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献立で地域の健康づくりを支える仕事

株式会社ゆざ食彩工房 / 栄養士

インタビュー記事

更新日 : 2023年12月10日

山形県遊佐町にある食品の加工を主な事業としているゆざ食彩工房は、単純な加工ではなく裏側には生産者の思いが詰まっていました。

株式会社ゆざ食彩工房 事業概要

「ゆざ食彩工房」は、飲食関係者から高齢者まで多岐にわたるソリューションを提供しています。

主要な事業内容には、食品加工、規格外農産物の販売、小ロット加工、試作品製造、レシピ提供からの製造、野菜や果物の下処理、均一なカット代行、規格外農産物の手配代行、ミクロカット製品の提供、不揃い野菜の販売委託、冷凍保存食品の製造、給食業務委託、高齢者向け食材製造があり、これらのサービスを通じて、品質と効率性の向上をサポートし、食品業界における幅広いニーズに応えています。

ゆざ食彩工房の創業背景
ゆざ食彩工房は、創業当時から高齢者向けのソフト食の提供、給食業務を受託するなど多岐にわたって事業を展開し、成長を遂げてきた。ゆざ食彩工房という名前は、鶴岡の企業が遊佐で新たに事業展開していくにあたり、遊佐町に根を下ろし事業を展開していくという意思表示でもあり、元々鮭マス加工場あったこの場所で既に15年以上事業を続けている。

ドレッシング・レトルト食品 製造委託

食材本来の味を届ける

ゆざ食彩工房では、高齢者介護施設むけの食材を加工して提供している。その代表的な手法が「ミクロカット」。なぜこのミクロカットを取り入れたのかというと、これまでの高齢者介護施設向けの食材のほとんどがペースト状にされたもの。それでは、食材本来の食感もなければ風味も失われてしまう。それは「食べる喜び」を無くしてしまうといいうこと。それを解決するために取り入れているのが、ミクロカットであり、これはペーストするのではなくカットするため、食材本来の美味しさを保ったまま提供することができるのが特徴である。この手法を用いて一人でも多くの方に食事を楽しんでもらいたい。

ミクロカットとは?

オリジナル商品開発

ゆざ食彩工房は食品加工において自社での商品開発にも取り組んでいる。その中でも代表的なのが、ドレッシング。実は意外と知られていないのが、この遊佐町はパプリカの生産者数が日本一。そこでパプリカを使ったドレッシングを独自で開発。その他にも遊佐の地元の仲間で開発した遊佐カレーなど、様々な開発に着手しており、今後も積極的に開発に努める。
その他野菜の生産の過程ででた市場には出せないような規格外食材を加工することに再度価値を生み出すなど、地元の食材を使った取り組みも多い。

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