だからこそ、タウ ン誌として、できることは何かと常に考えているという。町や、町の人のその時その一瞬を刻んでいくためのものであったり、この先の呉を見据えたものであったり、10年後も50年後も100年後も残り続ける、呉市の文化のひとつと言える。

 

チャレンジするということは自分自身への成長に繋がる

入社まもない編集スタッフの成定憲輝さん。編集の仕事を志したいと思い立ったのは、ある出来事があったからという。「前職は酒屋さんで約6年間在籍させていただきました。一緒に働く周りの人たちはとても良い方ばかりで、居心地はよかったですし、そのまま続けることもできたと思います。しかし、体力勝負の職業で、この仕事は年齢を重ねるごとに難しくなってくるのではないか、さらに自分自身への成長にも疑問を抱くようになりました」。20 代を過ぎ、半ばを迎える自分へ、考え方や価値観といった中身の部分をもっと磨いていきたいと強く思うようになり、休みの日や空いた時間を利用して、これまでやったことのないことを始めようと、小説からビジネス書まで様々なジャンルの書籍をSNSを活用して、PRするようになったという成定さん。そこから、同じのような境遇の人と繋がり、オンラインで話をするようになったことをきっかけに、もっと広い世界をみたい、人に何かを伝えていく仕事をしたいと思うようになったという。

 

思い立ったら吉日。くれえばんの求人を発見。

「自分は、二の足を踏みやすいタイプだったので、覚悟を決めたら、すぐにでも行動にうつそうと決意していました。そんなときに、くれえばんのリクルート情報を発見して、やってみたい!と思い、すぐに応募していましたね。地元の呉市で呉の人のための情報を発信するくれえばんがあるということは、以前から知っていましたし、伝えていくという仕事にはぴったりだと思いました」。その後、就職が決まったときは、心から嬉しかったという。「まったくの未経験なので、不安要素しかなかったです。でも面接時に熱意をしっかり伝えたこともあり、それが形になって本当によかったです」。

 

 

刺激的な日々で、世界が一変した

知ることが好きだという成定さん。情報が命のタウン誌の現場は、毎日きらきらしていて、 とても刺激的。さらに楽しいという成定さん。「もちろん、校了前は戦争のようで、殺伐としています(笑)。でも、呉のお店や人、場所、歴史など本当にいろんなことが知れるの で、自分が求めていたものここにあるというか。取材は、その人の想いを聞いて、こんな考え方があるんだなと新たな発見があったり、カメラ撮影や、文章を書くということは、本当に難しいことだけど、日々学びがあり、自分で考えてやってみるということが、新鮮でとにかく楽しくやっています。編集長をはじめ、編集チームのみんなはとっても温かくて、和気藹々とした雰囲気もすごく良いなと思っています」。

 

呉の人の力になれるように仕掛け人になりたい

「まだまだ未熟ですが、僕自身、呉の人の力になれるような仕掛け人になっていきたいと思っています。これまで、僕に関わってきてくれた人たちへの恩返しも含めて、この仕事であればできると思っているので、何かの形で返していきたいと考えています。紙媒体は衰退していく一方ですが、くれえばんというブランドは、呉の中で確実に確立していると思うので、くれえばんを冠にした、大きなイベントやお祭りを実施できたらな〜なんて思っています。くれえばんには、強き呉のスポンサー企業さんもいるので、スポンサー企業さんと一緒に、呉を盛り上げるような仕掛けを打ち出していけたらといいななんて。そういったことを思えるようになったのも、くれえばんの編集に携わるようになってからですね。これからも、もっといろんなことにチャレンジをして、人としても成長したいです」。