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想造力(クリエイティブ)へ、カケろ。

株式会社グラフ / ・営業(プランナー・ディレクター)職/営業サポート職

インタビュー記事

更新日 : 2024年07月01日

印刷会社の枠を超えた総合広告企業として、著しい成長を遂げている株式会社グラフ(以下、グラフ)。今回は女性社員2人にインタビュー。入社の決め手や現在の仕事内容、今後の展望などを伺った。 

林 奈穂(はやし なほ)
クリエイティブ事業部・SP課
入社3年目

磯野 瑚雪(いその こゆき)
クリエイティブ事業部・SP課
入社2年目

株式会社グラフ 事業概要

株式会社グラフは、「お客様に感動していただける商品・サービスの創造と提供を目指す」を企業理念に、チラシ、パンフレット、カタログ、ポスターなどの印刷物からノベルティ、HP・動画など、企業の集客UP、広告、採用活動のお手伝いを幅広く対応。5事業部体制で、事業を展開している。

クリエイティブ事業部は、営業活動を行うだけではなく、お客様のより良きパートナーを目指し、お客様のお困りごとに対して、徹底したヒアリングを行い、取り扱う幅広い商材の中から、常に最善で最適、最速なご提案を行っている。戦略立案、ブランディングから施策の実行までブレることなく費用対効果の高い結果を提供する。

Web事業部は、最先端のWebテクノロジーやデータを基にしたマーケティング戦略、クリエイティブな発想を活かした幅広い提案を通じて、お客様にさらなる価値の提供を目指す。

デザイン部は、お客様の要望に答えるだけでなく、デザイナー独自の目線から、より良いデザインを提案。各種印刷物はもちろんのこと、ロゴ制作やWebデザインとデザイン領域において幅広く対応することが可能。常に最新のデザインや技術を部署内で共有することでクオリティの高いデザイン提供を目指している。

生産部は、「空気と水以外は何でも印刷可能」をモットーに、創業当時から高品質な印刷物を提供している。お客様やデザイナーの意向を的確に、正確に捉えて、色合いを再現。常にお客様に感動していただけるよう高品質、短納期を目指す。

管理部は、「総務」「経理」「人事・労務」の各業務を会社組織として運用できるよう、仕組み化、明文化・マニュアル化、数値化をテーマにひとつひとつ整備し、「働きがいのある職場づくり」の実現を目指す。

2022年6月に富山営業所を開設、2023年からはプロハンドボールチーム「富山ドリームス」の選手を雇用するなど、地元スポーツチームとも積極的に交流し、地域社会への貢献活動も継続的に行っている。

創業50年を超え、次の60年、70年、100年に向かって、今後もさまざまな変化・進化を推し進めている。

未知なる可能性を感じて入社

 

今回インタビューに協力してくれた林と磯野は、ともに富山県出身の20代。それぞれ4年制大学に進学後、地元企業であるグラフに新卒入社した。


 

林が就職活動をしていたのは、コロナ禍の真っ只中。もともと志していたブライダル業界は、採用枠が大幅に減っていた。そこで、「人と密接に関わりながら何かを作り出す仕事がしたい」と気持ちを切り替え、住宅メーカーの営業、ブライダルリングの販売など、業種や職種を問わず受けていた。その中で最終的に行き着いたのが広告業界、そしてグラフだった。

 

「決め手は何でもできそうだったことです。私は好奇心旺盛なので、営業も、デザインも、SNS周りのこともしたくて。グラフならこれらを一つでも多く叶えられる気がしました。あとは一次面接の後、営業に同行させてもらったときに『私はここで働くんだ!』って思ったんです(笑)。自分の未来の姿を想像できたのは、何社か受けた中でもグラフだけでした」


 

一方、広告業界を志望していた磯野は、地元の富山または進学先の石川を中心に就職活動をスタート。グラフの会社説明会では、社員みんなが楽しそうで、あったかそうな雰囲気だったこと、そして、とにかくいろんなことを幅広くやっているところが決め手になったという。「広告の中でもテレビとか新聞とか、ひとつのことに絞っていたらグラフではなかったかもしれません(笑)」とのことで、2人ともに「なんでもできそう」「自分のやりたいことを叶えられそう」という可能性をグラフに感じたのだ。

 

 

挑戦の後押しをしてくれる社風

 

2人が所属しているクリエイティブ事業部は、お客様の頼れるパートナーとして、さまざまな困りごとを解決するのが仕事だ。ときには何度もヒアリングを重ね、取り扱う商材の中から最適な提案を行う。

 

商材は名刺やチラシ、パンフレットといった印刷物をはじめ、ホームページなどのWeb関係、TVCMなどの動画制作、各種ノベルティ制作、イベントプロデュースまでとにかく幅広い。入社3年目の林は、「グラフに相談すれば何かしてくれるだろう」というお客様からの期待が嬉しいと話す。

 

「先日、光るボールペンを作りたいという問い合わせを受けたんです。最初は驚きましたが、何かしらお手伝いできるかもしれないと打合せに行きました。詳しくお話を伺ったところ、小学生が喜ぶようなライト付きのオリジナルボールペンを希望されていて。当社としても制作した事例がなかったのですが、おかげさまで形にすることができました」


 

先輩のサポートを受けながら、着実に活躍の幅を広げている林。就活生をターゲットとした採用マンガの制作を担当した際には、学生と目線が近い若手社員ならではのアイディアを存分に発揮した。仕事について話すときの生き生きとした表情からも、その充実感が伺える。

 

「仕事はお客様とのコミュニケーションがメインですが、簡単なデザインラフを作ることもありますし、自社のInstagramやTikTokの運用も担当しています。入社前にやりたいと思っていたことがこんなにも早く叶うなんて、正直思っていませんでした。上司や先輩も私のやりたいことを尊重してくれて、味方になってくれる人ばかり。それがモチベーションに繋がっています」

 


お客様との信頼関係が、自信とやりがいに

 

磯野が印象に残っているのは、入社して半年近くたって任された美容室からの名刺の依頼。お客様とのヒアリングを重ね、デザイン案を提出したところ、「もっとがっつりやっていいよ」とのご要望をいただき、デザイナーと悩みながら進めていった。入社前から「おしゃれなショップカードを作ってみたい」という気持ちがあったが、「おしゃれってなんだろう?」という問いにぶつかり、デザインだけでなく、用紙にも色選びにもこだわり、グレーにピンクというインパクトのある名刺に仕上がった。

 

「3ヶ月に1回発行しているグラフ新聞に実績として掲載したところ、他のお客様からも『これかわいいね』と言われたのがうれしかったです。そして、自分を信頼して、任せていただけたのが本当にうれしいんです。」という磯野。お客様とも信頼関係を築き、仕事を通して、少しづつ自信をつけているようだ。


 

2人の職種は「営業」だが、制作全体の指揮をとるいわばディレクター的な役割。社内のデザイナーや外部のカメラマンなどと協力しながら、一つのものを作り上げていく。
「製造業、建設業、スポーツチームなど…。グラフには本当にいろんなお客様がいます。今は仕事を通して『富山県にこんな会社があったんだ』と知ることができる。これがグラフで働く一つの醍醐味だと思います。普段入れない工場などに行けるのも、なんだかワクワクして楽しいですね」

 

 

 

富山から活躍の場を広げたい

 

2人が働いているのは、富山市下飯野にある富山営業所。クリエイティブ事業部はフリーアドレス化されており、自分の固定席がないのが特徴だ。創造力が刺激されるだけでなく、さまざまな変化に対応しやすい、社員間のコミュニケーションが活発になるといったメリットがあるという。

 

毎年積極的に採用を行ってきたため20代の社員が多く、社内は活気に満ち溢れ、社員同士の仲の良さが垣間見える。仕事もプライベートも充実させることが、彼女たちの活力になっているようだ。

 

県外の大学を出てUターン就職した林に、富山での生活について聞いてみた。


 

「家族や昔からの友達が近くにいるので、私にとって富山はリラックスできる環境です。まだ知らないだけで富山には魅力がたくさんあって、それを見つける楽しみもあると思うんです。私自身、Uターンしてから『富山を知ろうキャンペーン』を実施中(笑)。休日は、県外から遊びに来た友達を観光スポットに案内したり、仕事中に発見した穴場スポットに足を運んだりしています」

 

磯野によると、富山の魅力は「安心感」だという。「地元だからということもありますが、ゆったりしていて、とにかく人がやさしいです」。お客様のもとへ打合せに行った際も「来てくれて、ありがとう」と言葉をかけてもらえので、落ち着いて話をすることができる。これからは、やさしく迎えてくださるお客様のためにも、ご依頼からの仕事はもちろん、お客様の役に立つ仕事やびっくりしていただけるような提案もどんどんできるようになりたいと意気込む。

 

自由かつ真剣にビジョンを語ってくれた林と磯野。グラフという会社の魅力と成長性を大いに感じられるインタビューとなった。