取締役 森本 隆史
健康寿命を延ばすためのサポートをする担い手として
2000年にWHO(世界保健機関)が「健康寿命」を提唱し、人々の関心を集めるようになって久しい。 しかしながら、健康寿命は、平均寿命より約9〜12年も短く、「寝たきり」や「認知症」など支援や介護が必要となる期間であり、当然のことながら介護費や医療費もかかります。
この差をなくし、「健康寿命」を延ばす健康生活習慣のサポートをしていくことを大信漢方薬品では重要なミッションと位置づけしています。
森本社長は、「配置薬を基本とした「セルフメディケーション(軽い病気やケガであれば、自ら薬による治療を行う) 」の促進と共に、百歳まで自分のことは自分でできる自立した生活を送ることができるよう、健康なからだづくりに重要な「食事」「睡眠」「運動」の3本柱を軸として、地域に貢献していきたい」と目標を掲げています。
企業理念は、社員全員で考えた「いずもじまん」
大信漢方薬品は、現在営業スタッフが4名。社員数は少ないかもしれませんが、社内のコミュニケーションが活発で、困ったことがあればすぐ相談、報告し、適切なフォローができる、風通しのよい環境です。
その社員全員で考えたのが「いずもじまん」。
「私たち社員にとって理想の職場とは何か、お客様とのコミュニケーションからニーズの掘り下げ、すべて社員全員で考え、努力する。お客様にとって、地域にとって、社員にとって出雲で一番自慢できる会社でありたい。」
森本社長は、社員たちが力を発揮できる働き方について「家族の介護をしながら働く社員もいます。それぞれの事情に合わせ、労働時間の融通をつけやすく持続可能な働き方ができる職場として、柔軟な働き方に取り組んでいます。」
自分自身コミュニケーションがあまり得意でないと語る森本社長。
「想いを十分伝えきれないことも多いけれど、社員の皆さんに支えていただいており、感謝しています。日中はほとんど営業で外出し顔を合わせる時間が少ないけれど、社員の皆さんの成長を感じられる時が、最も仕事にやりがいを感じる瞬間です。」その時の社長のうれしそうな笑顔は格別でした。
毎年、年初めには社員全員書き初めでスタートする
課長 斎藤 建一
自分を受け入れてくださるお客様の笑顔がモチベーション
「転職を決めた時、次のステージでは自分のスキルをもとに長く続けられる仕事に就職したいと考えていました。そして転職活動をするうちに、次第にこの会社で健康に携わる仕事にトライしたいという思いが強くなりました。」
営業畑一筋で走り続けてきた、大信漢方薬品課長 斎藤建一さんは転機となった約10年前をそう振り返りました。
彼は月に換算して約300件以上お客様のもとを丁寧に訪問し、信頼関係を築きながら実績を重ねています。「自分を受け入れてくださるお客様の笑顔がうれしい」と語る、その目元がとても印象的です。
自分たちの想いを具現化し続ける、それが「いずもじまん」への道
「私たちは、医薬品の取扱いについて都道府県知事から許可を受け、定期的にお客様を訪問し、配置薬を中心とした医薬品をはじめ、健康なからだづくりに関するご提案や販売を行います。お一人お一人と対面し、健康づくりに役立つ情報をお伝えしたり、コミュニケーションを図ることで信用を積み重ね、それぞれに抱えていらっしゃる問題を気軽に相談してもらえるパーソナルトレーナー的存在を目指しています。」
そう語る斎藤さんが営業でまわっている地域には年配の方、一人暮らしの方も多く、定期訪問の前に連絡を入れ買い物代行をしたり、冬季には雪かきの手伝い、台風の時には安否確認などを積極的に行っています。困っている誰かの役に立ちたいという自分たちの想いをできる限り具現化していきたいという、そのひとつひとつの行動が「いずもじまん」につながっています。
幅広い種類の薬を健康に役立つ情報や豊富な知識と一緒にお届けします
出雲ナンバーワンを目指すことが地域貢献活動に
「もちろん、それなりに苦労もあります。まだまだ配置薬の便利さや強みについて発信し切れていないことで、自分たちの力不足を感じることが多々あります。」
でもその中でも、斎藤さんはやりがいを感じる瞬間がたくさんあると言います。
「置き薬があって助かった」というお客様の笑顔。
「両親がいつもお世話になっています。ありがとう」という若い世代の方からの感謝の言葉。
新型コロナ禍でも温かく迎えてくださる方々。
社名でなく自分の名前で呼んでいただけた時。
社内でビジョンや方向性を共有でき、助け合えたことで実績が伸びた時。
「仲間と協力しあうことは力強い原動力になります。配置薬業界での出雲ナンバーワンを目指すことで、お客様と絆を結び、積極的に地域貢献に取り組みます。」