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「今日、この瞬間に、最高の山形を。」

株式会社旅館古窯 / 東北初の新事業のオープニングメンバー(支配人候補)

インタビュー記事

更新日 : 2023年09月07日

山形には、「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」にて40年以上連続トップ10を受賞しているレジェンド旅館 日本の宿古窯さんがあることをご存知ですか?

この旅館古窯を運営している古窯グループは、メインである旅館業態を中心に、今流行りのグランピング事業や山形の宝である果物を使ったスイーツ事業など山形の魅力を全国へ発信し山形ファンを作り続けている会社です。

こちらの会社では、新たな企業の物差しとなるミッション・ビジョンの策定をきっかけに、働き方改革、評価制度の構築、バックオフィスのDX化、自立自走できる環境づくり、利益の分配など非常に多くのことを改革しています。

今回は、代表である佐藤太一専務に会社を改革した背景や実際に大事にしている考えを、そして広報担当の吉田大輝さんには社員目線でどう感じているか、お話をお聞きしました。

 

株式会社旅館古窯 事業概要

「今日、この瞬間に、最高の山形を。」が経営理念。旅館古窯を中心に、あつみ温泉萬国屋、黒沢温泉ゆさ、森の音、yamagata glamなどの宿泊施設を運営しながら、山形の果物をふんだんに使った山形プリンなどの商品開発を行っている。山形県内の旅館グループとして最大手。中でも旅館古窯はプロが選ぶ日本のホテル旅館100選にて40年連続トップ10入りをするなど、数多くの著名人にも愛される宿となっている。古窯グループでは、社員を巻き込んだ新たなミッション・ビジョンの策定をきっかけに働き方改革や事業の多角化、DXを活用した業務効率化などに積極的にチャレンジしている。「旅館業は直接的な地域創生業」と語る古窯グループは、山形の価値を再発見し、全国全世界から選ばれる山形を目指し事業を進めていく。

 

1.山形を代表する旅館、古窯

 

三浦ーー佐藤専務、本日はよろしくお願い致します!

佐藤専務ーーよろしくお願い致します。

三浦ーー古窯グループさんは旅館「日本の宿 古窯」を運営していることで有名ですが、ほかにはどんな事業をしているのでしょうか?

佐藤専務ーー古窯グループには、6つの会社があり、大型旅館である「古窯」、「萬国屋」、中規模旅館である「ゆさ」、小規模旅館である「森の音」、グランピング事業の「yamagata glam」、その清掃関連サービスとして「クリーンサービス」、飲食事業で「山形プリン」、その他EC事業をやっています。事業としては7つ展開しています。たくさんの事業をやっていますが全て山形の文化や食材を発信するという軸はぶらさずに経営をしています。

三浦ーー規模的にはどんな感じでしょうか?

佐藤専務ーー県内旅館でいくと、最も大きく事業をさせていただいており、グループ合計で約35億円と売上高もトップクラスだと思います。社員数も160名ほどおり、アルバイトも加えると400名くらいになると思います。

三浦ーー売上も社員数もすごすぎて、どれだけすごいのか逆にわからないレベルです。。これほどまでに古窯さんが大きくなったきっかけや歴史を教えて下さい。

佐藤専務ーーもともとは70年前、祖父母が7部屋の自炊宿をスタートさせたのが古窯の始まりです。昭和の団体旅行ブームにもうまく乗り、施設を大型化しました。山形で初の和牛1頭買いをしたり、食事を部屋食から館内料亭での提供に変えたり、大型コンベンションホールを作ったりと、当時旅館にはなかった新しい取り組みにどんどんチャレンジしていったことも成長できた理由だと思います。

 

2.老舗旅館のチャレンジ

 

三浦ーー今では結構聞いたことのある取り組み、全て古窯さんが走りだったとは・・・驚きです。そんな歴史のある古窯グループさんですが、ここ10年以内くらいで新たにチャレンジしたことはありますか?

専務ーー3年前に若手の幹部社員と私の総勢20名で北海道まで通い、半年間かけて今後会社が取り組むべきことや判断基準の言語化としてミッション・ビジョンを考え落とし込んだというのが大きな出来事でした。

三浦ーー20名で北海道、半年って時間もそうですが、費用も大変そうですね

専務ーーめちゃめちゃかかりました(笑)ただ、絶対に必要な投資だと思っていますし、実際行ってよかったと思っています。

三浦ーーなぜそのタイミングでそこまで大掛かりなことをしようと思ったのですか?

佐藤専務ーーちょうど先代から後を引き継ぐことが近づいてきたなかで、時代がこれだけ大きく変わっているのだからこれから先の旅館も大きく変わらないといけないと思ったのがきっかけです。一度固定概念を壊してフラットにし、新たな価値や方向性などを言語化し成長させるためにもリブランディングが必要でした。

三浦ーー老舗の古窯さんでも、現状に満足せずに進化しているというのはさすがです。ではそのミッション・ビジョンを教えて下さい。

佐藤専務ーーいろいろあるのですが一番上には「今日、この瞬間に、最高の山形を。」という理念を言語化し、すべての事業はこの理念に沿って進めています。幹部メンバー20名とディスカッションする中で様々な意見はあったのですが、うちは創業から山形のものを発信してきた会社だから、お客様に対しても一つ一つの瞬間でこの素晴らしい山形を感じてもらおうということでこの理念になりました。

三浦ーーミッション・ビジョンを策定するということをして、実際にどんな効果があったと感じていますか?

佐藤専務ーーミッション・ビジョンという「ものさし」を決めたので、判断基準が明確になりました。これまでは社長が基準でありルールといったような、いわゆるトップダウン経営だったため、毎回指示を仰ぐ必要があったり、評価の基準がわからなかったりすることがありました。ミッション・ビジョンが言語化されたことにより、どんな仕事をするべきなのか、どんな会議をするべきなのかなどが共有されているため、組織が動くスピードがものすごく早くなりました。

三浦ーーこれだけの組織ですから、スピードが早いだけで良い影響がたくさんありそうですね。新型コロナウイルスも旅館業界にとって大きな出来事だったと思うのですが・・・?

佐藤専務ーーいやもう本当に、どうしようって思いましたよ(笑)大震災のときも同じでしたが旅行とか言ってる場合ではないという社会の影響を直に受けました。

三浦ーーそんな中、古窯グループさんではどのような取り組みをしたのでしょうか?

佐藤専務ーーコロナ禍でまずやったことは、会社の業績など数値を見える化したことです。会社の状態を幹部社員に開示して会社は大変な状況だけれど、同時に資金面など強さもあるということを見せました。良いことも悪いことも会社の数値を見えるようにすることで社員の中でも自分ごとで考えられるようになり、やるべきことが明確にできたことは良かったです。
また2ヶ月間ほど営業ができないときがあったのですが、思い切って教育訓練に時間を使いました。幹部社員が中心となって全社員に対してミッション・ビジョンを浸透させたり、会社を良くしようという意見がどんどんでて、理念浸透も加速しましたし、非常にいい時間だったと思います。

三浦ーーミッション・ビジョンを作ったときもそうですが、専務一人ではなく幹部などを中心に社員も巻き込んでやっているように感じます。

佐藤専務ーーそれはとても意識しています。トップダウンもいいのですが、これからの時代で大事なのはボトムアップだと感じています。上からいわれてやるよりも、自らが考えたほうが納得感がぜんぜん違う。自分たちで気づいて様々な業務に取り組むことがとても大事だと思っています。

 

3.自立自走で利益を分配する

 

三浦ーー専務は社員さんに対しては日々どんなことを伝えているのでしょうか?

佐藤専務ーーまだ完全にできているわけではないのですが、自立自走を大事にしています。弊社では自主計画、自主運営、自主分配と言っていますが、自ら何をすべきか計画し実行して利益を出す。その利益を分配するという考え方です。

三浦ーーあまり聞かない考えですね。その考えですと、新規事業とかも自分たちで企画するのでしょうか?

佐藤専務ーーもちろんです。昨年にオープンしたグランピング施設であるyamagata glamもその考え方から生まれた事業の一つです。私はほぼノータッチで立ち上げました。山形県村山市に会社が保有していた遊休地があり、有効活用できる方法がないか模索していました。そこで思い切って若手に任せ、これから流行ることが予想されたグランピング事業を自主的に計画させた結果生まれたのがyamagata glamです。もちろん経営戦略室メンバーの伴走はありますが名前やロゴに運営ルール、ブランドガイドラインまですべて若手女性メンバーが決めました。

三浦ーーそんなに・・・。すごいですね。この規模の会社で、若手社員がそこまで権限を持ってやれるってなかなかないですよね?

佐藤専務ーー自分たちで決めるのと、トップダウンで上から降ってくることをやらされるのでは全く違うと思うんです。私はこの会社での仕事を面白くしてほしいと思っています。仕事をイヤイヤやるのと前向きにやるのとで全く成果が違うんです。よく、責任はあるけど権限はないってことありますよね(笑)それではなく責任も与えるけど権限も与えるよというスタンスを大事にしています。

三浦――実際に任せてうまく行ったのかが気になるのですが・・・?

佐藤専務ーーいまyamagata glamは当初の計画通りの数値で推移しており、順調に運営できています。密を回避できるグランピングが上手いこと時代にはまったのと、そば打ちや舟下りなど山形の文化を体験できるプランやフォトジェニックな作りなどが評価されており、多くのメディアからも取り上げられる施設になっています。

三浦ーー泊まるだけじゃなく体験もできるというのが本当に素敵ですね。自立自走するという考え方も昔からあったのですか?

佐藤専務ーーいや、これもコロナ禍をきっかけにした数字の開示があってからです。これまでは経営陣しか数字を見ていなかったため、なんとなく良い悪いしかわかりませんでした。それが自分ごととなって企画をしたり改善の提案が上がったりすることが増えました。そしてこの開示に関連して新たに取り組んだのが評価制度の構築です。きちっとした評価制度があり利益を分配するという仕組みを作りました。

三浦ーーこれまでの評価制度と、どのように変わったのですか?

佐藤専務ーーこれまでは評価基準が曖昧でした。評価は人によりけりで、賞与なども管理職や経営者の主観がありましたが、それを客観的なものに変えました。これは結構大変で2年くらいかかりました。いまでは年功序列でもなく、どんな働き方をすればどのような給与になるのかが明確になっています。

三浦ーーミッション・ビジョンの再定義や数字の開示、評価制度の再構築とここ3年で様々な改革をされてきたと思いますが、実際社内はどうかわっていますか?

佐藤専務ーーこれまでの雰囲気とぜんぜん違っていると思います。意見の出る数が違うし、明らかに風通しが良くなりました。会議をしていても忌憚なく意見が出るようになったし、幹部社員の雰囲気がいいからこそ、現場で働く一般社員にも波及し良い影響をもたらしています。

 

4.固定観念にとらわれない旅館づくり

 

三浦ーーすでにたくさん改革をされていますが、これから旅館業界にはどんなチャレンジが必要だと思いますか?

佐藤専務ーー時代の変化に合わせて旅館の仕組みも変えていかないといけないと思っています。旅館といえば一泊二食ですが、泊食分離させて連泊に対応したり、決められた料理が決められた時間に出てくるというスタイルから、食べたいときに食べたいものが食べらられるスタイルに変えたりというようなことが必要になることもあるかと思います。

三浦ーーこれまでの常識にとらわれずにということですか?

佐藤専務ーーそうですね。もちろんこれまで支えてくださったお客様も大事にしていますが、時代は大きく変わっていて価値観も世代によっては真逆だと思います。そういった細かな時代の流れに対応できるような会社でいたいと思います。

三浦ーーそんな古窯さんでどんな人材に来てもらいたいですか?

佐藤専務ーーうちはとにかく自立自走を大事にしているので、自分の頭で考えられる人に来てほしいと思っています。人から言われてやるのではなく、自分の頭で考えものごとを解決できる、それが好きな人がいいですね。

三浦ーー自ら提案できる人にとってはやりがいのある環境といえますね!

佐藤専務ーーそう感じてもらえるような環境にしていくことが大事だと思っていますし、そういった方が輝けて評価されて上に行ける仕組みにしないといけないと思います。ですから忠実に指示をこなすという人よりは、自分で次の仕事を探したり、自分で何かを作れたりという人に来てほしいです。実際に弊社の広報担当者は新規事業としてPR動画制作事業を提案してきました。今まさにその事業を形にしているところです。

三浦ーーそういった新規事業の提案とかは会社的にはウェルカムなのですか?

佐藤専務ーーもうどんどんやってほしいと思っています。社長をたくさん作っていきたいという思いもあり、社長になれる人材を育てたいと思っています。社長こそ自立自走しなきゃいけない人間ですからね(笑)
そして社長が増えれば、自立自走の経営に繋がります。

 

5.潰さない社風づくり

 

三浦ーー自立自走できる社員を増やすために意識していることはありますか?

佐藤専務ーーやっぱり「潰さない社風」づくり、「言える雰囲気」づくりです。物事が言えない雰囲気ってあると思うんですがそれをなくすのが私の仕事です。一番偉い人だけが一方的に話し、部下が黙々と聞いているといったような会議は本当に無意味なのでしないようにしています。

三浦ーー黙々と聞く会議、、ありますよね。。会議の方法にもこだわりがあるのですか?

佐藤専務ーー会議のルールもミッション・ビジョン策定時に定めました。時間だけかかったけど結局なにを話したのかもわからないような無駄な会議がよくあったのですが、事前に話すべきアジェンダをしっかり作ること、いつまでに誰が何をするのか「決定する会議」にすることにしました。私がしゃべりすぎるとどうしてもみんなの意見が出にくくなるので、私もあまり喋らないようにしています(笑)
そこから会議は進むようになり、自立自走の姿勢を生んでいると思います。

三浦ーーそれでは古窯グループで働くことの強みを教えて下さい

佐藤専務ーー旅館業というのは本当にたくさんの職種があります。世の中のほとんどの仕事が旅館業の中にあるのではと思うほどたくさんあるんです。更に経営多角化をしているため、その方にあった仕事は必ずあると思っています。
働き方も大きく変わりました。今まで旅館業界では朝晩勤務で早朝出勤して10時に中抜けし、また午後からきて夜まで働くというようなシフトがあったのですがそういったことはやめました。また休日も80日前後しかないことがありましたが近年では107日とし、旅館業界ではトップクラスに多くすることができています。
あとこれは意外だと思うのですが、リモートワークにも積極的に取り組んでいます。

三浦ーーえ?旅館でリモートワークですか?

佐藤専務ーーさすがに接客をするスタッフは難しいですが(笑)
旅館には多くの事務スタッフが働いています。経理や総務、営業、予約管理などです。そこでDX化に取り組んでいて、事務所に座っていないとできない仕事をなくそうという意気込みでやっています。これからもガンガンDX化などにも取り組んでいく予定です。

三浦ーー接客に限らず、DXを推進したい!みたいな人にも合ってますかね?

佐藤専務ーーかなり合っています!そういう方に来てほしいです。おそらくこれから旅館のサービスも変わってきます。もしかしたら配膳がロボットになるかもしれないし、フロントが不要になるかもしれない。けど最後には人との接点が必要なので、そこで生まれる新たなサービスなどにも敏感になっていきたいです。

三浦ーー最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします!

佐藤専務ーー旅館はダイレクトな地域創生業です。地域から動けないのが旅館。だからこそ地域の課題を解決するのが私たちの使命です。そこを楽しみながらやっていけたらと思います!

三浦ーーありがとうございました!古窯さんのような老舗企業でもここまで改革に取り組んでいるというのはとても刺激になりました!ではこの後社員さんにも実際に聞いていきますね!

 

今回の取材では、古窯グループさんの魅力をより探るために、自身も移住経験者であり広報担当の吉田大輝さんにもお話をお伺いしました!

 

6.毎年新規事業があり、キャリアを積めるやりがいがある

 

三浦ーー吉田さんこんにちは!よろしくお願い致します。まずはじめに業務内容を教えて下さい。

吉田さんーー私は経営戦略本部で広報をしており、旅館古窯だけではなく古窯グループ全体の広報をしています。メディアに露出させるためのプレスリリースの配信やSNSでの発信、メルマガ配信などマーケティングや顧客満足度を高めることに関する部分の情報発信を担当しています。

三浦ーーもともとそういったSNS系の仕事をしていたのですか?

吉田さんーーいえ、全くの初心者でした。どういったことをお客様が求めていて、どういったことを発信すべきなのかを模索しながらやっています。情報発信も集客だけではなくブランディングを意識することも必要で、そのあたりはまだまだ勉強しながら日々取り組んでいます。

三浦ーー吉田さんがやりがいを感じた瞬間を教えて下さい。

吉田さんーー山形プリンのさくらんぼプリンという商品を全国放送のテレビで取り上げてもらったことです。ツイッターで発信していた情報を番組担当の方が見てくださり、テレビで取り上げてくださいました。それは本当にやりがいを感じましたね。ツイートしててよかったって(笑)

三浦ーー吉田さんはどういった流れで古窯へ入社したのですか?

吉田さんーー私はもともと山梨出身です。大学卒業後に上京し、ホテルでサービスに関わる業務全般を担当していました。妻の里帰り出産を機に上山に移住しました。山形ではいちばん有名な旅館ということを妻から聞いていて、実際に宿泊したときも接客や料理も東京に全く引けを取らないと思い、ここで働いてみたいと感じました。

三浦ーー実際に入社してみてどう感じましたか?

吉田さんーー実は、山形でどんなキャリアを積めるんだろうというところが心配でした。でも古窯グループは多角化経営で様々な事業をしていて、毎年のように新規事業がスタートしているので、ワクワクしてチャレンジすることができています。東京にいるときよりも更に成長できるしキャリアをつめると実感しています。

 

7.ミッション・ビジョンの策定で環境がよくなった

 

三浦ーーさきほど佐藤専務が3年前から改革を行い、基準となるミッション・ビジョンを策定したことを大きな出来事としてあげていましたが、吉田さんはどう感じていますか?

吉田さんーー私は直接的にミッション・ビジョンの策定には関わっていないのですが、社員からの声が届きやすくなったことを実感しています。自分がやりたいことを素直に応援してくれる会社というイメージです。そのためにどんなことが足りていないのかのアドバイスもいただけています。
前までだと、社員からなかなか声を挙げにくい環境もあったのですが、「今日、この瞬間に、最高の山形を。」という理念を中心としたミッション・ビジョンがあることで、それを基準に自分自身で考えて提案、行動できるようになっています。

三浦ーー実際吉田さんがその理念に沿って提案したことなどがあれば教えて下さい!

吉田さんーー旅館古窯で最近形にできたのが香り袋づくりです。香り袋づくりというのは、理念から紐付いた古窯の新たなコンセプト”くつろぎ"というテーマに沿って出たアイデアで、県花の紅花染めを使った袋とドライハーブを使って、お客様自ら作った香りで楽しんでいただける体験型コンテンツです。若手社員主体で企画しましたが、会社もどんどんやっていいという感じで、どんどん提案したくなるような体制になっていると実感しています。

三浦ーー休日や勤務シフトも業界の中ではトップクラスに良いと聞きましたが、吉田さんはプライベートではどんなことをしているのでしょうか?

吉田さんーー夜勤も無いですし、休日もしっかり確保されているのは本当に助かります。子供がいるので休日はいつも山形市営プールのジャバや遊園地リナワールドにもよくいきますし、あと山形には大きな公園が多いのでかなり良い環境で子育てできています!地方っていいなといつも感じています。

三浦ーー最後に今後の意気込みをお聞かせください!

吉田さんーー日本や世界中に、この古窯グループのことを発信していきたいです!そのためにも自分の視座や価値観を広げてインプットとアウトプットを繰り返して行きたいです。