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オスカーのめざす「街づくり」と 循環型住み替え社会の実現

株式会社OSCAR / 不動産営業職

インタビュー記事

更新日 : 2024年08月10日

住宅事業だけでなく、商業開発事業や不動産開発事業など、幅広く北陸のまちづくりに貢献している株式会社OSCAR。業態の幅広さから、さまざまな業務を経験できるのも働く魅力の一つだ。今回は、いずれも富山県出身で県外の大学に進学、新卒でOSCARに入社し、それぞれ別の仕事を担当する3人の社員から、OSCARで働く魅力について伺った。

 

高岡砺波営業所

竹澤 遥香

入社5年目

 

資材購買チーム

服部 礼奈

入社4年目

 

商品開発チーム

菊川 出留

入社4年目

株式会社OSCAR 事業概要

1975年、高度経済成長で急速に暮らしが豊かになっていったこの時代、OSCARの歴史はホームセンター事業から始まった。当時北陸にはホームセンターがなく、人々に身の回りの生活を支えるお店を提供したいという思いからだった。

 

それから7年経ち、創業者はある決断をする。生活を支える上で、重要な「住」。しかし当時、「住」に関する選択肢はそれほど多くなかった。住環境をより快適に、豊かにするために貢献できないか。そんな思いから、リフォーム事業を開始。その後、徐々に現在の住宅事業へと会社の舵を転換していった。

 

住宅を事業としていくうちに、ある疑問が生まれた。「新築一戸建て」は日本では一世一代の投資であるものの、10年後や20年後にはその家の価値が目減りする。建物の資産価値がなくなり、土地のみの価値だけになっている場合が少なくない。一方でアメリカでは、住んでいる環境と手入れされた住宅の両方で査定されるため、建てたとき以上の価格で売買されることが一般的だ。日本にもこの文化が根付けば、ライフステージが変わって住み替えをする場合にも、好条件で売買されるはず。より暮らしが豊かになるのだ。

 

そこでOSCARは、「循環型住み替え社会」の実現を目指し、住まいの価値が下がらないためにショッピングモールの誘致などを含めたまちづくりや住宅の維持管理に力を入れ、新たな方針を打ち出すことに。加えて、転勤やライフスタイルの変化で急な売約が必要になった際に、価格を保証する「買取価格保証契約制度」も整備。住宅を資産として考える文化を日本に根付かせるためのチャレンジを進めている。

 

OSCARで働く社員たちも、このビジョンに共感して入社している社員が多い。かつ、住宅事業だけでなく、まちづくりやリフォームなどさまざまな事業を展開しているのもあり、ジョブローテーション制度を用いた別の仕事へのチャレンジも可能。チャレンジ精神や成長環境を求める人材にはぴったりだ。

 

女性も多く活躍している。「住宅」という事業では、女性目線のアイデアがお客様の信頼を獲得することはしばしば。それゆえ、創業当初より女性活躍を推進してきた。現在、ある営業所所長は50代の女性。子どもは3人おり、いずれも産休育休をしっかり取得していたという。働きやすさには、長年の実績に基づいた信頼がある。

 

北陸地域、いや、日本に新たな住宅文化を根付かせるチャレンジをするOSCAR。「住宅の当たり前」を変える挑戦に、今後も目が離せない。

暮らしやすい富山で、チャレンジできる会社で働きたい

 

富山市出身の服部は、大学進学の際、絶対に富山から離れようと決意していた。田舎ならではの閉塞感から解放されたいと願っていたのだ。そこで、滋賀県の大学に進学。開放的な毎日を過ごした。しかし時が経つにつれ、感情に変化が生まれたという。

 

 

「はじめて一人暮らしをしてみて、家族のいない場所で一人で生活することの大変さを知りました。それに富山は県外に比べて、米も水もすごく美味しい。やはり富山に帰ろうと思いましたね」

 

元々ものづくりに興味があったのもあり、建材などの工場がある会社を志望。中でもOSCARを選んだ理由は、ジョブローテーション制度にあるという。

 

「好奇心旺盛で、いろいろな職種にチャレンジしたいと考えていました。OSCARは多彩な職種にチャレンジできるので、入社を決めました」

 

入社後は、不動産部にて不動産売買のサポートを担当。2年目には、元々関心があったものづくりの部署である製造部の資材購買チームに移った。現在は、現場に資材を送る手配など物流関係の仕事に携わっている。

 

 

安全性の高い住宅を提供する会社に惹かれて

 

砺波市出身の菊川は、高校時代から地元の友人もいて住みやすい富山県に住み続けたいと考えていた。大学では福井県の大学に進学したものの、就活では迷わず富山県の会社を志望した。

 

大学時代もまちづくりについて学び、就活では住宅メーカーを志望した菊川。多数の住宅メーカーがある中で、なぜOSCARを選んだのだろうか。

 

 

「住宅を選ぶ際、デザインなどさまざまな要素があると思います。僕は、構造面を重視するタイプです。特に北陸は雪が降りますし、最近は地震も増えています。安全性を打ち出しているOSCARで働きたいと考えました」

 

入社後は工事グループに配属され、1年半後に商品開発チームに異動に。どんなターゲットに、どんな間取りでどんなデザインを販売すべきかを考え、実際に商品を開発するのが菊川の役割だ。外回りがほとんどだった仕事から、CADソフトを用いた事務作業が中心に。はじめは戸惑いも多かったものの、先輩社員の丁寧な指導もあり、現在では問題なく働けているという。

 

 

数十年後を考えると、暮らしやすい富山がいい

 

高岡市出身の竹澤は、元々都会への憧れが強かったという。大学は東京に進学。就職活動も東京で進めていた。しかし自分の将来について考える中、ある不安がよぎったという。

 

「通勤の満員電車など、都会では大変なことがたくさんあります。数十年先の未来を考えたとき、本当に東京でやっていけるのか、不安を感じたんです。そこで富山に戻る選択肢が生まれ、富山での就活も開始しました」

 

 

業界は特に絞っておらず、人と関わる仕事をしたいと考えていた竹澤。服部と同じく、ジョブローテーション制度に惹かれたという。

 

「営業職としてOSCARを見ていたのですが、ジョブローテーション制度があることを知りました。お客様と関わるだけでなく、人事部や調達など、さまざまな人との関わり方ができる会社だと感じて、入社を決めました」

 

入社後は、新築不動産営業を担当。新築住宅の購入を考えているお客様に対して、住宅の紹介や営業を行っている。


 

良い意味でおせっかいな人が多く、なごやかな職場

 

それぞれ部署も仕事内容も違う3人。OSCARの雰囲気はどう映っているのだろうか。

 

 

竹澤はこれまで3つの営業所を移動してきたが、どの拠点も非常に仕事がしやすい環境だったという。

 

「住宅営業という仕事上、他部署の方と関わる機会も多いのですが、皆さんいい意味でおせっかいです。温かくて相談しやすい環境だと思いますね」

 

「おせっかい」という言葉に、服部も大きく首を縦に振る。

 

「工場には35人いるのですが、中でも工場長がすごくおせっかいなんです。困ったことがあればすぐに対応してくれて。私が発注ミスをしてしまった際には、工場長が代わりに現場に資材を届けてくださったんです」

 

服部は、社内のおせっかいな雰囲気の要因に、「ジョブローテーション制度」があると分析する。先輩たちもジョブローテーションを経験してきたため、「わからない立場」への理解も深い。だからこそ困っている社員に対して、積極的に手を貸すのだ。

 

菊川も同意を示す。

 

「ジョブローテーションでまったく別の仕事になりましたが、手取り足取り教えてくださったので問題ありませんでした。現在は、社員の方と議論しながら商品開発を考えるまでに成長できました。今の職場環境は、女性が半分以上いる和気あいあいとした雰囲気で働きやすいです」

 

また菊川は、最近第1子が生まれたとのことだが、今後の子育てと仕事の両立について不安はないという。

 

「部署内にお子さんがいる社員がいて、すごく気遣ってくれています。元々、時短勤務制度があるなど、子育てにやさしい会社だと感じていました。男性社員である私が、もし何らかの事情で急な休みが必要になっても、周りがサポートしてくれるだろうという安心感がありますね」

 

OSCARには、女性社員だけでなく、男性社員にとっても子育てがしやすい環境が整っているようだ。

 

 

自然溢れる富山で、休日を満喫

 

富山県出身の3人。それぞれワークライフバランスはどうなのだろうか。

 

服部は、休みが非常に取りやすい環境だと語る。

 

「土曜日は勤務日になっている日もありますが、特に仕事が立て込んでいない場合は有休取得が推奨されています。非常に休みは取りやすいですね。よく美術館巡りをしています」

 

一方で、平日に休みになることが多い営業職の竹澤。平日休みにメリットを感じているという。

 

「はじめの頃は友達と休みが合わなくて悲しいと感じていたのですが、私は一人で出歩くのも嫌いではないですし、平日ならばどこも混雑していなくて、満喫できますね。旅行が好きで、先日は滋賀にいってきました。関東も関西もアクセスがいいので、富山は旅行にも行きやすいですね」

 

とはいえ大学4年間は都会で暮らしていた竹澤。住みづらさは感じていないのだろうか。

 

「たしかに東京はちょっと外に出れば何でも揃う便利さがあります。でも私はそのスピードについていけなくて。富山の方がゆったりしていて、人の温かみを感じやすいなと思いますね」

 

菊川も自然が多い環境が気に入っているという。

 

「ちょっと車を走らせれば、自然豊かなところにいけますし、とても快適ですね」

 

一方で自然は驚異にもなりうる。「車の運転は苦手」と語る服部は、雪の季節は問題なかったのだろうか。

 

「大雪警報が出た際は、自宅待機の連絡が来ました。だから大雪で車を運転したことはないんですよ」

 

車の運転に不安があっても、問題なく働けるというOSCAR。自然や食の豊かさを満喫しながら、自分らしいキャリアを築けそうだ。


 

探究心溢れる人が活躍できる環境がある

 

20代後半にさしかかった若い3人。これからの仕事や暮らしについて、どんな展望をいただいているのだろうか。

 

 

子育て中の菊川は、プライベートは子どもとまったり暮らしたいと語りつつ、仕事の目標を語ってくれた。

 

「商品開発において、間取りやデザインなどさまざまな要素があります。それぞれをしっかり分析して、たくさんのお客様に商品を提供できるシステム作りを担っていきたいですね」

 

竹澤も、仕事の展望を語ってくれた。

 

「現在OSCARでは、買取価格保証制度を確立しています。資産価値についてお客様にわかりやすく伝えることが直近の課題ですね。また、お住まいされた後についても、何年何十年と長い付き合いができるような関係性を築いていきたいです」

 

服部はプライベートの夢も語ってくれた。

 

「現在の部署は、データ化が課題となっています。物流の手配のシステムをつくることが目標です。プライベートの夢は、フランスに行くこと。ルーブル美術館やモンサンミッシェルに行きたいんです。だから今は、がんばってお金を貯めています」

 

と笑顔を浮かべる。仕事もプライベートも充実しているのが、見て取れる。

 

ジョブローテーション制度のあるOSCAR。意欲があり探究心がある人であれば、十分に成長をサポートしてくれる環境がある。中途であっても、その社風は変わらない。かつプライベートも充実させることが可能だ。ワークライフバランスを整えながら、自らのキャリアを磨いていきたい人におすすめの会社だ。