WORK 山形の仕事 WORK 山形の仕事

建てるを超えて、地域をつくる。

荻野建設株式会社 / 【企画提案営業】不動産×建設で土地活用をリード|営業サポート職

インタビュー記事

更新日 : 2025年05月15日

山形市に拠点を置く荻野建設株式会社は、建物の施工だけでなく、土地探しや事業提案から関わる“まちづくりのパートナー”として、地域の未来を支えてきた。粘り強く信頼を築き、地域に必要とされる建物を形にしていく。その仕事の舞台裏に迫る。

荻野建設株式会社 事業概要

荻野建設株式会社は、山形県山形市を拠点に、公共施設や商業施設、医療・福祉施設などの建築工事を手がける総合建設会社。単なる施工にとどまらず、土地の選定や地権者との交渉、事業者への提案など、地域に必要な建物を実現するための企画段階から関わることが大きな特徴だ。建物を「どう建てるか」だけでなく、「何を、どこに建てるか」から考える、いわばデベロッパー的な視点を持つ営業スタイルが強み。地域の未来を見据えたまちづくりを支える存在として、粘り強く丁寧な仕事で信頼を築いてきた。住宅建築にも対応しており、地域材を使った木造住宅など、地元に根ざした施工も行っている。

山形の土地の未来を考える建設会社

荻野建設株式会社は、山形県山形市を拠点に、建築工事を中心に手がける企業だ。創業は1970年。半世紀以上にわたり、公共施設や医療・福祉施設、商業施設、住宅建築など、多岐にわたるプロジェクトに携わってきました。
しかし、荻野建設の仕事は、単に「建物を建てること」だけではありません。どんな建物が必要か、どこに建てるのが最適かを考え、最初の計画段階から関わることが多々あります。たとえば、ある企業が新たな事業展開を考えている場合、適した土地の選定から始まり、地権者との交渉を進め、事業が成立するまでをサポートしたり、すでに土地を所有している企業や個人に対し、その活用方法を提案し、価値を生み出す建設計画を立てることもあります。
この仕事には、計画力と粘り強さが求められます。地権者との交渉はすぐにまとまるものではなく、何度も話を重ねながら信頼を築いていかなければならず、場合によっては1年以上かけてようやく合意に至ることもあります。そうして土地を活かし、新たな建物を生み出すことで地域の活性化につながっていきます。その成果が形として残ることこそ、荻野建設の仕事の大きな魅力です。


長期的な地権者交渉を経て土地売買を実現し、建設まで手がけた施設


建設業の枠を超え、まちづくりをリードする仕事

荻野建設の営業の仕事は、一般的な「営業」とは少し異なります。単に工事の契約を取るのではなく、土地と事業の可能性を結びつけ、事業を生み出す役割を担っています。
たとえば、あるドラッグストアが新規出店を検討している場合、ただ建物を建てるのではなく、適した候補地を探し、土地所有者と交渉を行っていきます。場合によっては、投資家に事業の魅力を伝え、不動産売買や賃貸のスキームを整えることもあります。結果として、店舗運営者・土地所有者・投資家それぞれの利益が成立する形をつくり、最終的に建設プロジェクトへとつなげていくのです。
こうした仕事には、不動産や建設の知識だけでなく、事業の視点を持った提案力、そして粘り強い交渉力が求められます。すぐに答えが出る仕事ではなく、長い時間をかけて関係を築き、最適な形を導き出していくことが重要になります。


候補地の提案から投資家への働きかけ、建設まで一貫して携わった店舗プロジェクト

求む、新しい力

現在、荻野建設の社員は21名。そのうち、建築や土木の工務担当が10名、営業を担当するのは社長と営業部長の2名という体制になっていて、そのため、新たに加わる営業担当者には大きな役割が期待されています。
求めるのは、自ら仕事を生み出せる人。顧客の要望に応じて土地を探したり、事業の可能性を広げる提案ができる力を求めています。ただし、最初からすべてができる必要はありません。不動産業界や建設業界での経験があれば、それを活かしながら成長していくことができます。宅建などの資格がなくても、実務経験があれば問題ありません。

また、地権者や企業の経営者と長期的な関係を築いていく仕事のため、粘り強く交渉できる力も重要です。話がまとまるまでに時間がかかることも多く、その間も信頼関係を維持しながら、最適な形で事業を進めていくことが求められます。
営業未経験であっても、業界知識があり、学ぶ意欲のある人であれば活躍できる環境があります。


(上)東沢コミュニティセンター
公共施設から商業施設、ときには住宅施設など手広く手掛ける
(下)丸亀製麺天童店

新たな挑戦と未来への展望

荻野建設では、今後さらに事業を拡大するため、新たな挑戦を進めています。営業の強化はもちろん、建設業の枠を超えた事業展開を目指しています。
これまでの営業はリピートや紹介が中心でしたが、現在は新規顧客の開拓に力を入れています。そのために、営業のやり方を見直し、より積極的に企業や地主と関係を築ける体制を整えていく方針です。また、建築計画の立案段階から関わり、顧客にとって最適な土地活用や建築計画を提案する機会を増やしていきます。

荻野建設の仕事は、まちをつくる仕事です。ただ建物を建てるのではなく、その背景にある土地の活用、事業の成り立ち、人々の暮らしを考えながら進めていく仕事です。
営業経験がなくても、不動産や建設の知識があれば活躍できる環境がそこにはあるのです。求められるのは、学ぶ意欲と挑戦する気持ち。そして、長い時間をかけてでも、関係を築き、最適な形を見つけていく粘り強さです。
新しいことに挑戦したい、地域に根ざした仕事をしたい、営業のスキルを磨きたい。そんな思いを持つ人にとって、荻野建設は最適な職場です。まちづくりに関わる仕事に興味がある方、新たなキャリアを築きたい方——荻野建設の扉は、いつでも開かれています。