富山の代名詞、極上のぶりを提供する ばんや料理ひみ浜

冬の日本海を代表する味覚といえば、寒ぶり。その中でも、富山湾の中心部に位置する氷見市近海で水揚げされる寒ぶりは「ひみ寒ぶり」と呼ばれ、全国にその名を轟かせています。

そのぶりを徹底したこだわりで提供しているのが「ばんや料理 ひみ浜」

予約困難店と言われるほどの人気があり、「ミシュランガイド富山2021」にも掲載された名店です。

自身が納得できるぶりでないと提供しないポリシーのもと、自ら課した高い基準を越え選ばれたぶりの美味しさは格別です。そのこだわりゆえに全国の多くのお客様に信頼され愛されています。

 

寒ぶりとは、その名のとおり寒の時季に獲れるぶりのことです。寒ぶりは初冬になると産卵のために北海道から九州の五島列島付近まで南下するのですが、中間地点である氷見市近海で獲れたものが、最も脂がのっている状態だと言われています。また、能登半島にぶつかることで足止めされた豊富な寒ぶりを獲ることができ、氷見市は寒ぶり漁の聖地と呼ばれています。

豊富に捕獲できるといっても、寒ぶりは限られた時期に獲ることのできる貴重な魚。寒ぶり漁が活気づくのは、「ひみ寒ぶり宣言」は発せられる11月下旬頃から毎年2月頃までが旬とされています。

 

ひみ寒ぶりは寒ぶりの中でも最高峰と言われており、そのブランドの定義は厳密に指定されています。まず、ひみ寒ぶりは氷見魚ブランド対策協議会が判定した期間に富山湾の定置網で捕獲され、氷見漁港で競られた寒ぶりのみを指し、重さ6キログラム以上で形・質が共に良いものと決められています。

 

その中でも群を抜いて選び抜かれたぶりを味わえるのが「ばんや料理 ひみ浜」です。

店主自ら漁港に通い、10キログラム以上のぶりのみを仕入れる徹底ぶり。

ただ重ければいいわけではなく、“どういう太り方をしているか”“どういう脂ののり方をしているか”が重要で、一番良いものを提供したいという強いこだわりが感じられます。

その厳しい審査を潜り抜けて選ばれたぶりを求め、全国から人が集まります。

 

一番の売りは店の代名詞と言っても過言ではない「ぶりしゃぶ」です。

看板のぶりしゃぶコースは刺身、塩焼き、ぶり大根、しゃぶしゃぶなどが出され、正にぶりを堪能し尽くすコースと言えます。御膳や丼など予約せずに食べられるものもありますが、コース料理は完全予約制です。

ぶりが運ばれてくると、身の美しい色にまずは目を奪われます。そして驚くのが何といっても1枚1枚の厚さ、大きさです。一口では収まらない身を頬張る贅沢さはこの店舗ならではです。

昆布だしにくぐらせ、ほんのりとピンク色の霜降り状になったところをぽん酢などで頂きます。霜降り状になったぶりは口に入れると、ふわふわであっという間に溶けてしまいますが、ひみ浜のぶりは脂が乗り切っており、上品な甘みを感じさせられます。

昆布だしにくぐらせているので脂が適度に抜けており、ポン酢のさっぱりした味わいとぶりの旨味が引き立っています。

 

 

刺身も同様に身の厚みと大きさが目立ちます。噛むと適度な歯応えがありつつも濃厚な旨味と甘みが楽しめます。こちらでは稀少な

ぶりの大トロも提供されており、

口に入れた途端に広がる上品な甘みが格別です。是非くどさのない脂の旨味を味わってほしいです。

 

 

他にも熱々の状態で提供され口の中でほどけるカマの塩焼きや、何日もかけて仕上げる上品な味のぶり大根、ご当地名物の氷見うどんなどそのコース内容は非常に充実しています。

ぶり以外にも氷見という土地における冬の特産品を丸ごと詰め込んだような贅沢なラインナップにお腹と同時に心も満たされること間違いなしです。

 

 

また、ひみ浜は天然の岩牡蠣など氷見で水揚げされる新鮮な魚をこだわって提供されています。季節によって旬の食材を味わい尽くせるコースは、その時一番の美味しさを追求しているからこそ提供できる品々です。ひみ浜が実直に求める「美味しさの追求」は非常にシンプルですが、誰しもが真似できることではありません。そのシンプルでひたむきな思いから提供される富山の恵みを是非味わってみてください。



 

■ばんや料理 ひみ浜

住所:〒935-0012 富山県氷見市比見町21-15

TEL:0766-74-7444

URL:http://www.himihama.com/

アクセス:

車で氷見ICから、約3.6 km(約9分)