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山形から全国の健康シーンへ発信

株式会社ドリームゲート / フィットネスインストラクター(幹部候補)

インタビュー記事

更新日 : 2023年02月26日

現在、日本では一人一人の健康意識が高まり、ジムやフィットネスクラブに通う方がコロナ禍の中でも徐々に増えています。
そんな中、フィットネスクラブ運営はもちろんのことフィットネス業界の新しい分野として注目されるメディカルフィットネスの開業支援やコンサルティングなどを山形から全国の健康シーンへ発信を行っている会社があります。
それが「株式会社ドリームゲート」です。

そんな事業を牽引している代表取締役の村上さんへお話を聞いてきました!

株式会社ドリームゲート 事業概要

ホットヨガ&フィットネスジルやウェルべースなどのフィットネスクラブを展開する企業で、県内では最大規模。店舗の運営だけではなく、そのノウハウを活用したメディカルフィットネスの開業支援では日本でもトップクラスの実績を誇り、自治体と連携したフィットネスなど業界でもめずらしい試みにチャレンジしている。

フィットネス機器販売や講師の派遣など多角的に事業を展開しており、健康を軸にしたものならばどんな事業も検討の余地があると村上社長は語る。

安孫子ーー村上さん!今日はよろしくお願いします!

村上社長ーーよろしくお願いします!

 

1.ジムを経営しているだけじゃない

 

安孫子ーーまずは社名の由来を教えてください

村上社長ーー1つのきっかけは知り合いである、とある大企業の社長から言われた言葉がキッカケです。「周りのいろんな良い企業や良い商品を見てみな!、濁点がついているでしょ」って言われたんですよ。濁点がついた言葉、しかも自分が好きな言葉、そこでふと思いついたのが「夢=ドリーム」でした。だけどドリームって単に一つの言葉だから社名にはならない。そこで少し深掘りして考えてみました。夢を叶えるのは決して簡単じゃない。だから人は夢の「門、扉=ゲート」で一度立ち止まって考え、そして「ゲート」をくぐることで夢を叶える、実現するための覚悟が決まり、夢に向かって全力で邁進するのではないだろうかと。そんな意味を勝手に待たせちゃって、言葉の掛け合わせで「ドリームゲート」と名付けました!

安孫子ーー濁点から考えていったというのは斬新で面白いですね。事業としてはどんなことをやっていますか?

村上社長ーー大まかにいうとホットヨガ&フィットネス ジル(GILL)というホットヨガスタジオを併設したフィットネス施設やウェルベース矢巾、村山、山形などのメディカルフィットネス施設の運営、更にはフィットネス施設のコンサルティング、インストラクターの養成・派遣にトレーニング機器販売などを行っています。フィットネスはフィットネスでも医学的エビデンスに基づき、医療、介護分野などとフィットネス/健康づくりを融合した厚生労働省の認可にも関わる新しい分野、メディカルフィットネス事業をしています。

安孫子ーーメディカルフィットネス、初めて聞きました。フィットネスクラブ運営だけでなくコンサルティングもしてるんですか?

村上社長ーーそうなんです。業界ではメディカルフィットネスに特化したコンサルティングをやっているところがない中で、メディカルフィットネス分野の先駆けとして、コンサルティングに優れている人材を起用して挑んだところうまくいったんですね。そして全国でも声を大にして発信できるようになっていきました。

安孫子ーー前例がないことに挑戦する勇気がすごいです。具体的にどんなコンサルティングをしているのですか?

村上社長ーー開業のためのトレーニング機器の選定やシステムの導入はもちろん、コンセプト、ターゲット策定、施設運営のマニュアルから料金設定や事業の収支シュミレーション、さらにはスタッフ採用、会員募集や販売促進、施設ブランディングやホームページ制作まで幅広く行っています。場所をつくって、機器を入れて、人を採用してはい終了、っていう簡単な仕事ではないと思っています。

 

2.覚悟を決めた瞬間

 

安孫子ーーこれまでを振り返り、会社にとって重要だったターニングポイントはありますか?

村上社長ーー世界的なマシンメーカーと国内大手調剤薬局会社から、自治体と連携して何かできないだろうかとお声がけいただき、岩手県矢巾町で自治体と連携をしたメディカルフィットネス施設を立ち上げたことです。前述の大手企業に加え、矢巾町そして岩手医科大学附属病院というプレイヤーの中に入り、弊社がコーディネートして事業を取りまとめることで全国で初めての産学官連携したメディカルフィットネス施設ウェルベース矢巾を開業することができました。このように自治体と包括連携協定を結び事業ができたということは会社としてもかなり成長したターニングポイントでしたね。またそういった成功事例がコンサルティングにも生きています。
現在は山形県村山市、山形県山形市とも包括連携協定を結び地域住民の健康課題にアプローチしています。

 

3.〇〇は一瞬〇〇は一生

 

安孫子ーー企業理念、会社を経営する上で大切にしていることは何ですか?

村上社長ーー企業理念としては「夢を力に!フィットネスで日本を元気に!笑顔に!」となっていますが、要は健康を軸にしていろんなことをやって行きましょうということなんです。フィットネスとは何かを考え、健康になるための体づくりを通して元気に笑顔にという軸はぶれないようにしてますね。

安孫子ーー軸をブラさないことは大切ですよね。そんな村上さんが大事にしている考え方、価値観はありますか?

村上社長ーー信用・信頼は大事にしています。人気は一瞬、信用信頼は一生って言いますからね。これは失敗にも通じていて、失敗は良い失敗と悪い失敗があると思うんですよ。いい加減な悪い失敗は信用や信頼を失います。一生懸命頑張ってした失敗は次に繋がりますから。あとは結果を残す、どんな結果であれ結果が全てですからね。

安孫子ーー人気は一瞬、信用信頼は一生この言葉を私も肝に銘じておきたいです。その考えや価値観を社内に対して意識とか求めたりしていますか?

村上社長ーーしてますね!Slackとかでずらずら書きます(笑)社員のこと気にしすぎなほど気になるので(笑)

安孫子ーーしっかり向き合っている証拠ですね!素晴らしいです!他に意識させていることとかはありますか?

村上社長ーー日本では、インストラクターやトレーナーと呼ばれる仕事に就くと、すぐに先生と呼ばれてしまいます。年齢性別関係なく誰でも舞い上がってしまったりするんですね。先生と呼ばれる仕事って限られていて意外に少ないですよね。本来は資格や免状/免許があっての呼称ですよね。例えば医師、弁護士、教師、税理/会計士、そして政治家の先生などですよね。そんな中で先生って呼ばれちゃうんですから勘違いしてしまいますよね。そして舞い上がり、勘違いすると甘えが生じるんですよ。お客様の健康、命を預かる仕事なので自分の責任とは使命=ミッションとは何かを考えさせて我が振り直させますね。特に使命感を意識させます。

 

4.2つの力でトライしてほしい!!

 

安孫子ーーどういった人材にきて欲しいですか?

村上社長ーー自分で考えることができる人。先回りができる人ですね。

安孫子ーー先回りができる人ですか?

村上社長ーー人ってありがとうって言いたい気持ちってあると思うんですね。例えば自分があの仕事しなきゃなと思って会社に戻ったら、「社長あの仕事終わらせておきましたよ」って言われたらありがとう!ってなるじゃないですか。そうやって先のことを察することができる人。そういう力がある人にきて欲しいですね!

安孫子ーー察する力がある人ですね!

村上社長ーーそういうこと!あとは考えていることを言葉にできる人ですね。思っていることも口にださないと、思ってないのと一緒ですからね。話す力がある人にきて欲しいですね!

安孫子ーー会社としてここが強みだというところはありますか?

村上社長ーー何でもやれる会社ですね。理由がしっかりしていればやりたいことに対してダメだということはないです。トライできる環境はがあります。例えば、ヘルシーな居酒屋をやりたいとか、健康になるための商品を作りたいとか軸さえぶれなければどんどん挑戦して欲しいですね。

安孫子ーー挑戦できる環境が整っているのはありがたいですね。

村上社長ーーもう波風立てまくって業界を変えていくんだくらいの気持ちでいて欲しいですね。賛同してくれるのではなくて、互いにアイデアを出し合い一緒に考えられる人なんかはもう最高ですね!(笑)

安孫子ーー健康という軸があり、それをブラさずにさまざまな事業に挑戦し続けていてとても刺激のあるお話でした。今回は貴重なお話ありがとうございました!

 

それではドリームゲートで働く中川さんと阿部さんにもお話を聞いてみたいと思います!


安孫子ーー中川さん、阿部さん、よろしくお願い致します。まずは中川さん自己紹介をお願いします。

中川さんーー中川です。よろしくお願い致します。7月からウェルベース山形の店長をしていますが、今年の2月まで県内医療機器の営業をしていました。

安孫子ーー入社のきっかけを教えて下さい!

中川さんーー小学校からサッカーをしていて、今でもスポーツ少年団のコーチや審判をしています。ドリームゲートの専務とサッカー関係で知り合いだったり、叔母がホットヨガ&フィットネスジルの会員だったりという様々なご縁があり、前からやってみたかったこの業界へチャレンジしました。

 

ジム運営以外の事業があることも魅力

 

安孫子ーーご縁があったとしても、フィットネスクラブは大手も含めて他にもたくさんあるなかで、なぜドリームゲートを選んだのでしょうか?

中川さんーーまず最初にどんな事業をやっているのかを見ました。弊社は山形ではジルを運営しているイメージが強いのですが、その裏側にはメディカルフィットネスの開業支援や自治体連携など手広くやっていることを知りました。将来を考えたときに、ずっとインストラクターとして現場で働けるかはわからないと思いました。でもこの会社なら現場も知りながら開業支援をしたり自治体の健康課題を解決したり、対外的な情報発信していったりと、様々なことができると思いドリームゲートを選びました。

安孫子ーー確かに、山形ではヨガの会社にだけ見えがちですが、多角的に経営されていることはおどろきでした。業務内容を教えて下さい。

中川さんーーフィットネスインストラクターの仕事として、ジムエリアでの運動指導、レッスンインストラクターなどをしています。更に店長としてシフト管理や会員数やレッスンの動員数稼働率など数字の部分も見ています。

安孫子ーー店長ということで、どんなことを意識して社内とコミュニケーションを取っていますか?

中川さんーー店長といえど年齢も入社歴も自分が一番下なので、レッスンに混ぜてもらったり、積極的に質問したりと肩書関係なく学び続けることを大事にしています。これは入社したときに画期的だと思ったのですが、ドリームゲートではチャットツールであるSlackを導入しており、メンバー間で情報共有がクイックにできるので、情報伝達の抜けも少なくなくすべきことが整理しやすいです。

安孫子ーーチャットで連絡が取れるのはいいですね。休日はどんなことをしているのですか?

中川さんーースポーツ少年団のサッカー指導と審判員をしています。社会人や大学などの東北大会の決勝戦までの審判ができる日本サッカー協会公認の2級審判員として東北を拠点に活動しています。先日はJ2モンテディオ山形のトップチームで審判もしました。

安孫子ーーえ?モンテディオってあのモンテディオですか?

中川さんーーそうです。東北のトップレフェリーというカテゴリーに入っているので、モンテディオ山形の審判をさせていただく機会がありました。

安孫子ーーすごいですね(笑)

 

安孫子ーードリームゲートで働く魅力を教えて下さい!

中川さんーーチャレンジしやすいところです。前職では考えたことを形にするまでに時間がかかり、タイミングを逃してしまうことが多かったのですが、ドリームゲートでは考えてから形になるまでスピーディーだし社長や専務からのアドバイスもいただけます。今もちょうどキャンペーンの企画をしており、すぐに行動することができました。この風通しのよさが会社の良さだと思います。

三浦ーーこのスピード感がさらなる行動につながるのですね。これからチャレンジしたいことなどはありますか?

中川さんーーヤマザワさんなど地元企業や山形市とも協定を結んでいるので、店舗単体ではなくそういった方々とも連携してより全体を見た健康課題にアプローチしていきたいです。

安孫子ーー大切にしていることを教えて下さい。

中川さんーー常に勉強し続けることです。社長ともよくお話するのですが、私たちインストラクターは先生と呼ばれる仕事です。国家資格が無いため、言ってしまえば誰でも先生と呼ばれてしまいます。だからこそ指導者として常に正しい知識、エビデンスをもとに指導しないといけない。そこが大事だと思っています。

安孫子ーー確かに、自分だったら先生なんて呼ばれたら天狗になっちゃいそうです・・・。そこを気を引き締め知識を高める中川さんはさすがですね!

 

安孫子ーー続いて阿部さんにもお話をお伺いしたいと思います!まずは業務内容を教えて下さい!

阿部さんーーウェルベース山形で、レッスンやジムエリアの指導、フロントの業務をやっています。4年前にバリ島で2週間のヨガ留学に行き、RYT200という資格を取りました。ヨガを仕事にしたかったわけではなく、前職を退職するタイミングでリフレッシュのつもりで留学たのですが・・・。

安孫子ーー仕事にするつもりなかったのに、なぜいま仕事になってるんですか?(笑)

阿部さんーーもともとは私が高校の陸上部だったときに3年間運動指導をしていただいたのが村上社長でした。知り合いの紹介で社長と再会し、ヨガの話をしたらうちにこないかとお誘いいただき入社しました。ちょうど次のキャリアを考えているタイミングでしたし、自分が思っている以上に、私の将来のことを考えてくれたことに心を動かされ入社を決意しました。

安孫子ーーすごい縁ですね!大事にしていること、やりがいを感じることを教えて下さい

阿部さんーーウェルベース山形のオープン前から関わっているため、会員さんが楽しく運動している姿や、元気になっている姿などを見るときはとても嬉しいです。会員さんのちょっとした変化に気づいてお話することを意識しています。会員さんからしたらスタッフというよりも孫くらいの感覚でかわいがってもらっているので私も日々恩返ししようという気持ちで働いています。

 

安孫子ーー組織で仕事をする上で大事にしていることはありますか?

阿部さんーー報連相を大事にしています。年齢も若いほうなので話しにくいこともあるけど、先輩方などは小さなことも含めて見てくれていると感じます。だからこそ自分もこまめに相談や連絡をできるようになりましたし、いいにくいことも本音でお話できるようになりました。

 

安孫子ーードリームゲートで働く魅力は?

阿部さんーースタッフのことも会員さんのことも見捨てずに会社が見てくれるところです。困っているときには誰かが気づいてくれて声を掛けてくれる機会が多いです。聞いてくれるからこそ、悩みも言いやすいし、否定からではなく理解しようと話を聞いてくれるのが魅力だと思います。そのうえで間違ってることは教えてくれるし改善のヒントもくれるので非常に良い環境で働けていると思います。

 

安孫子ーー休日は何をしているんですか?

阿部さんーー今更という感じはあるのですが、最近「チル」という言葉を覚えて、海とかお寺とか公園とか、滝とかそういう誰もいないような自然なところにいってチルしています(笑)
そこでヨガマットをしいてヨガをしたりお昼寝をしたり、そういう過ごし方をしています。
あとは料理が得意です。

安孫子ーー一応、お決まりですが、得意料理も・・・(笑)

阿部さんーーカレーは週4くらいで食べるほど好きで、得意です。スパイスから作っています。

安孫子ーー食べてみたいです!社長からチャレンジできる会社と聞いていますが、なにか実際の取り組みはありますか?

若手メンバーグループを活用した企画立案

中川さんーー新規事業や新しいレッスン、イベントやキャンペーンなどを考える若手リーダー養成グループというスラックのチャンネルがあり、各店舗の若手メンバーが各店舗の強みや弱い部分などを出し合っています。発足してすぐなのでまだ素材集めという段階ですが、現場で指導してているだけでは気づけないような、会社全体のことを考えるキッカケになっています。

阿部さんーー最初は会社全体を見るということに慣れずに混乱していましたが、改めて自分の会社はどうなのか、何が強みでどこが弱いのかを見るいい機会になっていますし、他店舗の状況なども俯瞰して見れることが業務にも役立っています。

安孫子ーー若手のチームで新しいことに取り組めるというのは楽しそうですね!そこではどんなことをしていきたいですか?

中川さんーーいまのお客様は女性限定レッスンが多いので、男性に対してもアプローチできる方法を考えています。また日本のフィットネス人口は4%止まりなので、裾の尾を広げて、運動をやったことのない方も参加できるようなイベントやキャンペーンなどを作っていきたいです。

安孫子ーー若手チームの新たな企画も楽しみにしています!ありがとうございました!