福井暮らしの第一歩!

移住の“家探し”ってどうする?

移住にあたり、多くの方が経験するであろう家探し”。
生活拠点である「家」は、快適な暮らしを目指す上でとても重要なポイントだ。

今回は、福井で家を探す時のコツをご紹介していこう。

 

福井県ってどんなまち?


福井県は意外と広く「鍵のような形」をしており、17の市町から構成されている。 同じ県内でも、山がある暮らし、海がある暮らし、里がある暮らしなど、 文化や言葉、食生活もさまざま。敦賀市から北が「嶺北地域」、南が「嶺南地域」に分かれ、嶺北は北陸圏(北陸弁)、嶺南は関西圏で、文化も異なる。福井市があるのは嶺北。「ほやの〜(そうだね〜)」など、語尾が揺れる方言が特徴だ。

また、福井県は高い持ち家比率と広い家、三世代同居や実家の近くに暮らす人が多いことでも知られており、持ち家率77.4%(全国第3位)持ち家住宅の延べ面積172.6m²(全国第2位)を誇る。

家族を大切にする県民性や子育て支援、教育水準の高さにも定評があり、海や山など自然もたくさん! 子どもをのびのびと育てたい方にもぴったりだ。

 

どうやって家を探すの?

都会で家を探す場合、

  • ネットやチラシで情報収集
  • 多数の物件の中から候補を絞る
  • 不動産屋へ訪問、内見
  • 契約

という方が一般的だろう。ネットで調べるとある程度希望に沿った物件に巡り会うことができ、不動産屋さんもマニュアルに沿って契約まで進めてくれるので、特別な希望などがない限りはある程度スムーズに入居まで進むことが多いはず。

福井県で家を探す時も、まずは全国規模の賃貸情報サイトで、相場観を知るために遠隔で情報検索してみよう。福井の市街地であれば都市部と同様にネットやチラシである程度の物件情報は出てくるが、マンションや賃貸用の戸建て、ペット飼育などを条件が加わると、極端に物件数が減ることも。

そんな時におすすめしたい3つの方法をご紹介しよう。

まずは「空き家バンク」を活用してみること。空き家バンクとは、所有している空き家を貸したい人や、売りたい人が登録し、自治体が情報を提供するサービス(売買・賃貸契約を行う場合は報酬が伴う)。空き家を買いたい人や借りたい人が物件を見つけて申し込み、購入や賃貸ができる仕組みだ。福井県では県内すべての市町と連携し、「ふくい空き家情報バンク」で、市町ごとの空き家情報を紹介しているが、地域によっては古い一軒家しかない場合や賃貸物件が少ないことも多いため、定期的にサイトを見てみよう。

 

次におすすめする方法が「地元の不動産屋に直接聞く」こと。地場の不動産屋のなかには大手の住宅情報サイトを介していないところも。まずは「○○市 不動産屋」で検索し、希望条件について電話や来店などで相談してみると、良い物件に出会えることも。売るつもりはなくても空家期間が少しでも減るならと、貸し出してくれた例もある。また、大家さんとの距離が近い不動産屋も多いので、何かトラブルがあった時も安心だ。

 


そして、福井暮らしに少し慣れて顔見知りの人ができたら「知り合いに相談してみる」のも方法の一つ。何度も通ううちにできた行きつけのお店など、不動産屋でなくても「こんな物件探しています」と伝えておくことで、人伝いで思わぬ物件を紹介してもらえることもある。各地にいる移住の先輩「ふくい移住サポーター」を頼ってみるのもよいだろう。「恥ずかしがらずに何でも相談してみる」ことは、家探しだけでなく、暮らし全般で役立つはず!
 

現地に通いながら物件探しができるとベスト

これまで3つの方法をご紹介したが、できれば実際に現地を旅行で訪れたり、短期滞在しながら数軒の物件を見て回れると思い描く物件に出会える可能性は高まる。福井県では移住検討者を対象とした交通費の助成も行っているので、活用してみるのもおすすめだ。仕事や家族の事情ですぐに引越しをしなければならない場合は、ひとまず移住した後に腰を据えて家探しをするのも良いだろう。家探しは十人十色。「こんなはずじゃなかった」を防ぐためにも、ぜひ納得できる移住を叶えてみよう。

ふくい移住ナビ https://www.fukui-ijunavi.jp/
福井隠れ家ワーケーション https://www.fukui-workation.jp/