変化し続けるつけもの処
つけもの処「本長」変化し続けるつけもの処
つけもの処「本長」伝統を守り続けて百余年。 庄内の素材と味を、創業以来守るだけではなく、挑戦し続けている。
山形県の西に位置する自然と歴史に恵まれた庄内。この地で、日本の良き食文化の「継承と創造」に貢献しながら漬物店を続けているのが、つけもの処「本長」だ。本長では、民田茄子やだだちゃ豆、月山筍など庄内ならではの在来作物も漬物にした商品を数多く展開している。在来作物をはじめとする野菜を漬物にすることで旬に関係なく、年間を通して食材の味を楽しめるように変化を遂げ、食卓を彩る。
民田茄子の浅漬けはパリッとした食感が特徴的な商品だ。中から茄子の美味しさがジュワっとでてくる。そのみずみずしい味わいは夏にピッタリな一品である。キンキンに冷やして汗をかいたあとに食べると体の温度も下げられ、ミネラル補給にももってこいだろう。食文化の多様化により、漬物需要が減少したことで漬物業界は寡占化、品物の絞り込みがされているという。そこで、漬物単体としてだけではなく、料理の素材としても漬物を活用されるように本長では「アイデア料理レシピ」をHPで公開するなど漬物の可能性を広げている。
「各部門で日本一を目指している。住み分けが大切」と話すのは会長の本間光廣さん。大手と競争するのではなく、小さな分野・種類ごとに分け、そこで日本一の漬物を作ることが目標だと話す。漬物の良さや漬物作りのノウハウを最大限に活かしたクリームチーズの粕漬けやみりん漬けの缶詰と言った漬物の概念を拡大させる商品も開発している。クリームチーズ粕漬けはつるおか名物コンテストで金賞を獲得した逸品である。ご自身の学びの経験や社長の出張先での気づきが商品開発につながっているそうだ。
ご飯のお供として食卓を飾っていた漬物の食され方が多様化した。日々の食卓に色を添えるのみならず、地域の名物、お土産として本長は支持されており、多くの人から愛されている。これからも進化を続ける本長の漬物に期待である。
住所 | 山形県鶴岡市大山一丁目7-7 |
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名称 | 株式会社 本長 |
場所 | 山形県鶴岡市大山一丁目7-7 |
電話 | 0235-33-2023 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
定休日 | 無 |
クレジットカード | 可 |
席数 | 無 |
禁煙/喫煙/分煙 | 禁煙 |
おすすめメニュー | 藤沢かぶの甘酢漬け、(季節限定)民田茄子のからし漬け、冬のべったら漬け |
記事作成者 | この記事は昭和女子大学学生が昭和女子大学が展開する地方創生プロジェクトの1つ「鶴岡ごっつぉ」プロジェクト内で作成したものです。 |
”鶴岡ごっつぉプロジェクト”とは | 昭和女子大学が展開する地方創生プロジェクトの1つ「鶴岡ごっつぉ」プロジェクト。 山形県鶴岡市の「食」に注目し、鶴岡市の豊かな食の魅力を発信するべく活動中。昨年考案したビジネスプラン「産直ごっつぉ〜鶴岡市の豊かな地形を活かした産直アプリ」のアイデアを元に実現可能なサービスを目指す。鶴岡を実際に訪問し、食体験を経て「ごっつぉ手帖」を発案中。 |