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将来性とやりがいのある仕事!

株式会社太陽警備保障 / これからの会社経営を担える管理職候補

インタビュー記事

更新日 : 2023年05月29日

「株式会社太陽警備保障」は、山形県内をはじめとした東北地方で広く活躍している企業です。
同社は、道路工事現場などでの交通誘導や規制を担当し、地域の安全と安心を守っています。

今回は、現場の顔となる警備員の教育体制や、会社として大事にしている姿勢、価値観などを富田社長へお話を聞いてきました!


 

株式会社太陽警備保障 事業概要

山形市に本社を置き、県内4箇所(本社含む)県外にグループ会社の拠点を構え一般道や高速道路などの交通誘導を主に行っている。

平成16年に会社を設立し、約20年にわたり地域社会の安心安全を確立してきた。
山形県内では他に先駆け1番目に規制要員を配置し、機材や規制車を含めたトータル的な規制サービスも開始した。

会社全体として他との差別化を図り、新しい事には積極的に挑戦する姿勢を見せている。


 

安孫子ーー富田社長!今日はよろしくお願いします!

富田社長ーーよろしくお願いします!

 

 

1.現場を照らす太陽

 

安孫子ーー最初に社名の由来を教えてください。

富田社長ーー警備員は工事現場の顔ですので、明るく降り注ぐ太陽のように現場を照らして社会を守りたいという想いから「太陽警備保障」という社名になりました。

安孫子ーーだから太陽とついているのですね!設立はいつですか?

富田社長ーー平成16年の4月です。

安孫子ーー事業内容を教えてください。

富田社長ーー主に2号警備を行っています。
2号警備というのは工事現場で、工事車両や一般車両、人などを交通誘導する業務です。
さらに、様々なイベントなどの観客や歩行者を誘導したりもします。

安孫子ーー現場は山形県内が多いのですか?

富田社長ーー基本的には山形県内です。
しかし私たちは一般道に加えて高速道路の交通誘導も行いますので、依頼があれば県外の現場に向かう事もございます。

安孫子ーー県外の仕事も山形県内の警備員が行うのですか?

富田社長ーー宮城県仙台市にグループ会社である「太陽東日本警備」があります。
そちらの警備員に基本的に動いてもらい、応援が必要なら山形県内の警備員が向かうという形になっています。逆のパターンももちろんあります。

安孫子ーーグループ会社と協力して現場ごとに最適な人員を選定しているのですね!山形県内の事業所は何ヶ所あるのですか?

富田社長ーー山形市内に本社兼営業所、天童営業所、置賜営業所、酒田営業所がございます。
全事業所併せて100名以上の人員体制で事業を行っております。

 

 

2.10年前の先天の目

 

安孫子ーー会社にとって重要なターニングポイントはありますか?

富田社長ーー工事看板や車両などの設備投資を行い、資材の準備から規制設置、誘導警備を自社で一貫して行えるようにした事です。
以前は一般的に交通誘導の資材関係は建設会社の方などの元請が手配をして配置し交通誘導員はその方達の安全を守るために誘導を行うという仕組みで、警備員は体一つで現場に向かうことが多かったです。
弊社もそうでした。しかし10年前にある事がきっかけで誘導だけでなく、資材手配から規制、誘導に至るまでのトータル的なサービスを弊社で行うことを始めました。

安孫子ーー思い切った自社投資ですね!10年前のある事とは何ですか?

富田社長ーー約10年前に「笹子トンネル天井板落下事故」という9名の方が亡くなるという痛ましい事故がありました。
その事故をきっかけに全国的にトンネルなど道路構造物の点検の実施回数が増えました。
しかしそういった点検を行う業者は設計事務所や建設コンサルなので、規制材などの資材を持っていなかったのです。
こういった検査関係が今後も続くだろうと予想しつつチャンスだと思い「だったら自分たちで資材の手配や配置撤去も誘導・規制も全て行って提供しよう」とトライし大きな投資を決断したのがきっかけです。
県内では1番早く始めました。車両や規制の備品を揃えるのは弊社にとってとても大きな投資となりましたが今ではチャレンジしてよかったと思っています。

安孫子ーー素晴らしい先天の目ですね!

 

 

3.今も語り継がれる1つの実話

 

安孫子ーー会社を経営するうえで大切にしていることはありますか?

富田社長ーー人と人の繋がりです。
こうやって仕事ができるのはお客様はもちろんのこと地域の皆様や社員、社員の家族のおかげだと思っているので、人と人の繋がりは大切にしていきたいと思っています。

安孫子ーー人と人の繋がりを大切にするために取り組んでいることなどはありますか?

富田社長ーー交通事故の多い交差点の花壇の整備を行っています。

安孫子ーーなぜ花壇の整備なのですか?

富田社長ーー実は創業者の会長から聞いたのですが、ある実話がきっかけなんです。

安孫子ーーある話?

富田社長ーーはい。もう何年も前の話なのですが、創業者である会長が会社を立ち上げてからひっきりなしに事故が起こる交差点があったんだそうです。
そこには、花壇はあるがかなりの雑草が生い茂っていたんです。その花壇を綺麗に整備して花を植えたら1件も事故がなくなったんだそうです。
それから「環境を美化すると事故防止に繋がる」と弊社では伝えられてきて、今でも花壇の整備を行っています。

安孫子ーー実話から始まった素敵な取り組みですね!

富田社長ーーありがとうございます!他にも子供達の登下校誘導や廃品回収時に地域の方にトラックを貸し出していた事もあります。
地域とのコミュニケーション、繋がりをとても大切にしています。

 

 

4.古い考えに固執しない

 

安孫子ーー社長自身が大切にしている考え方や価値観はありますか?

富田社長ーー「自己革新」です。古い考えに固執しないで新しい価値を見出そうという意味になります。
こういった考え方があるからこそ先程もお話した、誘導・規制から資材の手配や設置撤去も全て弊社で行うという新しい事業にも踏み込めたのだと思います。
新しいことも失敗を恐れずに挑戦しましょうと社員にも伝えています。

安孫子ーー10年前の挑戦のように今後も挑戦しようという姿勢になれますね

富田社長ーーそうですね!これからどんな事があるかは分かりませんが、新しいことには恐れず他に先駆けて挑戦する会社でいたいと思います。

 

 

5.現場の顔

 

安孫子ーー社員の方々に対し日々、伝えていることはありますか?

富田社長ーー弊社の仕事は道路上がメインになるので、常に誰かに見られていることは意識させています。
例えば姿勢や清潔感、挨拶など地域の方に不快感を持たせないような指導をしっかりと行っています。

安孫子ーー車を運転していても、工事している作業員より警備員の方が目立ちますからね(笑)

富田社長ーーそうですよね。現場のイメージ、顔が決まるといっても過言ではないです。

 

 

6.一つ一つに意味を見つける

 

安孫子ーー会社のアピールポイントはありますか?

富田社長ーー他者との差別化を図る中で重要なのは、技術力を高めることだと思うので人材教育に力を入れています。
業務に必要な資格費の助成や検定試験前2ヶ月は業務の中で毎週研修を行っています。

安孫子ーー毎週は手厚いサポートですね!

富田社長ーー日々の業務の中でもしっかり学べる体制を作り、レベルをどんどんあげてもらいたいです。

安孫子ーーどんな人材に来て欲しいですか?

富田社長ーー幹部候補を募集しています。将来は会社の経営に関わっていきたい方、どんな仕事も一つ一つ意味を見つけて楽しめる人にきて欲しいです。
業界全体で見ると高齢化が進んでいるので、若い方にも来て頂き積極的に新しいことに挑戦できる「チャレンジ精神」がある方「自己革新」ができる方に来ていただけると嬉しいです。
寮も完備しており、ご家族でも個人でも入居可能です。警備業界で働きたい方を心よりお待ちしております!

安孫子ーー貴重なお話、ありがとうございました!
 

7.社員の方々にもお話を聞いてみました!

今回の取材では、太陽警備保障さんの魅力をより探るために、社員の武田さんにもお話をお聞きしました!

 

安孫子ーーこんにちは。武田さん、今回はよろしくお願いします。まずは部署と業務内容を教えてください。

武田さんーー山形営業所で所長を務めさせて頂いております。
主に、人員配置や客先対応などの業務の管理、社員の教育指導を行っておりますが人手が足りない場合は隊長として現場に入ることもあります。

安孫子ーー社員教育はどんなことを行っているのですか?

武田さんーー週1,2で現場へ安全パトロールに行った際に都度教育を行っています。
教育には特に力を入れており、警備業法や道路交通法の法令、現場誘導の実技指導、過去の事故・苦情事例を元にした再発防止教育などを行っています。


 

8.休日も監視?

 

安孫子ーー休日はどう過ごされていますか?

武田さんーー趣味で観賞魚の飼育をしています。主に金魚やメダカなどを飼育しています。

安孫子ーー仕事でも監視(鑑賞)や教育(飼育)をしているのに、休日もお魚の監視されているんですね(笑)

武田さんーー確かにそうですね(笑)でも本当に癒しになるのでずっとぼーっと見ています。



 

9.人との繋がり

 

安孫子ーー入社後の研修について教えて下さい。

武田さんーー警備員は法律上20時間の研修が義務付けられているのですが、弊社では7日間かけて行います。
更に研修期間中もしっかり給与が発生します。その後も現場で実践しながら覚えていくということになります。私も新人時代は現場で必死に覚えて実戦の繰り返しでした。

安孫子ーーその時の現場での経験は管理職になった今生かされていますか?

武田さんーーはい。まず管理職は現場のことを知らないと務まらないと思います。
お客様との打ち合わせで何を言われているのか分からないという状況になってしまいますからね。必要不可欠な経験です。

安孫子ーー現場が大事とのことですが、武田さんが現場で経験した嬉しかったことなどはありますか?

武田さんーーはい、たくさんあるのですが、一番はやはり地域の方との交流です。
近所の方に飲み物を頂いたりとか、一度車で通り過ぎたのに戻ってこられて「暑くて大変そうだからこれあげるよ」と飲み物を頂いたりすることもありました。
更には、夜間に道路で歩行者誘導を行っていたら近隣の方がお盆に夕食を載せて持ってきてくださったんです!これこそ人と人の繋がりで、今でも思い出します。

安孫子ーーとても心が温まるエピソードですね...

 

 

10.山形で1番に

 

安孫子ーーこれから挑戦したいことはありますか?

武田さんーー業界自体の人数が減っているので増やしていきたいというのと、太陽警備保障を誰が見ても山形で1番だと思われるような会社にしていきたいです。
その為には、指導や教育を今よりも頻度を増やしレベルを上げて、警備員の質を高めていきたいと思います。

安孫子ーーどんな方に入社してきて欲しいですか?

武田さんーーお客様や地域の方と話す場面が多いので、コミュニケーション能力が高い人にきて欲しいです。
警備員は現場の顔ですので、不快感を与えないように意識して仕事ができる方に来て頂きたいです。一緒に働けることを楽しみに、皆様の入社をお待ちしております!

安孫子ーー「自己革新」という言葉もただ掲げているだけではなく、実績をしっかり残していて尚且つこれからも緩めないその姿勢がとても素晴らしいなと思いました。
今回は貴重なお時間ありがとうございました。