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株式会社リッチェル / 社内SE職

インタビュー記事

更新日 : 2024年07月29日

「洗練された進歩的な感覚で わたくしたちにしかつくれない “良い商品”を提供する。」を企業理念に掲げ、企画開発から製造・販売までを自社で一貫しておこなっています。社内には、さまざまな部署があり、各部署が連携しながらモノづくりを行っています。今回は、各部署で活躍する若手社員を中心に入社のきっかけから実際に働いてみて感じたことなどを伺いました。

株式会社リッチェル 事業概要

提案型企業である当社は、プラスチックを軸に自社ブランド品の企画、デザイン・設計から金型製作・製造、営業までを一貫して行い、お客様のニーズをカタチにしているメーカーです。富山市水橋に本社を置き、2023年の11月に創業67周年を迎えました。創業からの理念である「良い商品を作ろう」のもと、人々の生活に必要な商品をホームセンターや専門店を中心に、国内外の販売店に向けて展開しています。家庭用品、ベビー用品、ペット用品、ガーデン用品、ライフケア(介護)用品など幅広いラインアップで、生まれた時から老後の暮らしに役立つアイテムを提供しています。また、一般消費者向けだけでなく、飲食店やコンビニなどの法人向けの業務用品の開発製造も多数手がけています。
当社は北陸でも類を見ない多く(1000アイテム以上)の自社ブランド品を扱っており、アメリカ、中国、韓国、東南アジア諸国など13カ国に進出を果たしています。文化が違う各国のニーズに合わせた商品開発や、サイズやデザインを現地仕様にした日本で販売していない商品も多数あります。また、バイオマスプラスチックや食品廃棄資源を活用した環境に配慮した製品開発にも力を入れており、消費者起点のグローバルマーケティング企業を目指しています。

■Oさん
ベビー・ハウスウェア用品部 東日本販売課
2011年入社(14年目)/岐阜県出身/趣味はスポーツ観戦と雑貨屋巡り
≪仕事内容≫
現在は、家庭用品の営業をしています。関東を中心に東日本エリアを担当しており、代理店や販売店へのルートセールスが主な仕事です。新製品のご案内や季節商品のご提案はもちろん、既存の商品に対する反響やこういった商品がほしいといった要望などをお聞きし、企画開発に繋げることも大切な仕事のひとつ。お客様に一番近い場所からものづくりに携わっています。

■Mさん
商品企画部 企画一課
2016年入社(9年目)/富山県出身/趣味はサッカー観戦
≪仕事内容≫
ペット用品の商品企画をしています。消費者へのアンケート調査や営業からの声などから得たリアルなニーズをコンセプトに落とし込みながら、商品企画を行っています。社内外のいろんな方々とコミュニケーションをとることも多い仕事です。自分のアイディアが形なるのはうれしいです。

■Bさん
デザイン部 プロダクトデザイン課
2020年入社(5年目)/石川県出身/趣味は映画鑑賞
≪仕事内容≫
商品企画部からあがってきた企画を基に、商品のデザインをする仕事をしています。コンセプトスケッチを通してデザインを考え、プレゼンでデザインが決定したら、3DCADで図面を作成します。開発課と共に、成型時の技術的な観点から何度も検証しながら、図面を整えていきます。

■Tさん
技術・調達部 開発二課
2021年入社(4年目)/岐阜県出身/趣味は野球
≪仕事内容≫
図面で書かれていることが実際に成形できるのか、量産できるのかを試作しながら考察していき、細部まで精査するのが主な仕事です。納期を加味しながら品質も担保する必要があるため、粘り強さと根気も必要。図面の変更だけでなく金型での調整を図るなど臨機応変に対応しています。

■Nさん
総務部 総務・人事課
2019年(6年目)/富山県出身/趣味はウォーキング、格闘技観戦、サウナ、食べること
≪仕事内容≫
主に、新卒採用の受け入れと求人票の作成や求人サイトやSNSの運用などもおこなっています。インターンシップなどのイベント企画運営や合説への出展なども行っています。学生さんと関わることも多いので、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。

 

 

 

-トヤマズカン編集部
まず、みなさんの入社のきっかけや富山で働くと決めた理由をお聞かせください。

 

Bさん:私は、ずっとプロダクトデザインの仕事がしたいと思っていました。大学に入る前から、リッチェルのことは知っていて、ここで働きたいと思っていました。


Oさん:えー!大学入学前からってすごいね!


Bさん:美大受験のために高校生の時に通っていた絵の塾の先生から、富山にこんな面白い会社があるよって聞いて…。調べたらペット用品なども作っていることを知り、興味を持ちました。入学後、すぐに大学の教授との面談のなかで、リッチェルで働きたいと思っていますっていう話をしていたのですが、教授がそれをずっと覚えていてくださって、インターンを取り次いでくださったんです。

Tさん:ちゃんと覚えていてくれたのもすごいね。

Nさん:金沢の短大に通っていましたが、親元で暮らしたいという気持ちもあったので富山での就職を考えていました。

Bさん:そっか、Uターンなんだね。

Nさん:はい。元々、雑貨が好きだったこともあって、リッチェルに興味を持ち、説明会に参加しました。そこで身近なものをたくさん作っているのだなと改めて知ったのですが、実際に家に帰ってみたらリッチェルの製品が家にたくさんあってびっくりしました。

Oさん:確かに、僕も説明会の後、家でいろいろなものの裏を見たらリッチェルって書いてあって「本当だ!」ってなった(笑)

Nさん:あと、当時の人事担当者の方がとても親しみやすい方だったのも決め手になりました。

Mさん:そういうフィーリングが合うとかもあるよね。僕も、富山県外の大学に通っていたのですが、Nさんと同じく、卒業後は富山に戻りたいと思っていました。モノづくりの企業に入りたかったのでジャンルを問わず、富山のメーカーを受けていました。最終的には、何かの部品ではなく、エンドユーザーが使う製品を作っているという点に惹かれてリッチェルに決めました。

Oさん:僕もモノづくりをしているメーカー志望でした。実家が、木製品の製造を行っていて幼いころからモノづくりが身近にある環境で育ったので、自然とモノづくりに携われる仕事がしたいと思っていました。岐阜出身なのですが、富山の大学に通っていて、就職するなら富山かなと思っていたこともあり、富山のモノづくりメーカーをいろいろ調べていました。ある教授からリッチェルのことを聞いて興味を持ったのがきっかけです。

Tさん:僕も、Oさんと同じく岐阜出身で、富山の大学に通っていました。僕の場合は、学内で企業説明会みたいなものがあり、その際に、リッチェルと出会いました。いろんな企業の話を聞きましたが、リッチェルは作っている製品のカテゴリーがダントツに幅広くて、いろんなものを作ることができるのは楽しいだろうなと思いました。
Oさん:確かに、生活雑貨からベビー用品や介護、ペット・園芸用品までいろんな製品を作っているのは魅力だったな。


 

 

-トヤマズカン編集部
実際に富山に住んでみての感想や、他の都市との違いを教えてください。

 

Nさん:まずは、県外出身の方からおねがいします(笑)

Oさん:僕は、これと同じ質問を最終面接で聞かれたんですよね。

Mさん:え!そうなんだ(笑)

Oさん:役員面接で聞かれたことをいまだに覚えています。大学進学で富山に来て、4年の間に慢性的なアレルギーが緩和したんですよ。空気なのか、水なのか、理由や根拠は全くわからないんですけど(笑)

Bさん:確かに水はきれいですよね。おいしいし。

Oさん:富山の環境が僕には合っていたのかなって思います。あと、岐阜は海がないですけど、富山では、新鮮な魚を手軽に食べられるのがいいですよね。

Mさん:確かに。営業で関東に転勤していたころは、なんでもあって便利でいいところでしたけど、正直、お魚とかはあんまりおいしくなかったです。スーパーで買ったお刺身とか富山と全然違っていて。

Nさん:富山はスーパーで買ってもおいしいですよね。

Tさん:あと、ちょうどいいんですよね、すべてが。都会過ぎず、田舎過ぎずで。僕が生まれ育った街は岐阜の山間部なので、コンビニに行くのに車で15分とかかかっちゃうところで(笑)今は、歩いてコンビニに行けますから本当に便利ですし、住みやすいと思います。



Bさん:そうですね。住みやすいですね。金沢の方が富山よりはちょっとは賑わっている感じですが、生活をする上ではあまり変わらない気がします。でも、富山に来て楽しみがひとつ増えました。

Nさん:なになに?

Bさん:ホタルイカです!

全員:おおお!

Bさん:獲りに行くのが毎年楽しみで。タモ(網)に入るとキラキラって青く輝くんですよね。

Tさん:ホタルイカミュージアムでしかみたことがない(笑)

Oさん:僕もホタルイカを獲りに海に行ったことありますけど、本当にきれいだよね。

Mさん:きれいと言えば、立山連峰もいいよね。

Nさん:晴れた日は会社からも見えますよね。屋上から見る立山連峰も最高です。

Oさん:富山は雨が多いから、晴れの日のありがたみを感じるよね。

Tさん:そうだね。岐阜と富山だと全然天気が違うよね。岐阜は晴れている日が多いけど
    富山は雨や曇りが多いイメージがある。

Mさん:立山連峰がきれいに見える日はテンションがあがるね。


 

-トヤマズカン編集部
どのような人が働いているかなど職場環境について教えてください。

 

Oさん:そういったのどかな環境もあってか、あまりギラギラした人はいないかもしれないですね。

Tさん:そうだね。これだけたくさんの人が働いていて、グローバルな展開もしているのだけれど
なんか素朴というか、いい意味での地方の空気感みたいなものは漂っている気がします。

Bさん:のびのびと柔軟な雰囲気があるからこそ、いろんなアイディアが浮かんでくるっていうのはあるかもしれないですね。

Nさん:みなさんフランクで気さくな方が多いので上司や役員とも話しやすい気がします。

Bさん:グッドデザイン賞を取っているようなすごい先輩もいらっしゃるけど、とってもフランク。

Tさん:確かに、よその部署の課長にも普通に「最近どうっすか?」って言えちゃいますね。

Mさん:優しい人が多いと思います。全体的に、温厚で物静かなタイプの人が多いのかな。柔軟性がなく妙にかちっとし過ぎているような人もいないですね。


 

-トヤマズカン編集部
では、最後に会社の良さやユニークなところを教えてください。

 

Oさん:僕は営業なので特にそう思うのですが、同じリッチェルの営業でも商品カテゴリーが変わると全く違う会社のように感じます。例えば、園芸用品から介護用品の営業に異動になった場合、扱う商品からお取引先の業界まですべてがガラッと変わります。だから同じ会社なのに全く違う業種や業界を体験できるのは働いていてとてもユニークだと感じます。

Mさん:商品カテゴリーによって全く畑が違うよね。商品開発もそう思います。

Oさん:最初、園芸とペットをやって、その後、園芸担当になって、ベビー担当を経て、今は、家庭用品担当なので、はっきり言って転職した気分になります(笑)

Mさん:ステップアップできるというかいろんなことを経験できるから視野や知見も広がるし、結果で気にキャリアアップにもつながっているように思います。

Tさん:僕は、製造の側ですが、やはり完成品を手に取れる、作ることができるというのは、この仕事の醍醐味だと思います。自分が手掛けた製品が世に出てそれが実際にいろんなところで使われているってことがとてもうれしいです。

Bさん:映画やドラマでもよく当社の製品が使われていたりしていますよね。

Oさん:そうそう。ドラマの中のキッチンの水切りがリッチェルの製品だったり、ペット好きの芸人さんが愛用品としてうちの製品を紹介していたり…とか。

Nさん:結構いろんなところで見かけます。


 

Tさん:社割で買えるのもいいよね。

Oさん:とにかく製品ラインアップが豊富だから、お子さんが生まれたらベビー用品、ペットを飼ったらペット用品って感じで、暮らしに必要ないろんなものを社割で買えるのはありがたいよね。

Bさん:あと、販促のために商品画像を自社で撮ったりもするんですけどモデルが社員やそのご家族の場合が多いですよね。

Mさん:僕も、モデルになったことがあります。コストカットのために体を張りました(笑)

Tさん:そうそう!出ているよね!あと、手だけの出演も結構あるよね。

Nさん:私、手だけなら何度もあります(笑)

Bさん:なんでも、できることがあれば、自分たちでやっている部分はありますよね。

Mさん:そうだね。それぞれ部署は違うけれども、いろんなことを経験できる会社だとは思う。

Bさん:今、デザインを通してモノづくりに関われていて、クリエイティブなこともたくさんできているので、大変な部分もあるけど、とても楽しいです。

Oさん:みんなモノづくりに関わりたいという想いで集まってきている感じはします。これほど多岐にわたって生活に欠かせない身近なものを企画から作っている会社っていうのは珍しいと思うよ。

Tさん:富山から世界にいろんな「良いもの」を作って発信していけたら楽しいよね。

Nさん:人事としても、一緒にモノづくりに携わってくださる新しい仲間にお会いできるのが楽しみです。Instagramの発信も頑張ります!

Mさん:そっか。人事がやっている求職者向けのリッチェルのInstagramもあるんだよね。

Oさん:そうそう。「リッチェル リクルート」ってアカウントの。

Nさん:そうです(笑)頑張って更新しているのでぜひフォローお願いします!



-トヤマズカン編集部
いろんなお話をたくさんお聞きできました。みなさん今日はありがとうございました。

 

全員:ありがとうございました。