「山形の有名ないちご大福を売っている店といえば？」と質問をすると、多くの人がそろって答える和菓子店があります。
山形の南出羽駅から歩いて10分程度のところにある『菓道　八右衛門』です。
創業100年を超える老舗で、昔ながらの和風な建物が歴史を感じさせます。

店頭には常時50種類の和菓子が並んでいます。
とくにリピーターが多いのが、フルーツを丸々1粒入れたフルーツ大福。
夏は『さくらんぼ大福』や『フルーツトマト大福』、秋は『シャインマスカット大福』など季節ごとに種類が変わるのですが、毎年それぞれの大福を買っている人もいるそうです。
これらを買い求めに県外から来る人もいると聞きます。

そんなフルーツ大福で一番人気があり、看板商品となっているのが、冬から春にかけて作る『ミルクあんのいちご大福』です。
甘酸っぱいとちおとめとほんのり甘いミルクあん、それを包み込むもっちりとした皮のバランスが完璧で、「季節限定なのが惜しい」という声も少なくありません。

また、最近は、いちご大福に次ぐ看板メニューとして『いちごのわらび餅』を作っています。
絶妙に柔らかいわらび餅とお好みでかけるミルクの相性は抜群で、今イチオシの商品です。

八右衛門の和菓子は、味はもちろん見た目も美しく、贈答用としてもよく利用されています。
久しぶりに親兄弟に会うときや、仲の良い友人に贈り物をしたいとき――そんな大切なシーンにもぴったりです。
お相手も自分も心が豊かになる逸品、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。