室根山を眺めながら、のんびり羽を休めるカフェ

つばさカフェ

丘をのぼったその先に、大空と緑が広がる隠れ家カフェ

人里離れて、静かにゆっくり過ごしたいと思う時はありませんか。
いわゆる隠れ家のような、そんな場所。
一関市室根にある「つばさカフェ」というお店はまさにうってつけです。
室根西小学校と建高寺というお寺さんの間の道を上がっていくと、空と緑が広がる光景と、かわいらしいお店にたどり着きます。
お店を見つけた時「やった!見つけた!」と、ちょっと感動します。


駐車場も広いので、安心して車で行けます。

この道で合ってるかな?と思っても、大丈夫。

絵本の世界に出てきそうな、素敵な建物を発見!

お店のドアを開けると、ゆったりした心地良い BGM とともに、開放感のある明るい空間が広がっていました。
群青色がアクセントになった白い壁が素敵です。
そして窓が大きいからでしょうか、自然の中にいるような気持ちになります。

新しいけど、どこか懐かしいようなインテリア。

天井と太い柱がむき出しなのもインパクトあり。何より、天井がとっても広いのです。

店主の瀧ヶ平玉恵さんは、もともと宮城県気仙沼市のご出身。
ご実家の水産加工会社で働きながら、室根でパラグライダースクールのお仕事をされていました。
しかし、東日本大震災で会社の建物が流出。
これを転機と捉え、もともとやりたかった飲食店を実現させようと決意します。
室根山が見える場所でカフェを開こうと、牧草地だったこの場所に、様々な人の協力を得てイチから新しくカフェをつくりました。

窓から見えるお庭。ロボット芝刈り機が懸命に草を刈っていました。

現在もパラグライダースクールのお仕事をしながら、カフェを経営する、パワフルウーマンの瀧ヶ平さん。
店名の「つばさカフェ」は、パラグライダーの翼に由来しています。

肩につけた鳥のブローチがとってもお似合いな瀧ヶ平さん。

こちらは朝から営業されているので、読書をしながら
モーニングをいただく、という贅沢な時間も過ごせちゃいます。
そして、なんといってもメニューが豊富!
迷いながらも、今回は一番人気のオムライスを注文しました。

つやっつやに輝きを放つオムライス。

見てください、このふわっとろのオムライス!
きのこたっぷりのデミソースが目に鮮やか。食欲をそそります。
口に入れた瞬間、「溶けてなくなった?」と錯覚するほどのとろけ具合。
コクのあるデミソースと相性バッチリです。

お次は、お楽しみの食後のスイーツ。こちらも種類豊富です。
季節によってメニューを変えていて、試作したものはどんどん取り入れているのでいつの間にかメニューが増えてしまうのだそうです(笑)
自家焙煎コーヒーと、ガトーショコラをいただきました。

ドリンクについてくるお菓子も嬉しい。

しっとり甘くて濃厚のガトーショコラに、香り高いコーヒーがよく合います。
この幸せのひとときが終わってほしくない私は、最後の一口を半分に、さらに半分に...と
惜しみながら食べ終えてしまったのでした。

厨房から聞こえる楽しそうな声。スタッフの皆さんが楽しく働いていることが 伝わります。

窓から見える室根山の雄大さ、差し込む光の心地よさ。
日常から離れて、時間を忘れて、自分を大切にしたいと思える場所でした。
のんびり羽を休めに、ぜひ訪れてみてください。

 

(取材: 足利 文香)

名称 つばさカフェ
住所 岩手県一関市矢越字大迎112-1
電話番号 0191-34-9706
営業時間 月・水〜金 8:30~16:00 土日祝 8:30〜16:00 モーニングタイム8:30〜10:00 ランチタイム11:00~14:30 日曜営業
定休日 火曜日・最終水曜日 ※営業形態および営業時間が変更されている場合がございます。詳しくは店舗までお尋ねください。
駐車場 有(約20台)
席数 20席
予算目安 1,000円程度
おすすめメニュー オムライス、コーヒー、モーニング
お子さま対応 お子さん連れOK(モーニングタイムはお静かにお願いいたします)
Facebook https://www.facebook.com/cafetsubasa
Instagram https://www.instagram.com/tsubasacafe