三浦ーー齋藤社長!今日はよろしくお願いします!
齋藤社長ーーよろしくお願いします!
1.新社名に新社屋
齋藤社長ーー早速ではなんだけど、新社屋建築中だから見に行ってみませんか??
三浦ーー新社屋?ぜひ!!
新社屋へ到着
齋藤社長ーーここが新社屋です。すごいでしょ?まだまだ建築中ですが、”さくらんぼ畑の中で働く、そこに流れる時間”をコンセプトに進めています。これは東京では絶対にできないことです。そもそもこんな土地がないですからね。このように、東京ではできないけど山形ではできる、そんなことも大事に取り組んでいます。※2023年1月竣工予定
三浦ーーとても独創的な形をしていますし木々に囲まれた良い空間ですね。びっくりです!
齋藤社長ーー敷地も広いし林にも囲まれてて気持ち良いんです。ここだけで流れる時の流れを体感して頂きたいです。実際にさくらんぼ畑も管理していますし、カフェも入る予定だからぜひ遊びに来てください!
三浦ーーありがとうございます!楽しみです!
現社屋へ移動
三浦ーー素敵な新社屋を見せて頂きましたが、改めてどんな事業を行っているか教えて下さい。
齋藤社長ーー建設業を行っています。以前は「齋藤管工業」という社名で設備をメインに行っていて、地域のインフラを支える作業を行っていました。2020年に社名を「Otias」に変更し、現在は総合建設業として建築も土木も不動産業も幅広く行っています。
三浦ーーなんでもやられているんですね!
齋藤社長ーー建築現場の設計積算から営業、現場監督まで行っています。1級建築士から、管工事・土木・電気工事の1級施工管理技士などのさまざまな資格を保有している社員が在籍しています。
三浦ーー社名の「Otias」とはどういう意味ですか?
齋藤社長ーーOpen to new ideas=どんな時でも新しいアイデアを大切に、「これが業界の当たり前!」という固定概念にとらわれず問い続けましょう。という意味からもじって『Otias』と名付けました。さらに後ろから読むと「さいとう」になりますしね!
三浦ーー逆から読むと「さいとう」とは全く気づきませんでした!!
齋藤社長ーー創業者へのリスペクトは忘れずにいたいですからね!
三浦ーーもともとは設備工事一本だったとお聞きしましたが、事業を拡大したきっかけを教えて下さい。
齋藤社長ーーもともとのきっかけとしては10年前社長に就任した年の複合施設のPFI事業の計画です。一般的には設計事務所に前ならえで決まっていくので、設備屋が意見を言えることはなかなか無いのです。しかし、この会議では設計事務所がみんなフラットに意見が言える場を作り、とても雰囲気が良く打ち合わせのイメージが変わりました。結局計画は次点に終わったのですが、ここで気づきがあったおかげで2020年の社名変更にも繋がりましたし大きなきっかけでした。
2.TOMORROW LANDとリブランディング!?
三浦ーーなぜ社名変更やロゴの変更などを行ったのでしょうか?
齋藤社長ーー建設業のイメージを変えるためです!そのためにデザイナーさんなどに協力をしていただき、リブランディングに取り組みました。
三浦ーー業界自体のイメージに危機感があったのですか?
齋藤社長ーーありました。業界自体悪いイメージがあるということです。特に親世代が建設業へのイメージが悪いのでその子供たちも建設業へ就職志望してくれません。ならば、そのイメージを払拭してやろうと思いました。私がやるべきなのか、やるべきでもないのかと考えることもありましたし、周りからも「あなたがやることじゃない」など言われたりもしました。
三浦ーー厳しい声ですね・・・
齋藤社長ーーそうですね・・・しかしそんな時、先ほども話した設計事務所の方に「齋藤さんの想いを出していって良いんだよ」と言われ建設業を変えていきたいと決意し、まずは自社から変えていこうと取り組んでいきました。
三浦ーー自社だけではなく業界全体のイメージを変えていく姿勢、かっこいいです。具体的にどのような取り組みを行いましたか?
齋藤社長ーーミッションやビジョンなどの想いを言語化しました。ホームページに載せたり、リーフレットなどにして発信しました。しっかりと広く皆様に伝わるように意識して言語化しました。先程お見せした新社屋も建設業のイメージを変える取り組みの一つです。また新社屋を建てるにあたって社員が着用するユニフォームもリニューアルします。
三浦ーーユニフォームまで変える徹底ぶり、素晴らしいですね
齋藤社長ーー「TOMORROW LAND-tokyo-」と独占で契約を結び、弊社だけの為にデザインしていただきました。新社屋の空間の流れに溶け込み、その中で着用するヒトを輝かせることをコンセプトにデザインしてもらいました。新社屋と共にユニフォームも変えて社内のイメージも更に良いものに変えていきます。
三浦ーーあのTOMORROE LAND?すごいですね。まさに建設業のイメージが大きく変わりますね。私も働きたくなってきました!
齋藤社長ーーミッションやビジョンの浸透も、押し付けになってはいけないと思っています。社員たちが自然と建築業に未来を感じて行動できるように環境から変えています。
3.ものづくりしたい人大募集!
三浦ーー1番大事にしている考え方はなんですか?
齋藤社長ーー建設業の未来を生み出していくということです。それには地域密着が大事だと思っています。例えば河川氾濫などの災害が起きた時、すぐに援助できるのは地元の建設業だと思います。人や街を繋いで共に未来を見据えていきたいと思っています。また、若い人たちの感覚を取り入れていくことが建設業の未来にもつながると思っています。
三浦ーーどんな人材にきて欲しいですか?
齋藤社長ーーまず1番はものづくりに興味がある人です。リブランディングしたばかりという事もあって、会社としても新しいことに挑戦していきたいと思っているので、挑戦意欲がある方にはもってこいの環境だと思います。業界を変えていきたいという方にもきて欲しいです!
三浦ーー業界自体人手不足とも聞いたことがあるので人材確保は必須ですね!
齋藤社長ーーそうですね。今、工業高校に設備科や土木科が無くなってきていて、なんなら工業高校自体が少なくなってきています。そうなってくると建設業に来る人を探すのも難しいです。だから、建設業に興味がある方はガンガンアピールして欲しいです!ぜひ一緒に業界を盛り上げていきましょう!
三浦ーー貴重なお話ありがとうございました!
4.社員の方々にもお話を聞いてみました!
今回の取材では、Otiasさんの魅力をより探るために、社員の方(深瀬さん)にもお話をお聞きしました!
三浦ーーこんにちは!深瀬さん、今回はよろしくお願いします。部署と業務内容を教えてください。
深瀬さんーー営業部配属でお客様との交渉から入札対応などを行っています。
三浦ーー入社のきっかけを教えてください。
深瀬さんーー入社前はタイムズレンタカーの営業を山形と仙台でしていました。地元が山形で長男という事もあり、山形に戻って新しいことに挑戦したいなと思いOtiasに入社しました。
三浦ーーどうしてこの会社を選ばれたのですか?
深瀬さんーー比較的自由な社風とも聞いていましたし、一人一人の裁量によって仕事もできるところに魅力を感じました。また、地域に必要な人材として働きたいというのが理念と共鳴したことも理由の一つです。
三浦ーー数ある建設業の中でも他とイメージが違うなと感じることはありましたか?
深瀬さんーー建設業って3Kという言葉があり、きつい・汚い・危険と言われています。しかし実際入社してみて、諸先輩方が丁寧に指導してくださり異業種の私でもすんなり溶け込めました。それに3Kというイメージもそんなに体感していません。もちろん危険が伴う作業もありますが安全対策は徹底しております。
5.建設業とは思えない事業取組
三浦ーー事業面では、建設業のイメージを変えるような取り組みはありますか?
深瀬さんーー現在、山形の蔵王温泉で空き家プロデューサー育成プロジェクトという取り組みを行っています。空き家を改築して、宿泊レストランサウナといった運営をしていくものです。このようなことを他の建設会社ではなかなか行っていません。普通の建設業ではあり得ない事業にも取り組んでいますし、取り組みやすい環境です。
三浦ーーまさに建設業のイメージを変えていますね!
深瀬さんーーそうですね!他には土地の分譲にも取り組んでいます。ただ建てて売るだけではなく、分譲地にコンセプトを決めてから売るというものです。
三浦ーー分譲地にコンセプトですか?
深瀬さんーーはい。例えば、分譲地の真ん中に温泉を設けるというコンセプトを作り、温泉が好きな人が集まったらその分譲地に家を建てるといったものです。
三浦ーーもはや街づくりですね。そのアイデアは社内からでたのですか?
深瀬さんーーそうですね。新しい意見がどんどん飛び交う社内環境ですので、このような意見が出てきます。
三浦ーー働いていて魅力に感じることはありますか?
深瀬さんーー異業種から入社した私にも誰にでも、諸先輩の方々が本当に丁寧に指導してくださるところです。当初とても不安だったのですが安心して働くことができました!あとはなんといってもこれから新社屋が建つことです。カフェも入りますし、フリーアドレスで仕事ができるようになりますし、仕事のモチベーションにも繋がります。本当に楽しみです!
三浦ーー建築中の新社屋を実際に見させて頂きましたが、本当に独創的な外観で中はどうなるのかなぁと私も楽しみです!社内だけではなく業界自体を問い正す姿勢が素晴らしいなぁと思いました。今回は貴重なお時間ありがとうございました!