信仰と郷土食のある場所 大岩山日石寺
不動明王信仰の霊場とされる大岩山。
日石寺の創建は神亀2年(725)に行基が開いたことが始まりと伝えられています。
古くから立山の山岳信仰の一端として隆盛し、本堂にはめずらしい岩を彫り出した不動明 王半坐像『重用文化財大岩日石寺磨崖仏』(3.2メートル)の姿が。
境内には貴重な木造の三重の塔、山門のほか、六本滝、十二支滝などがあり、予約をすれ ば滝行の修行も体験することができます。
大岩山といえばもうひとつ有名なのが、門前街のお店で供される「おそうめん」。
夏場には駐車場に入りきらない車が列をなすほどの大人気で、だしのきいた上品な味わい はシンプルながら何度も食べたくなるおいしさです。
大岩山日石寺は真言密宗の大本山として知られ、行基菩薩が大岩川の岩に不動明王を刻んだことが起源と伝えられています。
高さ 3.46mの本尊不動明王像のほか四体が凝灰岩の巨岩に半肉彫りで彫り出され、中部地方の最高傑作として高い評価を受けており国指定重要文化財となっています。
毎年1月の大寒には境内の六本滝で白衣をまとった信者が滝打ちの業を行います。