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歴史を持つ企業として「顧客第一主義」をモットーに

株式会社カネフル / 建築資材の配送職

インタビュー記事

更新日 : 2023年09月13日

「株式会社カネフル」は山形市に本社を構え、建築業界には欠かせない建材関係を取り扱っています。
大正14年に創業して以来約100年に渡って地元に根付いて事業を続けています。

今回は、そんな同社が日々取り組んでいることや求める人材、社長が大切にしている考えなどを古澤社長へお話を聞いてきました!


 

株式会社カネフル 事業概要

山形特産の桐紙製造業として大正14年に創業し、現在は住宅資材と内装資材を取り扱い販売している。
山形に本店を置き、仙台には営業所、東京には支店を構え各地で営業配送等を行っている。

「誠実」という言葉を掲げてお客様の要望に応え、会社全体で日々成長し続ける企業を目指している。


 

安孫子ーー古澤社長!今日はよろしくお願いします!

古澤社長ーーよろしくお願いします!

 

 

1.社名の由来は金庫?

 

安孫子ーー最初に社名の由来を教えてください

古澤社長ーー私の祖父にあたる初代社長が金庫が好きで、金庫の「金」と古澤の「古」を合わせてカネフルと名付けたそうです。

安孫子ーーきっかけが面白いですね(笑)金庫の事業かなにかやられていたのですか?

古澤社長ーー全くしてないです(笑)

安孫子ーー会社の歴史や社員数について教えてください

古澤社長ーー創業自体は大正14年で会社設立は昭和23年です。今期で76期目になります。設立当初は桐下駄やタンス等でも使用する桐紙の製造販売を行なっていましたが昭和38年に建材関係の事業も始めました。現在は住宅資材、内装資材の販売を住宅業者様や木工家具屋さんへ行なっています。社員は50名で、山形の本社の他に仙台営業所と東京支店があります。

安孫子ーー歴史のある会社ですね!社員さんはどういった仕事をされているのですか?

古澤社長ーー営業、配送、一般事務という部署に分かれています。営業先としては大工さんや内装業者さんが多いです。配送は2〜4tのトラックで現場に直接お届けすることがほとんどです。庄内や置賜など県内全てが配送エリアの対象になります。

 

 

2.誠実さで差をつける

 

安孫子ーー会社のターニングポイントはいつですか?

古澤社長ーーやはり事業が桐関係から今の住宅建材に変わった時です。平成4年までは工場を持っていて桐紙関係を自社製造していました。しかし住宅関係もクローゼットが主流になり、タンスの製造が下火になってきました。そのタイミングで廃業し、住宅建材事業1本に絞りました。

安孫子ーーその判断はどう捉えますか?

古澤社長ーー懸命な判断だったと思います。住宅建材に注力することで1本の事業に集中出来るので仕事の質も向上したと思います。

安孫子ーー会社を経営する上で大切にしていることはどんなことですか?

古澤社長ーー誠実さです。建材関係は極端な価格競争などはなかなか難しいので、どこで他社と差をつけるかといったらお客様への対応だと思います。ですので誠実さを持ってお客様の要望に応えていくことを大切にしています。

安孫子ーーそれに関して何か取り組み等は行っているのですか?

古澤社長ーー取り組みは特に行っておりませんが、しっかり先輩から後輩へ日々教育されているので会社全体として意識が出来上がっています。背中をみて覚えるってやつですね(笑)

安孫子ーーかっこいいですね!社長自身が大切にしている考えはどんなことですか?

古澤社長ーー「家族を大切にする」ことです。共働きしていると子供の送り迎えや面倒を見なくてはいけない場面が必ず出てきます。家族に何かあったら仕事よりも優先しなさいと社員にも伝えています。家族あっての社員ですし、社員あっての会社ですからね。

安孫子ーー素晴らしいです!

 

 

3.みんなで会社を作っていく

 

安孫子ーー社員さんに対してどんなことを日々意識させていますか?

古澤社長ーー今期のスローガンが「限界突破∞2023」です。自分の力は無制限だと考えて仕事に取り組むという意味合いになっています。スローガンを毎期掲げていますが、社員のみんなは各自成長の意識が強いので、こちらから日々意識させなくても誠実に前向きに仕事に取り組んでくれています。実際、社員みんなが成長しているのを私は実感しています。

安孫子ーー社員さんから意見や提案が上がってくることはありますか?

古澤社長ーーあります。70期目の時ですが社員から「展示会を開催したい!」と提案があり、お得意様を呼んでメーカー展示会を行いました。みんなで意見を出し合って取り組んだので上手くいきました。

安孫子ーー社員さんから社長まで意見が言える環境があるのは素晴らしいですね!

古澤社長ーー何か意見や提案があれば要望書を出せる制度もあります。社員から定期的に提出されてきますし、みんなで会社を作っていけるので続けていきたいです。

安孫子ーー事業所が仙台や東京にもあるとお伺いしましたが、交流の場などはあったりしますか?

古澤社長ーーコロナ禍の前までは毎年年度末の3月に決起集会という名の全体会議を全社員で行っていました。そろそろ復活したいなと思っています。社員同士のコミュニケーション、繋がりは大切にしたいですからね。

 

4.安心して入社できる環境

 

安孫子ーーどんな人材にきて欲しいですか?

古澤社長ーー真面目で活発な人に来て欲しいです。そして欲がある方ですね。これらを持っているとお客様にもマメに接することができたり、自身の成長を意識することができると思います。

安孫子ーー採用面での強みはありますか?

古澤社長ーー新入社員の方には入社してすぐにマネジメント研修を受けて頂きます。その後、しっかり指導する先輩をつけて配送の現場に出て、教育していく体制が整っております。

安孫子ーー安心ですね!どのくらいの期間で1人で任されるようになるのですか?

古澤社長ーー早い人だと1年で担当を持ちます。先輩社員だけでなくお客様にも教えられながら、場数を踏んで覚えていくので不安にならずに安心して入社していただけたらなと思います!

安孫子ーー会社全体で意見が通りやすく社員みんなで成長していこうという意識があって良い環境で仕事ができるなあと思いました。今回は貴重なお時間ありがとうございました。