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妥協を許さないモノづくり

株式会社渡部製作所 / 株式会社渡部製作所/【未経験者歓迎】溶接工

インタビュー記事

更新日 : 2023年06月23日

株式会社渡部製作所 事業概要

昭和59年に創業した山形県酒田市でモノづくりの技術を承継してきた。主な事業は製缶(溶接)板金や機械加工で、架台・フレームや制御盤・ベースなどの製造を手掛け、特徴として製缶作業に従事する全てのスタッフが、材料手配から切断、溶接、仕上げを一貫して行っている。また、製缶作業から機械加工までをワンストップで行えるというのも独自の強みである。また、不良発生率は0.5%と高い品質を保持している。他にも少数精鋭の優れた職人がいる会社だからこそ、お客様の要望に合わせたオーダーメイドの製作物の製作も可能としており、この地域のみならず県外からの仕事も多い。

品質へのこだわり、妥協しない職人達

会社の一番の強みは品質の高さ。これを実現しているのが長きにわたり培ってきた技術を継承する少数精鋭の職人たち。その職人達の多くは、この会社に入社するまでは全く別の業界で仕事をしていた者が多い。中には全くの未経験の女性が、職人の世界に憧れて入社し、活躍している社員もいる。そんな個性溢れる職人達が集まる職場環境は非常に明るく、風通しがいい。それを象徴しているのが、年に2回の賞与のタイミングで行われる社長と社員との個別面談。そこでは日頃の働く環境を改善・向上していくために様々なことを社長へ直接提案する。これは常日頃意見を言いづらい環境にあるということではなく、あえてそういった機会を定期的に設けることで、働く社員も考えながら仕事に打ち込むことになる。実際にその面談から職人達が現場で使う工具が新しくなったり、職場環境が整備されたりと、働く社員の声が反映されているところが社内には目立つ。

その他にも社員が働きやすい環境を整備するために、考慮されている点は多い。一つ目が勤務形態。時短勤務の整備はもちろん、小さな子供がいる社員の中には、定時よりも早く出勤して、退社時間を早めることで子供との時間を確保している社員もいる。そういったことができる背景には担当ごとに裁量が振り当てられているという点がある。基本的には担当者が自分の担当する工程の納期までのスケジュールをそれぞれで管理し、逆算して予定を組んでいく。スケジュールの管理までを担当者へ任せられるということはそれだけ担当者に対して信頼している証でもあり、実績があるということだ。

近年では男性の育休取得にも積極的に取り組んでいる。最近では導入する企業は増えてきてはいるが、地方の企業は特にまだまだその考え方が浸透しきっていないのも事実。会社では、対象社員に対しては育休取得を勧めており、既に社員の中でも数名の社員が育休を取得。喜びの声があがっている。その他にもノー残業デーを設けたり、年間の休日スケジュールを予め提示したりと、働く社員のために、可能な限り家庭との両立をサポートできるような体制を整えている。

これから目指していきたいこと

これから会社として目指していくことは、よりお客様の要望に応えられる体制を整えること。そのために一番重要になってくるのが人の力。特に職人の長年培ってきた技術力は、どんなにデジタルや機械化が発展しても敵わない部分が存在する。そこがこの会社の存在価値であり、お客様に求められていることでもある。だからこそ、社員がここで働いてよかったと思ってもらえるような環境を作っていきたい。