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広島と共に歩み続けて102周年。

株式会社 大之木ダイモ / リフォーム施工管理者

インタビュー記事

更新日 : 2023年05月01日

広島と共に歩み続けて102周年。

株式会社 大之木ダイモ 事業概要

木材加工及び販売

合板・各種新建材販売

住宅機器販売

木製部品加工

木造住宅建築及び増改築請負

住宅・ビルのインテリア施工請負

船舶内装造作工事

海上自衛隊及び旧海軍グッズ販売

保険代理店(損保・生保)

広島市、呉市を中心に、新築・リノベーション・リフォームといった住宅事業をはじめ、暮らしをサポートする事業を展開している。地域の気候風土に応じながら、そこに暮らす人々の、快適で心地よい暮らしに寄り添うものづくりを行う2人の社員の方にお話しを伺った。

 

1920(大正9)年に木材販売業で創業し、2020年に100周年を迎えた。企業として存続し続けることとともに、呉市を全国へ、世界へと発信する一翼を担いたいと考えている。創業から一貫して木にかかわる事業を展開してきたが、未来に向けた活路も見つけていくために自らの限界を取り払い、変化することに柔軟に、未来に向けて積極的にチャレンジを続けている。住宅・リフォーム事業部では、健康で快適な暮らしをサポートし、お客様それぞれの暮らしにあった家づくりのご提案。船舶内装事業部ではタンカーなどの大型船の船室の内装工事の設計・施工を行っている。同部署の安芸津工場では、木製品や舶用家具の製造。大之木ダイモの発祥部門である木材事業部のほか、ホームセンターTAKを運営するTAK事業部、澎湃館事業部、管理事業部の6つの事業部が存在している。

また講義や、演習などを取り入れた新入社員研修の充実や、配属から1年程OJT期間として、各配属先職場での実務を経験しながら、知識や技術を身につけることができる。さらに、キャリア形成や成長を支援するため、必要に応じた教育・研修を実施している。

 

 

大之木ダイモの始まりは実は船乗り。

初代 大之木小太郎さんは20歳で船頭になり、24歳で独立。しかし、明治時代になると軍港である呉市には多くの水夫と呉海軍工廠工員がいたため、湯屋業に進出。その後、大正九年に、回船業と湯屋業を手放し、現在の大之木ダイモの前身なる「大之木材木店」を創業。後に、経済統括や初代小太郎の逝去を経て、俊雄(2代目小太郎)、次男 隆男、三男 一雄、兵役に就いていた四男 幸男、五男 英雄が帰還し、五人兄弟は再会を果たす。

ここから木材業の再開と建築業の拡大を目指し、大之木グループの基盤を造り上げていった。大之木ダイモは昭和46年に大之木木材とダイモ工芸の合併により誕生。その後、住宅建設から日曜大工ストア「TAK」などを展開。一方、大之木建設は土木・公共建設物、高層ビル建設など技術力の向上を図り、現在に至る。次の100年に向けて「変わらない大之木」と「変わっていく大之木」を選別し新生大之木の土台造りを行っている。

 

 

 

 

大之木グループのルーツと未来を担う責任

木材事業部・住宅事業部リフォーム部兼務 部長 工務担当の山口孝則さんは、山口さんの祖父が建設業を営んでいたことから、家族ぐるみで大之木グループとつながりがあったそうだ。「最初に配属されたのは、同グループのルーツともいえる木材事業部です。その後、内装工事の仕事も経験しました。現在は住宅事業部でリフォーム工事の現場管理をしながら、木材事業部の売り上げや利益の管理もしています。木材事業部とリフォーム部を兼部しているので、工事で必要な材料の調達がスムーズにできるといったメリットがあります。」また、スタッフの育成も重要な仕事ですと話す山口さん。

「管理者として、スタッフが任された仕事を一人で完了できるように育てることも私の重要な任務です。質問の答えを出すことは簡単ですが、あえてまずは自分で考えて行動してみてほしいと考えています。私もそうですが、先輩に失敗と成功を見守ってもらいながら、任せてもらえる仕事を広げていきました。前向きなチャレンジは、たとえ失敗しても成長の糧になります。若いうちに積極的に失敗して、社員として、一人の人間として、堂々と仕事をする人間に育ってほしいです。」

 


お客様の夢をチームで実現、達成感が原動力に

リフォームの仕事は今あるものをお客様の要望にとりいれながら変えていく難しい仕事。経験と高度な技術が求められる分野だからこそ、仕事を成功させるには、お客様とコミュニケーションをとって信頼関係を築くことが重要になる。「要望をしっかり理解し、それを協力業者さんに的確に伝え、滞りなく工事を完了できたときの達成感はとても大きいですね。これまで、どのお客様に対しても真剣勝負で臨んできました。その経験は私の自信になっています」と山口さん。

「これまでの経験を生かして、コンスタントに利益を生み出していける体制を整えたいと考えています。それが持続可能な会社へとつながると思います。」

 

自身の成長が会社の強みになる

中学生の頃に、子供が父親にどんな仕事をしているかを聞き、地図に残る仕事をしていると答える、ある建築会社のCMを見て、建設関係の仕事に就きたいと思い、この業界に飛び込んだという原井信幸さんは、住宅事業部リフォーム部の営業次長として活躍している。

「地図に残る仕事に今こうして携わっているなかで、リフォーム工務や新築営業、リフォーム営業を担当してきました。お客様にご納得いただいた提案で契約をいただき、仕上がりに満足してもらい、そのうえで相応の対価を得るということがわたしのなかで仕事のやりがいに繋がっています」。

 

経験や知識をフル稼働、提案力がカギ

「家というものは人生なかでも大きな買い物。そのため、お客様との信頼関係を築くことを大切にしています。知識と技術を基にした提案力が必要にとなってくるため、日頃から様々なことに興味を持って学ぶようにしています。建築業界もどんどん新しいものが入ってきているので、トレンドのキャッチなども仕事のうちですね。それをいかにお客様に伝え、満足してもらえるかが肝になります」。

 

大之木ダイモの魅力について

原井さん「長年の歴史が培ってきた、大之木ダイモブランドともいえる、堅実さです。また、事業内容が多部門であるため、様々な知識や技術力が集結しているのも、自社の強みですね」。

山口さん「弊社では木材事業、住宅事業、リフォーム事業、船舶内装事業などさまざまな事業を行っているので仕事の選択肢が多く、活躍できる可能性もたくさんあります。会社の雰囲気は話しやすくて和やかです。課題に対して、部署の垣根を超えて知識やノウハウを共有し、一緒に解決へと向かえます。前向きで優しい人ばかりです。ぜひ、私たちと一緒にチャレンジしましょう」。