今まで何気なく使っていた社会インフラを守る
富山県出身の米田は、石川県の土木系の学科に進学。就職においても土木関係の設計の仕事をしたいと考え、建設コンサルタントを中心に企業探しをはじめた。中でも、富岩運河環水公園など自分の身近にある構造物に携わっていることに魅力を感じ、NiX JAPANに入社した。
入社後は、橋梁の設計業務に従事。他の部署が点検した結果をもとに、修繕の設計をしたり、新しく架け替える設計をする。ほかにも、いかに経済的に維持管理できるかの計画を立てるのも米田の役割だ。
「私も入社してから知って驚いたんですが、『橋の定義は2m以上』からなんです。だから自治体の管理する橋は何百何千にも上ります。経済的でかつ安全に維持できる計画を立てることも非常に大切なミッションなんです」
高度経済成長期に急速に進んだ社会インフラの整備により、現在は老朽化の波がきている。米田の仕事はまさに、社会の安全を守る仕事だ。
「私がはじめて担当した案件は、今まで本当に身近に使っていた橋の修繕だったんです。自分の暮らしに直結する仕事に関わることができて、大きなやりがいを感じましたね」
生まれ育ったまちに貢献したい
「まちづくりをしたい」と志す人で、「どのまちをつくるか」を重視する人は多いだろう。石川県出身で関西の大学に進学した永井もその一人だ。夢のまちづくりの仕事に関わるなら、昔から親しみのある地元で仕事をしたいと考え、NiX JAPANに入社した。
現在は道路保全グループに所属している永井。既存の道路改修の設計や、豪雨などの災害によって破損した道路の修繕設計を担当している。まずは現地に赴き、道路の現状について調査。その後設計し、建設会社と連携しながら工事に進んでいく。
新卒入社では、全体でのCADなどの使い方の研修を経て、各部署に配属される。週1で上司とのミーティングがあるほか、普段の業務については席で何気なく聞くこともできる。非常に働きやすい環境だという。
「丁寧に教えてくれる環境ですね。部署の雰囲気も活発で、『今回はこの工法を使った方がいいのでは』など、立場を問わずに意見が飛び交います。若手でも女性でも中途でも、気兼ねなく働ける環境です」
富山に住みながら駅近の便利な暮らしが実現
仕事と同じくらい大切なのがプライベートの充実。職場の仲間とはプライベートでも付き合いがあると米田は語る。
「橋の部署は若手が多く、普段から学び合いながら和気あいあいと仕事をしています。プライベートでも仲良く、先日はみんなでキャンプに行きました」
永井は駅近で暮らす社員の一人だ。
「会社へは自転車で通っています。休日も駅前によく遊びに行きますね。駅前でNiX JAPANが手がけた仕事に触れるのも、楽しみの一つです。社員の方々にも、公共交通機関を用いて通勤している方が多くいらっしゃいます。富山の豊かな自然や食の美味しさを感じながら暮らすことができる環境です」
NiX JAPANは富山駅近くに本社を構えているため、車がなくても、電車やライトレールなどの公共交通機関を用いて通勤できる。米田も就活の際、本社の立地や環境も、魅力を感じたポイントの一つだったという。富山にいながら、便利な暮らしを享受できるのは、NiX JAPANならではだ。
女性の活躍は「当たり前」
2人をはじめ、働く女性社員も非常に多い。中には子育て中の社員もいる。2人の部署にも、育休中の女性社員が一人ずついるとのこと。働く女性の環境は、若手女性社員にとってどう映っているのだろうか。
「子育て中のママさんの急な休みなどは全然気にならないですね。皆さん当たり前のように取っていらっしゃいます。子どもが居るから仕事ができないという不安は、一切ありませんね」
と米田は職場環境に太鼓判を押す。
永井も、仕事上で女性だから不利になることはないと語る。
「現場の調査に行く際は、山道がきつくて大変なこともありますが、基本はオフィス作業です。女性だから、という感覚は一切ありませんね。周りを見ていても、長く働き続けられそうだと感じます」
基礎をしっかり身に付けて、豊かなキャリアを目指す
最後に、今後の目標について聞いてみた。
「まずは今の部署の仕事である橋梁をしっかりやっていきたいですね。橋の仕事をしながら河川や道路の知識も学べるので、スキルが身に付いていると感じます。目標は、今教えてもらっている先輩のような存在になること。周辺知識も身に付けて、積極的に提案できるようになりたいですね」
と米田。NiX JAPANには若手でもどんどん挑戦できる文化があるというが、その精神は受け継がれているようだ。
永井も、今後の業務の幅をもっと広げていきたいと語る。
「道路の仕事は、交通計画や街全体の都市計画など、さまざまな業務に挑戦できる仕事です。現在はまだ発注者さんと直接やりとりして仕事をする機会はあまりないのですが、今後は増やしていきたいですね。未来のキャリアについても、まずは道路のプロになって、それからいろんな分野にも派生してチャレンジしていきたいです」
NiX JAPANが手がける土木の設計は基礎が共通しているため、ありとあらゆるキャリアの可能性が広がっている。事実、中途入社で新たな領域にチャレンジする社員もいるという。切磋琢磨して学び合いながらキャリアを積んで、東京並みの大きな仕事と富山の豊かな暮らしを両方享受できる環境。一石二鳥以上のメリットがある会社だとわかった。