・なぜUターンしようと考えたのか?
東京では友人や環境にも恵まれ、好きな仕事もできていましたが、富山の家族のことや故郷に対する思いは心の中にずっとあり、考えていくうちにUターンしたいという考えがだんだん大きくなっていきました。前職はデザイン関係の専門職だったため、転職の可能性を広げたくて、現状で自分ができる可能性がある仕事なら、未経験でも挑戦してみようと情報収集を始めました。
富山米100% 身近であり、新しい可能性もある「米菓」
・日の出屋製菓産業を選んだ決め手は?
2014年当時、東京の文京区内にあった富山県Uターン支援センター(当時の名称)に登録に行った翌月に、タイミングよくUターンイベントに参加し、当社に話を聞くことができました。採用職種は適性を見ての判断ということでしたが、製造から販売、営業、事務、企画部門などがあり、様々なことにチャレンジできるところにも惹かれました。でも何より、まず自分にとって身近な「お菓子」の会社であれば、仕事も楽しそう!という印象でした。
日本の文化が好きな私にとって、当社には富山米100%米菓という他にはない強みがありました。素材や地元を大切にする姿勢、日本らしさや安定感もありながら、新しい取り組みとして海外に向けての可能性も感じる業種の会社と出会えたことは、とても幸運だと思えました。実際その数年後、当社は輸出にも力を入れ、現在は香港、アメリカ、シンガポールはじめ、13か国への輸出を行っています。
また、当社は女性が6割で、自分にとっても働きやすそうな環境に感じました。このUターンイベントで会った社員にはとても丁寧に話を聞いてもらった上、実は私が卒業した南砺市の高校の大先輩だったいうご縁もあり、ますます話が盛り上がり、応募することを決めたところから、無事に内定をいただきました。
他にはない贅沢な環境
・地元とは言え、久しぶりの富山暮らしに不安はなかったのか?
Uターン先は地元のため、あまり心配はしていませんでしたが、唯一の不安が運転でした。15年ほど全く運転していない立派なペーパードライバーだったため、1週間ほど練習して30分の車通勤にこぎつけました。その後もひさしぶりの富山の雪や雪道の運転なども、皆さんに聞きながら試行錯誤して乗り越えてきました(笑) もし運転が不安な方がいらっしゃったら、私でもクリアできたので、きっと大丈夫だと思います。
また、思わぬ嬉しいこととして、再び富山に住むようになってから、以前より食に興味を持つようになりました。とにかく白米と魚が美味しく、会社の自社農場でとれた新鮮な野菜を買うことができたりもして、以前よりよく食べるように。さらに、綺麗な空気や環境も影響してか体調までよくなり、結果的に仕事の効率も上がっていると思います。
立山連峰や田んぼと夕焼け、蛙の声など、自然の豊かさに、通勤途中に写真を撮ることも。3000m級の山々に富山湾。こんな所は他にないと思うと、感慨深いものがあります。

仕事について
入社1年目は通信販売部にて受注から発送までの業務を担当しました。社会人経験があるとは言え、毎日販促物を作っていた私にとって、初めはわからないことだらけでしたが、丁寧に仕事を教えていただきました。自社商品を覚えたり、お客様とお話をしたことが、とても良い経験になりました。転機となったのは2年目。現在の同僚が産休に入るタイミングで、1年間は私が販促担当の代理となりました。私の前職での経験も生かせる、チャンスをいただいたことに感謝をしています。

現在は同僚・後輩とともに3人で、以前からの販促業務に加え、新ブランドの立上げやブランディング、情報発信にも注力しています。「縁の下の力持ち」の部署として、各部署と連携しながら仕事を進めることが多く、業務は多岐にわたるため、時間に追われることも。
ここ数年は部署にもよるものの、勤怠管理クラウドやGoogle Workspaceなどのツールを積極的に活用したテレワークの推進も行われており、コロナ禍を経て、より効率的で多様な働き方をすることができています。3人で協力しながら、充実した毎日を送れていることは大変ありがたいです。Uターンだからこそ感じる富山の魅力を伝えつつ、一人でも多くの方に富山や当社のファンになっていただけるよう、頑張りたいと思います。