株式会社木下工務店 専務取締役 木下 淳
大工の仕事が好きなんです。だからやりたいことがたくさんある。
「やりたいことはたくさんあるんです。」と人当たりの良い爽やかな笑顔でそう話すのは、株式会社木下工務店専務取締役 木下淳さん。
苦労人だった祖父の代から3代続く木下工務店は、地元安来で愛され続けて約60年。
そして、長年培ってきた知識と技術の集大成として立ち上げた、念願の自社ブランド高気密・高断熱の家「キノホーム」。 「おかげさまで地元でキノホームの名前が浸透するようになりました。」
株式会社木下工務店 代表取締役 木下 聡
木下専務は、普通科高校で理数系。卒業後の進路は、全く迷いなく大工の道を希望。
「今の時代、大学くらいは卒業しておけ」という父の言葉を尻目に、松江の大工職人に師事して腕を磨き、26歳で木下工務店に入社しました。
「子供の頃から漠然と後継ぎになるんだと思っていたかもしれません。大工の世界に入るなら今しかない。その決断が始まりでした。」と満面の笑みで振り返りました。「職人の世界は本当に楽しかったです。師匠には今でもお世話になっており、仕事のパートナーとして協力をお願いすることも多々あります。」
端材で作るオリジナル家具。お客様からの評判も高い。
新しいことに挑戦し続けるために
5年前、木下専務は現場から営業担当になった時期から様々な新しいチャレンジを始めます。
「ホームページの開設、折込チラシ、SNS、お客様と対面時にはiPadを使った設計提案など、地域の人に寄り添う情報発信を心がけています。
うちの強みは、とにかく地域密着型であること。かかりつけのお医者さんのようにきめ細やかに対応できることです。ひとりでも多く、木下工務店のファンになってもらえるよう、ハウスメーカーの家とは違う一手間かけた家、見て楽しい、住んで感動するそんな家づくりのためには妥協しません。」
「現場経験を活かし、必要な資格は今後も取得していくつもりです。
新しい挑戦し続けていくため、スタッフの能力も高めたい。そのための人材育成として社員の必要な資格取得を奨励、サポートする体制も整っています。」
広報担当 石倉 愛華
憧れの建築業界は楽しくてたまらない
新卒入社1年目、フレッシュな花の19歳。石倉さんは広報担当だ。
祖父が建築関係のお仕事で、子供のころから祖父たちの仕事の話を聞かされて育つ中で、建築業界に興味を持つようになりました。
建築の知識はありませんでしたが、そんな中でも自分が役立てる仕事はないか探していたところ、木下工務店の求人を見つけ、憧れの世界で奮闘することになりました。
入社してからは主に広報、営業補佐など多岐に渡る仕事をしている石倉さん。社内の雰囲気や手厚いフォローもあり、持ち前の明るさと仕事への向上心も手伝って、今ではイベントのチラシやSNSでの情報発信もまかされています。
「SNSは毎日チェックをして、時には現場に行って撮影をします。一眼レフカメラの使い方、営業ソフトの使い方一つとっても初めてで分からないことばかりです。そんな中でも大変だとは思いませんでした。研修に行かせていただいたり、自主性を尊重してくれる社風のおかげだと思います。」
お客様の応援を胸に、スキルアップ
「木下工務店はコンセプトに『愛する安来市の家族を、ずっと守る家づくり』を掲げています。
この地域に密接した工務店にしていきたい。そのためにもっと安来を知っていこうと思っています。安来には伝統的な月の輪祭りや刃物祭りがあるんです。」
入社1年目、すでに広報としての気概と志は高く持っている。
「住宅の完成見学会の時に、お客様から『SNSを見て来ました。』というお声をいただいた時、本当に嬉しかったです。そんな声にもっと応えるためにも、インテリアコーディネーターの資格を取りたいです。」と力強く宣言してくれた石倉さん。
さらなるスキルアップ目指して、がんばれ!