おかしとおしゃべりで一息つける複合施設

mido

えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」から車で2分、あわら市に2024年3月にオープンした複合施設「mido」。施設内には無料で利用できるキッズスペースやテナントスペース、フリースペースがあり、イベント会場として活用したり、気軽に子どもを遊ばせたりすることができる。施設名の「mido」は英語の「I do(わたしはできる)」や、「ido(井戸端会議)」の意味があるそうで、人が集まる場やチャレンジの場として活用してほしいとの願いが込められている。


キッズスペースには、つみき、絵本、すべりだい、知育おもちゃ、おままごとセットなどが準備されていて0歳〜3歳くらいの子どもが楽しく遊べるようになっている。もちろん、授乳室やおむつ替えスペースも完備。木のおもちゃはなんと運営会社の手作りで、広々としたスペースのあちらこちらに置かれ、ぬくもりのある空間となっている。


イベント会場としても利用できるキッズスペースではストレッチ教室やマルシェなどママや子ども向けのイベントが開催されることも。土日や祝日もオープンしているので、休日のおでかけ先に迷うファミリーのおでかけ先にもぴったりだ。midoの支配人黒田陽菜子さんは「友人たちが『あわら市には子どもと出かける場所が少ない』と話しているのを聞いたんです。midoが親子でふらっと遊びに来られるスポットになれば」と話す。

 

また、midoに出店しているスイーツショップ「Bon Bonしずく」は、県内でもめずらしいブッセ専門店。「ブッセ」とはビスキュイ生地でクリームやジャムをサンドしたシンプルなお菓子。しかし、「Bon Bonしずく」のブッセはそんなイメージとは異なり、華やかでボリューム感のあるスイーツが特徴だ。


人気メニューは、あわら産のさつまいものとみつ金時を使用した「おいもブリュレ」(550円・税込)。ふわふわできめ細かい口溶けのブッセの中に、おいもがゴロゴロ入ったブリュレが挟まれていて何個でも食べたくなるおいしさだ。


施設内のイートインスペースでは、ゆったりと座れるベンチシートが人気。キッズスペースで子どもたちを遊ばせながらお父さんやお母さんはスイーツでほっと一息、という過ごし方ができるのも嬉しいポイントだ。

 

さらに、midoには企業や店舗のテナントとして利用できる個室もあり、現在入居者を募集している。
黒田さんは「新しいことを始めたいと考えている人が気軽にチャレンジできる場所にしたいですね。個室でお店を開いてもらってもいいし、まずはイートインスペースの一角で小さくスタートしてもらってもいいと思う。さまざまなジャンルのイベントやお店で賑わい、『いつも楽しそうなコトやヒトが集まっている施設だよね』と言ってもらえるようになるのが理想です」と話す。

「I do! 」と人々の背中を押し、子育てやチャレンジを応援してくれる心強い施設だ。

 

text by Aria Torao

名称 mido 〜awara community mall〜
住所 福井県あわら市国影15-35-1
電話 080-5529-6089
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜、木曜
駐車場 あり
HP https://www.instagram.com/mido_awara/