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ブランディング会社でありとあらゆるデザインを

Brand new day株式会社 / デザイナー

インタビュー記事

更新日 : 2024年10月16日

山形という舞台で固定観念に捉われず新しいことに挑戦し、様々な事業を展開しているという「Brand new day株式会社」。
企業やお店、地域のブランドづくりに関わることならすべてやる、そんな怒涛の日々の中で常に良いものを作ろうと考えながら経営されている、三浦社長へお話を聞いてきました!!

 

Brand new day株式会社 事業概要

ブランディング会社として日々、唯一無二の価値を生み出し続けている「Brand new day株式会社」。
山形では珍しく、フルフレックス制を取り入れており、時代に合わせた自由な働き方ができる。

企業のブランド化のお手伝いというブランディング会社という名目を持ちながらも、クリエイティブチームと共にホームページ制作からデザイン、コーディング、動画写真撮影編集など様々な事業を幅広く行っている。
常に新しいことにも挑戦し、最近ではデザインのサブスクやアイドルプロデュース活動も行っている。

「戦わずして勝つ」という理念を掲げ、それをチームで共有しながら常に同じ方向を向き、自分達にしかできないことを探し求めて実行している。
雰囲気もとても良く皆仕事を楽しみ、高め合いながら夢中で取り組める環境が整っている会社である。

安孫子ーー三浦社長!今日はよろしくお願いします!

三浦社長ーーよろしくお願いします!

 

1.目に見えないものから目に見えるものまで

 

安孫子ーー早速ですが、まず社名に目が留まるのですが、由来を教えてもらっても良いですか?

三浦社長ーーブランディング会社で面白いものにしたいなぁ、ブランドという言葉も入ってるといいねという思いで色々考えたんですね。その時共同代表者である安部が「Brand new day」って良いんじゃないかと閃いて、意味も新しい日々で明るいし響きも良いしこれにしよう!と決まりましたね。サザンオールスターズから取ったわけではありません!(笑)

安孫子ーーポジティブな意味で印象に残る社名で良いですね!

三浦社長ーーありがとうございます!

安孫子ーーそんなBrand new dayさんですが、どのような事業を行っているんですか?

三浦社長ーーブランディングという考え方を軸に様々なことをしています。「たくさんの中から選ばれる」とか「値下げせずに売る」ために唯一無二の価値を高める、そういう企業のブランド化のお手伝いですね。例えばその企業にしかない価値を企業さんと一緒に考えて、目に見えないものを言語化して、ミッションビジョンの策定し、浸透のお手伝いをするなんてこともしています。

安孫子ーー目に見えないものを作っているのですね!

三浦社長ーーはい、その目に見えないコンセプトやストーリー、アイデンティティがとっても大事なのですが、それだけでブランディングはできません。 目に見えないものを目に見えるようにするという工程も一貫して請け負っています。

安孫子ーーそうなんですね!例えばどんなものですか?

三浦社長ーーミッションビジョンなど、大事にしている思いを目に見える形にするためのデザイン制作ですね。例えば、ホームページ制作や名刺、看板、PR動画、ユニフォームなどで見える形にします。

安孫子ーー目に見えないものを見える化する理由って何ですか?

三浦社長ーー良い質問ですね〜(笑) 言語化した価値を「こういう事を大事にしましょう」と口で言うだけだと誰にも伝わらないんです。これはお客様に対しても、社内に対しても同じです。その言語化した価値を5感で感じてもらわなきゃいけないからこそ見える化するんです。
逆もしかりで、それっぽいおしゃれなデザインがあっても、目に見えないコアな部分がなければ薄っぺらいものが出来上がってしまい、ブランドとは程遠い虚像ができてしまいます。だからこそ、目に見えないコアなミッション・ビジョンなどを言語化し浸透するような施策と、それを正しくステークホルダーに伝えるビジュアルデザインの2つを同時にしなければいけません。この2つの作業を一貫してできるとこが会社の強みです。

安孫子ーーなるほど〜素晴らしいですね。ちなみにホームページ制作はデザインのみを行っているのですか?

三浦社長ーー違います。デザインからホームページを動かす為のコーディングまで全てやってます。そして、ホームページを作る時も、誰に対して何を伝えたいのかが大事なので、どういう作り方をしていくかからの提案をしていきます。文章も動画も写真もイラストも目に見えるもの全てをやっています。

 

2.新規事業開発からデザインのサブスクまで!?

 

安孫子ーー他にはどんな事業をされていますか?

三浦社長ーー新規事業を作るお手伝いをしています。新しく何かをやりたいとなった時って0からですよね。例えばそういう時にお店の名前はどうしますか?コンセプトはどうしますか?建物のデザインはどうしますか?どんな商品をどんな形で提供しますか?スタッフはどんな服を着ますか?どうやって集客しますか?どうやって採用しますか?などなど決めなくちゃならないことってたくさんあるじゃないですか、そういった部分は本来事業をされる方が考えるのですが、他にもやることがたくさんある上に、専門家ではなく、なんとなく決めてしまったり、わからないまま進めてしまったりするケースがあります。そこにブランドづくりの専門家として一緒にクリエイティブディレクションし、立ち上げの段階からブランドづくりを意識して進めるといったこともしています。

安孫子ーーすごく力強いですね!事業はこのような感じですか?

三浦社長ーーいや、まだ2つほどあります(笑)

安孫子ーー2つ!?ぜひお聞かせください!

三浦社長ーーはい。1つはデザインのサブスクです。

安孫子ーーデザインのサブスクは聞いたことないですね・・・

三浦社長ーーどういうことかというと、企業でちょっとしたデザインをしなくてはいけない場面って多々あると思うんですよ。例えば営業資料のパワーポイント作成、会社の案内、社内の掲示物、SNS更新とか、そういうちょっとした作業などで、それを得意じゃない人が時間を使ってやっているのが現状です。本来もっと得意で必要な業務に取り組むべきなのに苦手なことに時間を取られるだけでなく、専門家ではないのでデザインの質も良いとは言えないという状態になってしまうのがほとんどの中小企業の現状なんです。それをプロのデザイナーができたら良いと思いませんか?

安孫子ーー思います!!でも社内にデザイナーがいる会社ってほぼないですよね・・・

三浦社長ーーそうですよね。社内のデザイナーを雇うほどでもないし、雇った人材がちゃんとデザインできる確約もない。デザイナー会社や広告代理店に都度都度頼んでいても割高になってしまいますよね。そこで思いついたのがサブスクなんです。社内にデザイナーがいるかのように月額で弊社と契約をしてちょっとしたデザインとか撮影とかそういった弊社の専門のクリエイティブのプロが作業してくれるんです。

安孫子ーー新しい取り組みですね!

三浦社長ーーはい。今デザイン経営といってデザインに力を入れている企業が売上も伸びていることは明らかです。特に山形はこのデザイン経営の考え方はあまり浸透していないように感じます。ですからPR下手とか、いいものがあるのに知られないとかそういうことになるんですね。

安孫子ーーサブスクは月額どのくらいなんですか?

三浦社長ーー月額5万円です!大卒の人を採用すれば月額約20万円かかるところを4分の1で頼めるんです。依頼もその都度見積もりも不要なので、社内にデザインの部署が出来たかのように使えます。

安孫子ーーデザインのサブスク、コスパ最強ですね!

三浦社長ーーぜひ活用して欲しいです!!最後のもう1つの事業がエンタメ事業です。「山形にないものをつくろう」という取り組みをしていて、今取り組んでるものの1つがアイドルです。山形の人たちに愛されて、全国に山形の良いものを発信できるアイドルがいたら良いなぁと思って始めました。デザイン、プロモーション、企画、音楽も作れる共同代表者の安部が軸となり進めています。

 

3.外注という概念はない。

 

安孫子ーー会社の設立はいつなんですか?

三浦社長ーー個人でデザイナーをやっていた安部と個人で企業のブランディングの支援をしていた私が、元々フリーランス同士で協力しながら案件を進めていたのですが、これを1つの会社にしたらもっといいんじゃないかと設立したのが2021年4月です。

安孫子ーー今2期目になるんですね。1期目はどうでしたか?

三浦社長ーーお陰様でフリーランス時代からの繋がりもあり、山形で業界トップの企業や業界のトップを目指している企業のお客様に恵まれていまして、1期目から順調に事業を進めることができました。

安孫子ーーさすがですね・・・これからはどんなことに挑戦していきたいですか?

三浦社長ーー10人で10億円売り上げられる会社にしていきたいです。それを達成するために、今目の前のお客様のブランディングを支援して地域や業界でずば抜けたブランドへとプロデュースすること、そんなブランドをひとつでも多くすることが大切です。

安孫子ーー社員数は?

三浦社長ーー正社員役員含む4人と業務委託のクリエイティブチームが20人程です。

安孫子ーークリエイティブチームの方々は社員とは違うのですか?

三浦社長ーーそうです。今の時代、優秀なクリエイターは企業に所属せずにフリーとして場所を選ばず仕事をしているケースがあります。更にクリエイターも得意不得意があるので固定で採用するというやり方に疑問があり、今は案件ごとに必要な能力を持ったクリエイターをアサインして最適なメンバーでブランディングに取り組むようにしています。

安孫子ーー山形にはなかなかない業態ですね!

三浦社長ーーそうですね。外注を使って仕事をしている会社はありますけど、うちは外注という概念ではないです。ただ自分の仕事を社内でできないから他の人にやってもらうという考えではなくて、1つの案件を共にチームとしてやっています。その為には、仕事だけじゃなくて弊社が大事にしている理念とか思いを共有して、同じ思いにコミットできる人たちをクリエイティブパートナーと呼んでいます。雇用形態こそ正社員ではないのですが、社員と同じ方向を向いてミッションビジョンを共有しています。だから会社のホームページにもメンバーとして載っています。

 

4.唯一無二のブランドへ

 

安孫子ーー会社を経営する上で大事にしていることはありますか?

三浦社長ーー「戦わずして勝つ」という言葉です。

安孫子ーーどういう意味ですか?

三浦社長ーーつまり、競合他社と比べて良くなろうという考えではなく、比較されずに指名されるよう唯一無二の存在になりましょうという意味です。比較されずに明らかに頭ひとつ抜けているようなものになれば、高くても売れるし優秀な人材も集まるし、理想のお客様から選んでもらうことができるようになります。資本も人材も限られている地方の小さなお店や中小企業にはこの考え方がなければ消耗し、利益を残すことも難しくなると考えています。

安孫子ーーといっても同業他社からライバル視されることはありますよね?

三浦社長ーーもちろんあると思います。でも私たちがライバル視することはなくて、例えばあの会社がAをしているから自分たちはBをやろうとしてしまうと自分(自社)というアイデンティティを無くしてしまいますからね。だから私たちは、なぜこの仕事をしているか、自分たちにしかない強みはなんだと日々考えているし、お客様の企業にしかない強みとか思いはなんだろうと考えながら事業を行っています。

安孫子ーー社内にいつも求めていること、意識させていることはありますか?

三浦社長ーー本質を見ること考えることです。企業からこういうものを作ってくれとよく依頼があるんですけど、その時に必ず「はい。わかりました作ります。」ではなく「これはなんの為に作るんだろう」と考えるように意識させています。例えば、20代集客をターゲットにチラシを作りたいと言われたら同じ予算でもチラシじゃなくてSNS広告をするべきではないかと考えるのが大切です。良い仕事をするには本質を見るように、そしてその本質がわからなければとにかく深堀りして聞くようにと口を酸っぱく伝えています!

安孫子ーー本質をお客様から聞き、それを元に提案実行するということですね。

 

5.自由な働きのもとで夢中に!

 

安孫子ーーどういう人材が欲しいですか?

三浦社長ーー「戦わずして勝つ」という表現が良いなと思ってくれて、ブランディングに夢中になれる人に来て欲しいです。ゲームを夢中でやったりとか、アニメ見る為なら早起きするとかそういう感覚を仕事に変換してできる人ですね。仕事は仕事、プライベートはプライベートじゃなくてそこを飛び越えて仕事ができる人が希望です!
流石に令和にできた会社ですので、リモート、フルフレックスなど働き方も今風です。

安孫子ーー最後に伝えたいことはありますか?

三浦社長ーーこれからの企業が新しいことをやる時は必ず方向性を定めて指示を出していくクリエイティブディレクターが必要だと思っています。建物を建てる人、デザインする人、採用する人、集客をする人、商品開発をする人がバラバラだと統一感が生まれなくなってしまいます。それを企業側に立って価値の方向性を決めて全てのアウトプットに反映させる立場の人がいればもっとブランドというものが増えていくと思っているので、弊社がそのポジションなってクリエイティブしていき山形のファンを増やし地域創生も行っていければと思います!

安孫子ーー今回は貴重なお時間ありがとうございました!