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若手社員が多く活躍!これからの自動車業界を未来に向けて牽引していく企業です。

株式会社サニックス / 営業職  ~地域の物流と安全に貢献します!~

インタビュー記事

更新日 : 2023年11月08日

「株式会社サニックス」は車の整備から車体製作、塗装、販売など、お客様の様々な要望に応える一貫した総合サービスを行っている。二次産業、三次産業の壁を飛び越え新たな価値を創造し未来志向で100年企業を目指している。

 

今回は、「100年企業を目指すためにどんな取り組みを行なっているのか」「社長がどんなことを大切にしているのか」佐藤社長へお話を聞いてきました!

 

株式会社サニックス 事業概要

1970年にニッシン自動車を設立し、トラックの車検整備を行っていた。2010年にトラックのボディ架装や特装を行っている三栄自動車工業株式会社と統合し、社名を「株式会社サニックス」と変更した。


現在は事業として、車両整備、車体製作、鈑金、塗装、特殊機械整備、車両販売、部品販売など総合サービスを行っており、これを「ワンストップサービス」と掲げている。

若手社員が多く活躍しており、これからの自動車業界を未来に向けて牽引していく企業である。


 


 

 

 

安孫子ーー佐藤社長!今日はよろしくお願いします!

佐藤社長ーーよろしくお願いします!

 

1.未来志向で100年企業に

 

安孫子ーー最初に社名の由来を教えてください

佐藤社長ーーまずニッシン自動車というトラックの車検整備会社として設立し、2010年に三栄自動車工業というトラックのボディ架装や特装を行っている会社と経営統合しました。三栄自動車の「SA」とニッシン自動車の「NI」と顧客満足度の「CS」を組み合わせて「SANICS」となりました。

安孫子ーーなるほど!今まで〇〇自動車と付いていましたがシンプルになりましたね。

佐藤社長ーーサニックス自動車などの案も出ましたが、数十年後には空飛ぶ車やロケットなど移動手段も変わるかもしれないと考え未来志向でシンプルにサニックスとしました。そして弊社にはラッキーナンバーというものが存在します。

安孫子ーーラッキーナンバー!?何番ですか?

 

 

佐藤社長ーー「32」です。これには三栄自動車の「SAN=3」とニッシン自動車の「NI=2 」という言葉遊びもありますが、さらに二次産業の製造業と三次産業のサービス業を掛け合わせて6次産業化を目指し新しい価値を創造するという意味が込められています。「働く車の快適環境創造業」という新しい価値や想いが「32」というナンバーになっています。

安孫子ーー数字にするという発想が面白いですね!

佐藤社長ーー言葉だけで言ってもなかなか伝わらないですからね。さらに弊社は「100年企業」を目指しています。

安孫子ーー現在創業何年になりますか?

佐藤社長ーー53年になります。100年まで残り約50年なのでここからさらに今あるものがどう変わっていくのか考える未来志向を大事にしています。また健康経営にも力を入れていて、6年連続で健康経営優良法人として認定されました。

安孫子ーー未来志向が生かされてますね!具体的にはどんな取り組みを行っていますか?

佐藤社長ーー定期健診とは別に健幸測定というものがあり、体の歪みや体脂肪率・筋肉量から一人一人に運動機会のアドバイスを行うといったもので社員の心と体の健康を重視しています。

安孫子ーーコーポレートメッセージで「くるまと人で未来をひらく」とありますが、どういった意味が込められていますか?

佐藤社長ーー自動車産業と人には無限の可能性があるという部分を伸ばして未来を開くという意味です。また、「ひらく」は私の名前でもあります。社員から社長に先頭に立って挑む意味合いも込めて欲しいという事もあり、恥ずかしい部分もありましたが熱い想いを受け取りコーポレートメッセージに込めています。

 

2.社員が才能を発揮できる場を

 

 

安孫子ーー会社のターニングポイントはいつですか?

佐藤社長ーー会社が経営統合になった時なのですが、当時日本の景気が悪く三栄自動車とニッシン自動車も赤字でした。その赤字同士の企業が一緒になって黒字化を目指そうなんて普通に考えたら大博打です。そんな中「1 + 1=3」になることに未来に向かおう、賭けてみようと決心し統合しました。

安孫子ーー思い切った決断ですね。

佐藤社長ーー2010年に統合しましたが、もし後1年後にズレていたら東日本大震災でそれどころじゃなかったと思うので奇跡的なタイミングだったと思います。

安孫子ーーそれは奇跡的ですね...ただ東日本大震災の影響はなかったのですか?

佐藤社長ーー燃料が入らなかったりサプライチェーンが混乱したり、大変大きな影響を受けましたが、社員が一丸となり乗り越え、働く車の迅速な供給で被災地の復興に貢献しました。

安孫子ーー統合してすぐにぶつかった局面を地域貢献につなげられたのは素晴らしいですね!

佐藤社長ーーそうですね!ただ統合には大変な苦労もありました。企業文化の違いです。長年続けてきた社風で働いてきた社員は突然は変われません。休憩中には旧三栄と旧ニッシンで別れてしまっていました。

安孫子ーーそれはまずいですね...

佐藤社長ーーかなりの問題でした...社長として今ひとつにならないとダメだと思い、部門ごとバラバラだった朝礼をみんなで行ったり、清掃活動の5Sに全員で取り組んだりしました。また、それぞれに委員会を立ち上げ若手社員を推薦しました。若手社員は待ってましたと言わんばかりに様々な意見を出したり提案を出すようになり、まとまりが出るようになりました。

安孫子ーー若手が活気付くと会社も元気になりますからね。

佐藤社長ーー本当にその通りです!こうして自動車業界ではあまり行っていないような様々な取り組みを行っているうちに注目が集まっていき、NHKやプレジデントなどの取材が来るようになりました。すごくない!?(笑)

安孫子ーーすごいです!!さすが未来志向ですね!

佐藤社長ーーありがとうございます(笑)ただ当時まだ問題がありました。それは中途でしか人が入ってこない欠員募集のみを行っていたことです。これでは100年企業を目指す未来志向の会社には相応しくないと思い、新卒の定期採用を行うことになりました。

安孫子ーーいきなり募集しても中々採用も難しいですよね。何か取り組みは行ったのですか?

佐藤社長ーー若手社員と山形大学の学生が、「良い会社とは?」「魅力のある会社とは?」などディスカッションを行いました。何年も続けていくうちに自然に山形大学の学生さんや他の学校からも新卒で入るようになりました。インターンシップも毎年きてくれるようになり、そこで弊社の魅力を聞いてみたところ「明るい」「元気」というワードが出てきました。その魅力が全面に出るようなことを行おうということで、社内報やパンフレットを作成しました。これがその社内報です。

 

 

安孫子ーーめちゃくちゃかっこいいですね!社員さんが作っているのですか?

佐藤社長ーーそうです!元芸工大の社員を中心に制作しています。せっかく学生時代に身につけた知識や技術を生かせないのも勿体無いので、こうして自分の実力を発揮できる場を作るよう会社としても努力しています!社内にあるピクトグラムも社員からの意見で始まり、制作も得意な社員が担当し形にしました。

安孫子ーー社員さんが才能を発揮できるのは素晴らしいですね!

佐藤社長ーーこういった取り組みもあり「令和元年度 新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれました。その年は東北で唯一でした。

 

3.地方から世界

 

安孫子ーー事業は県外でも行っていますか?

佐藤社長ーーはい。5年前、仙台市に「株式会社サニックス仙台」ができました。もともと大手トラックボデーメーカーの仙台工場だったのですが、我々サニックスの技術力や人を大切にする社風が認められ、仙台工場の業務を引き継ぐことになったんです。メーカーの出資会社が、皆さんも知っている海外の大手自動車メーカーだったこともあり、大変だったこともありますが私たちにとっても良い経験になりました。

安孫子ーー海外の自動車メーカーとの交渉!すごいですね!

佐藤社長ーー地方の町工場が関連メーカー工場を事業継承で行うなんて、なかなかあり得ない話ですからね。本当にありがたいことです。これからもっとグループとして強くなっていきたいと思います!

 

4.Listen to the car voice

 

安孫子ーー社員さんに対してどんなことを伝えていますか?

佐藤社長ーー「仕事には必ず意味がある」ということです。私たちが扱っている働く車は救急車や消防車などの人の命を助けるものであったり、冷凍車であれば美味しい魚やケーキを運んだりして家族の幸せに貢献したり、日常の幸せを創っています。突然日常がなくなることは東日本大震災で経験してますし、当たり前の日常がどれだけ幸せか身に染みてわかっているのでインフラを守るために、社会に欠かせない仕事をしていることを意識してもらうようにしています。

安孫子ーー自分が仕事で扱っているモノのバックストーリーを考えると仕事に向かう意識が段違いに変わりますね。

佐藤社長ーー本当に大事なことです!私たちはこのことを言い換えて「車と会話をする」と言っています。

安孫子ーー車と会話ですか?

佐藤社長ーー物理的に独り言を言う訳では無いですよ(笑)働く車に対してどう社会に繋がっているのか、車と会話しながら自分で物語を思い描いて仕事をする事です。ユニフォームにもListen to the car voiceと刻み込まれているほど大事にしている事です。

 

5.楽しく仕事ができる!

安孫子ーーどんな人材にきて欲しいですか?

佐藤社長ーー人のことを大事に思える人です。それがいつの日か社会の為にと変わってくるので、思いやりがある人にぜひ入社して欲しいです。

安孫子ーー採用面での強みはどんなところですか?

佐藤社長ーー入社して最初の3ヶ月間は担当の先輩が付いてしっかりと教育してくれる制度があります。入ってすぐは不安になることばかりかと思いますので、その面ではしっかりとサポートできるようになっています。

安孫子ーーそれは心強いですね!社内でのイベントや取り組みなどはあったりしますか?

佐藤社長ーーBBQや芋煮会など社員みんなで楽しめるものや、健康経営の取り組みの一環としてジムの利用券を無料配布したりもしています。また、若手社員を中心に外部コンサルタントを呼んで社員と1対1で、今後どういったキャリアを進みたいかなど面談を行っています。楽しく仕事が出来る環境ですので、皆様の入社をお待ちしております!

安孫子ーー貴重なお話、ありがとうございました!


 

6.社員の方々にもお話を聞いてみました!

今回の取材では、株式会社サニックスさんの魅力をより探るために、社員の藤井さんと伊藤さんにもお話をお聞きしました!

 

安孫子ーーこんにちは。藤井さん、伊藤さん今回はよろしくお願いします。まずは藤井さんの部署と業務内容を教えてください。

藤井さんーー営業部に所属していて接客や電話対応を行っています。損保ジャパンの代理店になっているので自動車保険の更新手続きなどの保険業務も行っています。

安孫子ーー自動車保険の手続きは資格等が必要ですか?

藤井さんーーはい必要です。入社前は全く知識が無かったので、仕事をしながら勉強をして取得しました。

安孫子ーー入社したきっかけを教えてください

藤井さんーー私は山形出身なのですが大学で仙台の方に出ていたので仙台で会社を探していました。しかし山形でも探してみようと思い企業説明会に行ったところ、社長が直接企業説明会に出ていた会社があり、それがサニックスでした。

安孫子ーー社長自らですか!

藤井さんーー私も驚きました。他を見ても社長が出ているところはなかなか無かったですからね。これが出会いでした。その後会社見学をさせて頂いたのですが、とても会社の雰囲気が明るく、社員同士仲が良いなあと見受けられました。私もここで働きたいなと思い入社を決めました。

安孫子ーー「魅力を感じて入社」良いですね。ですと藤井さんはUターンになるかと思いますが、山形という地元に戻ってきて良かったなと思うことはありますか?

藤井さんーーやっぱり地元が一番落ち着きますし、家族とも近い距離で居られることが良かったなと思います。また、一度離れたから分かる山形の魅力を再発見できますし、山形が好きです!

安孫子ーー続いて伊藤さんの部署と業務内容を教えてください。

伊藤さんーー整備部整備課で大型トラックの点検や修理などの整備を行っています。

安孫子ーー入社したきっかけを教えてください

伊藤さんーー自動車業界が全くわからない未経験の方でもしっかりとした教育を行っていると知り、働いてみたいと思ったのがきっかけです。

安孫子ーー学生時代は全く違う分野だったのですか?

伊藤さんーーそうです。山形の庄内出身で農業の高校に通っていました。ですから全く業界に関しては無知でした。

安孫子ーーそうなんですね。でもなぜ自動車業界を選んだのですか?

伊藤さんーー入社する前にマイカーの修理をサニックスに頼んでいたのですが、修理している作業風景を実際に目にしたときに、自分で出来たらかっこいいだろうなと思ったのが自動車業界に興味を持ったきっかけです。

安孫子ーー休日はどう過ごされていますか?

伊藤さんーー海釣りです。小さい頃から親に連れて行ってもらっていました。

安孫子ーーさすが庄内出身ですね(笑)おすすめの場所はありますか?

伊藤さんーー酒田港南防波堤です。ここは人も多いですが結構釣れるので、楽しいしおすすめです!

安孫子ーー藤井さんは休日どう過ごしていますか?

藤井さんーー友人とランチに行ったり、社会人チームでバトミントンをしていて、大会にも出場しています。バトミントンは小学校の頃から続けています。

安孫子ーー本当に好きなんですね!ランチはおすすめの場所ありますか?

藤井さんーー見晴らしの丘にあるエスカルゴによくいきます。パスタがとても美味しいので本当におすすめです!

 

7.無料自動販売機

 

 

安孫子ーー会社の取り組みでこれは面白いなというものはありますか?

伊藤さんーー熱中症対策として社員一人一人にカードを配布して、現場の人は1日2回、事務所の人は1日1回会社内にある自動販売機で無料で飲み物が飲めます。

安孫子ーーえ!?めちゃくちゃ良いですね!面白い!

藤井さんーー夏場本当に助かります!最高の福利厚生です!

 

8.日々やりがいを感じられる

 

 

安孫子ーー仕事してて1番やりがいを感じるのはどんな時ですか?

伊藤さんーー新しいことに挑戦して成功した時です。毎日新しいことばかりなので、先輩に教えてもらいながら日々頑張っています。

安孫子ーー先輩に聞ける環境が整っているのは素晴らしいですね!

伊藤さんーーはい!先輩も歳が近いので聞きやすいですし、分からないことは聞くと優しく教えてくれますので、自分もいつかこうなりたいなと思います!

安孫子ーー藤井さんはどうですか?

藤井さんーーお客様から「ありがとう」と言われた時や頼られた時です。年々分かることが増えてきて、お客様のお悩みにスムーズにかつ正確に対応できるようになってきたので、とてもやりがいを感じています。

安孫子ーー自分の成長と共にやりがいが増えるのは素晴らしいですね!

 

9.入社待ってます!

 

 

安孫子ーーこれからチャレンジしたいことはどんなことですか?

藤井さんーーもっと幅広く業務を行いたいです。総務の売上の手伝いなど自分でできる仕事を増やしていきたいなと思います。どんどん成長して更にやりがいを見つけられるようにしたいです。

伊藤さんーー今は先輩方から指示を受けて仕事をしていますが、早く自分でどこが悪いか判断して修理したりできるようになりたいです。

安孫子ーー自分が大切にしている考え方や価値観はなんですか?

藤井さんーー「相手の立場になって考える」です。何事も相手の立場になって考えたり、提案したりすることを心掛けています。相手の気持ちに寄り添うことでより良い提案ができると思います。

伊藤さんーー整備という仕事はお客様の命を預かるものなので、仕事には嘘をつかないで正直に取り組むことです。どんなに忙しくても気づいたことはすぐに上司に確認することを徹底しています。

安孫子ーーどんな人と働きたいですか?

藤井さんーー思いやりのある人や柔軟な考えができる人です。仕事は人間関係がとても大事だと思うので思いやりが必要ですし、会社の基本理念である100年企業を目指すには固定概念に縛られない、柔軟な考え方が重要になるからです。職場は明るく元気があり、みんな仲良く仕事しているので入社お待ちしております!

安孫子ーーインタビューからも会社の明るい雰囲気や仲の良さが伝わってきました。今回は貴重なお時間ありがとうございました。