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その人がその人らしく生きるため、私たちにできることがあります

社会福祉法人 白寿会 / 看護師

インタビュー記事

更新日 : 2022年07月27日

社会福祉法人 白寿会は、特別養護老人ホーム4施設と、介護老人保険施設4施設、デイサービス2施設を呉市と東広島市に開設し、運営している。そこで、その人がその人らしく生きるために主体性を尊重し、自己実現への援助とサポートを行っている阿賀コスモス園の職員さんにインタビューを伺った。

社会福祉法人 白寿会 事業概要

1983年10月に特別養護老人ホーム コスモス園の開設を皮切りに、現在、特別養護老人ホーム4施設と、介護老人保険施設4施設、デイサービス2施設の10施設を呉市と東広島市に開設し、運営している。『その人がその人らしく生きるため、私たちにできることがあります』を基本理念に掲げ、地域に根ざした老人保険福祉施設として、その人の主体性を尊重し、その人の自己実現への援助を行い、その人がその人らしく輝くために精神的・身体的サポートに重点をおいてサービスを行っている。その人ならではの、生活のこだわりや生活習慣などを理解し、機能低下する以前の生活に近づけ、生活を継続させていく取り組み。そのために、職員の介護技術(コミュニケーション能力など)を高め、各部署との連携を密にし、その人にあったサービスを提供するように努力している。さらに、保健福祉サービスの質の向上のために、職員の研修・育成に力を入れており、OJT研修や初任者研修、スキルアップ研修、国家資格取得のための「介護職員実務者研修」の自社開催や受験費用などの助成制度を実施している。

地域とともにある白寿会

21世紀の超高齢化社会に備える新しい制度のもとに、呉市中心部や、音戸町、東広島市安芸津町、黒瀬町で施設を配置し、地域と手と取り合いながら、利用されている方々と共にファミリーとして歩んでいる。呉市焼山北にある「特別養護老人ホーム コスモス園」は昭和58年の開設以来、地域に密着したサービスが提供できるよう、信頼と実績を積み重ねてきた。また、併設された「老人保健施設 コスモス園」では、緑あふれる心地よい環境で、心身ともにリラックスできる好環境が特徴。東広島市安芸津町にある「特別養護老人ホーム あきまろ園」と「老人保健施設 あきまろ園」は、安芸津町の街並みと瀬戸内海が一望できる絶好のロケーションを有する小高い丘の上にあり、施設では細やかなサービスを提供。呉市音戸町にある「特別養護老人ホーム あかさき園」は、風光明媚な瀬戸内国立公園の中にあり、漁船の行き交う光景を眺めることができ、開放的でリラックスして過ごすことができる。呉市天応にある「通所介護事業所 コスモス園 天応デイサービスセンター」では、単独在宅サービス事業所として、地域の人に安心して自立した在宅生活を送っていただけるよう側面的支援をしている。東広島市黒瀬町にある「通所介護事業所 デイサービスセンター黒瀬コスモス園」は、広大な緑に囲まれた自然との触れ合いが体験できるアウトドア的な施設で、真心こもったサービスを提供。呉市中心部にある「介護老人保健施設 呉中央コスモス園」では在宅復帰を目的とした予防も含めた生活機能の維持と向上を目指し、総合的な援助を行う。呉市本通りにある「特別養護老人ホーム 呉本通コスモス園」は、すべての方々へ心地よい対応が当たり前にできることをモットーに、こころとカラダが元気になれるようにサポートしている。呉市阿賀にある「介護老人保健施設 阿賀コスモス園」では、個々の生活レベルに応じた個別ケアを実施し、在宅復帰を目指したサービスをしている。

高校で身に付けたスキルを現場で生かすために

入社から、4年目を迎える宮﨑朱音さん。高校時代に福祉科を選考し、さまざまな施設で体験実習を経験。在学中にホームペルパーの資格を取得した。卒業後は、高校で身に付けたスキルを現場でしっかりと生かしていけたらと、社会福祉法人 白寿会に就職。介護老人保健施設 阿賀コスモス園に赴任した。「高校で実習をしてきたこともあり、すんなりと仕事が板につきました。技術うんぬんというより、利用者さんや、外部の方と関わることによって、人見知りだった自分が、今では誰とでもコミュニケーションを取れるようになり、人としても成長したなと実感しています。日々、いろんなことが起きて、入社したてのころは何もかも刺激的でしたね。在宅復帰のために利用者さんをしっかりサポートしていく上で、その人となりを知り、他人とは思えないというか、一人ひとりとしっかり向き合っていっています」。

 

産休・育休を取得。充実した待遇制度。

宮﨑さんは、現在1児のママでもある。20歳で結婚し、出産を経験。2022年4月に復帰した。現在は育児と仕事を両立しながら奮闘している。「妊娠時期につわりがとてもひどく、そんな時も身体のことを考えて、1〜2ヶ月傷病手当を使って、お休みをいただき、また育休も1年半もの間、取らせていただきました。しっかりと子どもと向き合える時間をくださり本当に感謝ばかりです。現在も、時短勤務を推奨させてもらい、仕事と育児が両立できるように、一緒に働く人たちも気にかけてくださいます。同じ子育てママの先輩方も多く、いろいろ相談にものってくださります。本当にこことご縁があり、感謝の気持ちでいっぱいですね。働く側として、福利厚生の充実や休日の充実、介護はきついというイメージがありますが、全然それを感じさせないことも、続けていける理由のひとつですね」。

 

国家資格取得に向けて全面バックアップ。

現在、国家資格である介護福祉士の資格取得に挑戦している宮﨑さん。「研修の交通費や、参考本の費用、受験費用と、すべて会社がバックアップしてくれているんです。だからこそ自分のステップアップのためにも、しっかり全力でやり切ろうと思っています。改めて、一人ひとりの生活や暮らしに合わせた手厚いサポートがある会社だからこそ、仕事にも精が出るんだと感じています。資格取得に向けて、頑張ります」。