子どもの遊び場が盛りだくさん。木の温もりを感じる空間

宮城県北東部にある、登米市登米町。
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台の一つにもなったところです。
田園風景が広がる景色に癒されながらドライブしていると、登米総合支所や登米総合体育館にほど近い場所に、1軒の建物がありました。

少し坂をのぼった先に、民家風の建物があります。

木の色合いがあたたかい外観。

こちらは、「手のひらに太陽の家」という地元木材と自然エネルギーを活用した自然共生型の施設。
その施設内にあるカフェ「みんなのカフェtetote」に入ってみました。

2階建ての店内は、広々とした空間！
1階の座敷スペースには絵本やおもちゃがたくさんあります。
親御さんが食事をしている間、赤ちゃんは目が届く範囲で自由に遊べるので小さなお子さま連れのお母さんも安心してくつろげます。
他にも、子供椅子やベビーベッド、お店の奥には授乳スペースもあります。

木の温もりを感じる店内。テーブル席と座敷があります。

2階にあがってみると、子ども達の遊び場がずらり。
他の利用者がいないときは、思いっきり自由に走り回って遊べて、ハンモックでくつろぐことも出来ます。
子ども達にとって、まるでオアシスのような場所です。

秘密基地のような、わくわくする空間です。

ご夫婦で営んでいるこちらのカフェ。
オーナーの菊地雅人さんは、遠田郡小牛田町のご出身です。
県内のアパレル店に就職した後、もともと学生の頃から飲食店をやりたいという想いがあったことから30歳の頃、今のお店とは違う別の場所でお店を開きました。
しかし子育てなどが重なり、お店は閉じることに。
そんな時、「手のひらに太陽の家」の飲食店オーナーを探しているという話を受け、ここの場所なら子育てしながらお店ができそう！と思いつき、「みんなのカフェtetote」をオープンすることになりました。

3児の父でもある菊地さん。素敵な笑顔です。

コンセプトは、子連れにやさしいカフェ。
「お子様にも楽しんでもらえて、ママたちも息抜きできる、そんな癒しの場所になったら嬉しいです。」と菊地さん。
子連れにも気兼ねなく過ごせるようなお店が地域にあるのは、子育て中の親御さんにとって、とても有難いことだと思います。

手触りの良い木のおもちゃがたくさんあります。

菊地さんは、お子さんが生まれてから無農薬や無添加について興味を持つようになり、お店のメニューにも取り入れるようになったのだそうです。
メニューに使用する食材は、自然農法の畑から獲れた野菜やお米、伝統的な調味料など、からだに優しく美味しいものにこだわっています。

お店のおすすめは、サンドイッチ。
中にはジューシーな自家製ベーコンと、新鮮な野菜がたっぷり。
食べ応えのあるメニューです。

パンは国産オーガニック小麦を使用。素材の美味しさを噛みしめます。

食後にはカフェインレスコーヒーをいただきました。
華やかな酸味とすっきりした味わいに、からだがほっとします。
カフェインレスなので、妊婦さんや授乳中の方にも安心して飲むことができます。

模様がかわいいカップ。

みんなのカフェtetoteではオードブルやお弁当の注文もできる他、お店を貸し切ってパーティーを開くことも可能。
敷地内のお庭ではキャンプやBBQも出来る他、
「手のひらに太陽の家」では宿泊も出来るそうです！

今後は、アウトドア系のイベントも開催してみたい、と菊地さん。
子ども達に自然と触れ合ってもらい、自然の多様性を感じる場をつくっていきたいという
素敵なアイデアが膨らんでいました。

子連れでも安心、からだに優しいこだわりメニューを是非お楽しみください。

 

（取材： 足利 文香）