ーーまずは福井銀行のこれまでの歩みについて教えてください。
福井銀行は繊維産業をはじめとする地元産業の近代化と発展を目指して誕生した地方銀行です。これまで様々な金融サービスを通じてお客さまのニーズにお応えしてきましたが、これまで以上に県内経済の発展につなげていくため、福井の第二地方銀行である「福邦銀行」と包括提携を結び、10年先に向けた長期ビジョンを掲げました。「ウェルビーイングを感じる職員を100%にする」「県内の活力人口を100万人にする」「県民所得を100万円増やす」そして「福井銀行グループとして100億円の企業利益を上げる」という4つのチャレンジゴールを目指しています。
ーー具体的にどんな取り組みを進めているのでしょうか。
お客さまの幅広いニーズにお応えするため、金融サービスだけでなく複数のグループ会社を立ち上げています。コンサルティング会社や人材紹介会社の設立に加え、2022年には福井の魅力ある素材や商品を全国に発信することを目指す地域商社「ふくいヒトモノデザイン株式会社」、そして地域のDX(デジタルトランスフォーメーション)を目的として地域通貨やアプリを開発する「株式会社ふくいのデジタル」を設立するなど、地域経済活性化のための一翼を担っています。
――多岐にわたる取り組みを進めておられますが、中途採用はどのような方がご応募されているのでしょうか。
県内の方はもちろんですが、ここ近年は県外在住の方からのご応募も増えており、年間10名以上が中途採用で入行しています。子育てをきっかけに地元福井へUターンし、応募される方も多いですね。県外からご夫婦で入行し、活躍している方もいます。
――応募する際、やはり金融業界の経験は必須なのでしょうか。
銀行や金融機関経験者はもちろんウェルカムですが、様々な業界での経験を持つ方に来ていただきたいと考えております。例えばIT会社に勤めていた方であれば、銀行内でAIを活用した業務効率化やDXの部分でご活躍いただけますし、旅行会社の経験がある方は地域商社で観光の業務、人材紹介会社の経験がある方には地域企業と求人者の架け橋になるような業務もあります。入り口はあくまで「福井銀行」となりますが、該当する職種の募集がない場合もお問い合わせいただくと、ご経験に合ったポジションをご案内できることがございます。
――特に採用に力を入れている分野はありますか?
ITやコンサルなどスペシャリスト人材の採用には特に力を入れています。このように言うと、「相当な経験を積んでいる方しか応募ができないのか」と思われてしまうかもしれませんが、第二新卒のような経験年数が比較的浅い方も歓迎しております。当行では幅広い業務がございますので、実務経験に応じて適材適所で一人ひとりに合った業務をお任せできればと考えています。
経験やスキルも大切ですが、やはり重要視したいのは人柄です。福井銀行はお客さまとのコミュニケーションを通じてチームで課題解決を目指すシーンが多いので、チームワークを大切にできる方、末長くお客さまとのお付き合いができる方であれば、福井銀行での働き方にフィットするかと思います。
ーー福井銀行で働く魅力を教えてください。
福井銀行では、社歴やポジションに応じた研修の実施やキャリアプランの策定、職員同士のコミュニケーションを深める1on1ミーティングを実施するなど、職員一人ひとりが個性を発揮しながら成長や働きがいを実感できる組織を目指しています。高い目標に挑戦し達成していく充実感を得ながら、地域のなかで成長したい方には大きな手応えを感じられる環境です。福井を拠点に、ぜひご自身の可能性を広げていただきたいと思います。