昭和元年、初代新山三郎さんが呉海軍工廠勤務中の下宿先が自転車屋だったことがきっかけで海岸通りに開業。これが(有)niiyamaの始まりとなる。当時は海岸、三条通り界隈だけでも10店以上の自転車屋があり呉市民の生活の足として支えていた。後、２代目の元王さんが軽四輪車とオートバイの販売を開始、現在３代目の耕司さんもオートバイメインの店を考えていたがモトクロスレース中の大怪我からリハビリで始めた自転車トライアル競技に熱中、全日本大会で５度の優勝も経験し、自転車の「楽しさ」を再発見。トライアル、サイクリングなども主催し自転車販売も注力する。「大切なことはお客様の要求に応えること。様々な種類が増え、新しい技術も必要、まさに日々勉強です。お客様に喜んで頂けて感謝の言葉も頂ける、この仕事を与えてくれた先代には本当に感謝しています」。現在、息子の祐侑大(ゆうだい)さんと奥さんの祐加さんの３人で切り盛りをしている。「接客、技術、全てにおいて父を尊敬しています。目標であり超えたい存在です。今後も技術の継承とお客様に感謝を伝えていけたらと思います」と祐侑大さん。