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経験するほどに、強く、たくましく、子育てが楽しくなる保育園

一般社団法人星鈴福祉会 / 保育士(幹部候補)

インタビュー記事

更新日 : 2021年11月29日

毎日さまざまなおけいこが専門講師により実施され、加えてヨコミネ式教育法を導入している星鈴幼稚学舎。様々な経験を通じて子どもたちの選択肢が広がる、他に類を見ない保育園である。そんな星鈴幼稚学舎で働く二人に話を聞いてみた。

一般社団法人星鈴福祉会 事業概要

25年ほど前に神戸市西区に設立した星鈴保育園。2019年4月1日、その星鈴保育園を引き継いで、明石市にできたのが星鈴幼稚学舎。星鈴幼稚学舎は私学園。専門講師による、音楽、英語、ダンス、スイミング、ゴルフ、絵画や習字などおけいこが豊富にある。遠足では毎月いろんな場所に出かけている。また、導入しているヨコミネ式教育法では、読み書き計算体操など、様々な取り組みを通して、成功体験をもとに子どもたちの自立を目指す保育園だ。

★木村さんインタビュー
Q.星鈴幼稚学舎と他の保育園の違いは何でしょうか?

A.保護者さまのニーズに最大限にこたえる形で設立されたのが、星鈴幼稚学舎です。
送迎バスの運行サービスの他にも、子どもたちの経験値を高めるためのプログラムをふんだんに取り入れ、教育に特化しております。

受け入れ年齢は2歳から。音楽のレッスンでは、音符の指導に加えて普段目にすることのないような大きな楽器を目にしたり演奏を聞いたり。
また、ダンスレッスンではプロの講師から本格的なステップの指導に加えてダンスチームのキレのいいパフォーマンスを見せていただく機会もあります。
その他にもスイミングやゴルフ、お習字や英語、造形絵画等、子どもたちの興味の幅を広げるための取り組みが盛り沢山。
さらには、毎日継続して、読み書き計算や体操を行いますので、子どもたちのポテンシャルが引き出される機会がたくさんあります。

星鈴幼稚学舎を選ばれる保護者さまは、当然のことながら、お子さまへの教育を重要視されている方ばかりです。

Q.木村さんが星鈴幼稚学舎に入られたきっかけは?


 
A.学校を卒業してから、コンサルティング会社で人事コンサルタントをしていました。取引先さまからスカウトしていただいたのをきっかけに、大手アパレル会社の人事部でひとしきり業務を経験させていただき、恩師といえる上司にも恵まれました。
恩師からたくさんの企業経営についての教えをいただきながら、全国様々な場所で活動させていただきましたが、20代後半で恩師から離れ、星鈴に入りました。
星鈴は母が創業者ですので、跡を継ぐという想いで帰ってきました。 星鈴幼稚学舎ではたくさんのプログラムがありますが、昔から私自身も公文式やピアノ、スイミング、習字、少林寺拳法、塾…とあげればきりがないほどの習い事をしてきました。習い事をたくさんさせてくれた母には非常に感謝しています。そんな母ですから、保育園創業から園児に対する情熱は、目を見張るものがあり、私自身も幼い頃から保育園の仕事にとても関心がありました。
中学時代のトライアルウィークも保育園を第一に希望していましたし、私が保育園の仕事に就くのは、自然な流れであり必然的だったのではないかと感じています。

Q.現在、星鈴幼稚学舎以外に保育園は何箇所運営されているのでしょうか?

A. 一般社団法人として、星鈴ピエニ大久保園、星鈴プティ大久保園、星鈴東加古川保育園、星鈴幼稚学舎の四施設があります。
また、社会福祉法人として、星鈴保育園ときらりん保育園の二施設があります。
それとは別に、発達障害などをお持ちのお子さまを預かる施設、発達支援フォローアップが大久保町西脇にあります。2021年4月から運営しています。
星鈴ピエニ大久保園、星鈴幼稚学舎、きらりん保育園、星鈴保育園では、ヨコミネ式を導入しています。

Q.星鈴幼稚学舎で取り入れられている「ヨコミネ式」とはどのようなものでしょうか?

A.ヨコミネ式とは、横峯吉文先生(プロゴルファーの横峯さくらさんの叔父)が考案した教育法です。
鹿児島の保育園に逆立ちする子どもがいるということで 10年ほど前によくメディアに取り上げられました。

「心の力」「学ぶ力」「体の力」を育てることを柱として跳び箱や体操、読み書き計算(そろばん)等の学習に取り組み、成功体験を積み上げていくという教育法です。

ヨコミネ式教育法を受けた園児は、逆立ち歩きをしたり跳び箱を11段飛んだりすることも当たり前にできます。
努力を重ね、「できた!」を体験した子どもたちを見ていると、まさに「子どもたちの可能性は無限大」であると感じます。
子どもたちにはそれぞれの発達スピードがありますので、皆さん同じではありませんが、できない子はいないと感じています。
苦手なことにチャレンジするうちにやがて理解し、自信や意欲をもつようになる。
そうしてステップアップしていくという過程が大事だと考えています。

中でも一番大事にしているのは「心の力」です。
大人の人たちが過保護や過干渉だと子供たちがどんどんわがままになります。良いところは良い、悪いところは悪いとしつけはちゃんとしないといけません。
そこで大切となるのが保護者との信頼関係となってきます。
大切なお子さまを託されているという責任があるので、しっかり保護者と連携を取り、毎日のお子さまの様子をまめにお伝えし、子ども一人一人に対して、どのように関わっていくか、ダメなことはダメだと叱って教えてあげることの重要性も含めてお子さまとの最善の関わりをお伝えすることを大切にしています。

私たちがお預かりするお子さまの時間は人間形成のベースとなる時期であり、脳の8割方はこの時期に出来上がってしまいます。(脳科学の見知からも証明されています)
ヨコミネ式の様々なプログラムを通して、人としての教育を大事にし、これからも星鈴グループの取り組みの中で子どもたちを育て、よりたくさんの子どもたちを輩出していきたいと思っています。

Q.事業所の強みは?

A.私たちは『人』がいちばんの強みです。
研修のプログラム作成や人材育成を行ってくれる職員がいます。また、率先して園運営を考えてくれる職員や信頼できる幹部職員も複数います。
星鈴グループをよくしたい、発展させたいと思ってくれる職員がたくさんいます。
そのような社員の方々こそが我々星鈴グループの最大の強みです。
また、ヨコミネ式の導入は同じエリアで複数できることはありませんので、ヨコミネ式を正しく発信できれば園児募集には困らないという強みがあります。
そして、広々とした緑あふれる園庭、子どもたちの成長に特化した施設づくり、好立地など環境的な強みもあります。

Q.今までどのようにして人材募集していましたか?

A.ウェブ採用やタウンワークなど様々な媒体を利用してきました。
ホームページにも掲載していましたが、もう少し作り込みをしないといけないと感じています。
また、関係者からの紹介もあります。その中には幹部が幹部候補を連れてきてくれたこともありました。  社員の職場での満足感から、新しい人を呼んでくるという仕組みができています。


Q.これからチャレンジしたいことを教えてください

A. 4月から星鈴フォローアップという新たな一般社団法人が立ち上がりました。
発達支援フォローアップという名称で、障害児通所支援施設を運営しています。
フォローアップとは今あるものを強化していくという意味合いを持っています。
こちらの施設を2つ目、3つ目と増やしていきたいと考えています。
自分たちの保育でも支援が必要な場合もあります。必要としている子どもたちのためにグループの中でサポートしあっていきたいと考えています。

Q.現在、明石市は子育て支援に力を入れています。明石の子育て支援について思うことがあれば教えてください。
A.明石市で子育てしたいという保護者さんが多いですね。
その中でも星鈴を選んでくれている保護者さまがおられることが本当にありがたいです。
子育て施策は市も考えてくれているので、心強いです。
子どもたちのために最善の環境を提供し、目の前の子ども達のために精一杯尽くしていくことが自分たちの使命だと考えています。

★清水さんインタビュー

Q.ご自身のキャリアを教えてください。

A.短期大学卒業後、幼稚園で5年勤務。結婚を期に認定子ども園へ転職しました。その後、子どもが二人産まれ、通勤が困難になったため星鈴幼稚学舎に就職しました。

Q.星鈴幼稚学舎で担当されている業務を教えてください。

A.保育士として、今は3~5歳の担任をしています。
これまでの保育としてのキャリアでは、2歳から5歳までの担任が中心です。

Q.なぜ保育の道を選ばれたのですか

A.保育士は小さい頃から夢の仕事でした。小さい頃から赤ちゃんが好きで、自分より小さい子どものことが大好きでした。それが大人になるにつれ、より一層増して保育の仕事につきたいと考えるようになりました。高校生の頃には保育の仕事につきたいと考えていたので、大学も見据えて高校へ進学し、この仕事につきました。

Q.なぜいろいろ保育園がある中で星鈴幼稚学舎を選ばれたのでしょうか?

A.保育士というのは子どもたちの大切な時間を預かる仕事であると考えています。保護者の方から大事な子どもを預かり、人間形成において重要な時間を共に過ごしています。子どもたちに何か伝えたい何かできるようになってほしいという思いがあります。遊ぶだけでなく、勉強や体操など、様々な経験を共にできる場を希望しました。星鈴幼稚学舎では私の考える保育を実現できると考え就職させていただきました。

Q.移住前の明石のイメージはどうでしたか?

A.生まれも育ちも神戸で、結婚前は今後も神戸に住み続けるだろうと勝手に考えていました。結婚後、家の購入を検討し、神戸で土地を探しましたが、明石が子育てに力をいれていることに魅力を感じました。神戸に住みたい気持ちと子育て支援が手厚い明石を天秤にかけ、最終的には明石に住むことを選びました。

Q.明石への移住に不安はなかったですか?

A.友達も周りに少なく、学校や職場で通った経験も土地勘もなく、正直不安でした。
主人と出かけるうちに明石の魅力をだんだんと感じ始め、今では明石が大好きです。
自分自身も明石の幼稚園や保育園に勤務したいと考えるようになり、今こうして子どもたちと一緒に頑張ることができています。

Q.今後こうなりたいとか理想やビジョンはありますか?

A.第一に、子どもに先生が大好きと思ってもらいたいです。そして、子どもたちと毎日楽しく過して、今日も1日楽しかったと帰ってもらうことが1番の目標です。
子どもたちの中には、長い時間を園で過ごす子もいます。子ども一人一人にこうなって欲しいという目標が自分の中であり、担当する限りは少しでも成長した姿を私自身も感じたいし、子どもたち自身にも感じて欲しいと考えています。また、保護者の方にも先生に担任してもらえてこんなことができるようになったと言ってもらえるような先生でありたいです。

Q.保護者の方との付き合い方で大事にされていることはありますか。

A.保護者の方は長い時間、子どもたちを私たちに預けてくださり、仕事や家事をされていると思うのですが、子どもを預けることに少しでも不安があれば、私たちに託してくれないと思います。そのような不安を払拭するため、子どものちょっとした報告や姿を伝えるようにし、それが安心に繋がればと思います。

Q.人生において大切にしている価値観などありますか?

A.私が一番大切にしていることは、子どもには良いことも悪いこともしっかり伝えられる保育者でありたいということです。子どもを褒めることは難しいこと、叱ることはそれ以上に難しいことです。信頼関係ができていないと叱ることができない。そういったことをしっかり伝えられる保育者でありたいです。
保護者の方には、良い姿がありましたということは報告しやすいですが、子どもがいけないことをした事実を伝えても、信頼関係がないと驚かれる方がいます。「こういう風に叱ってくださったんですね」と納得してもらえるように自分自身も保護者と良好な関係性を築くことを心がけています。

Q.実際に星鈴幼稚学者に入ってみていかがでしょうか?

A.子どもたちと遊んで過ごす園もすばらしいと思うのですが、星鈴ではヨコミネ式を導入しています。
体操やワーク、マラソン、そろばんなど多くのことをしているというイメージがあると思います。
私もその一人でした。私にできるのか不安でしたが、今では子どもと共に学び、自分自身も成長できています。今までできなかった指導ができるようになったと感じています。たくさんのことを経験するからこそ、子どもも私自身も達成感や満足感が得られ、1日が大変充実していて、1週間がとても早く感じられます。

Q.木村さんとのご関係やイメージはどうですか?

A.子どものことを一番に考えてくれる方で、私が子どものことを報告した際、一緒になって考えてくださります。子どものこういうところをこんな風に伸ばしてあげたいとかお話させていただいた時も親身になって相談に乗っていただけました。
保育のことだけでなく、私自身の働き方も環境を整えてくれる方なので、大変働きやすいです。子どもも職員も大切にしてくださる方です。

Q.木村さんと職員との間柄がとても親しく感じるのですが清水さんから見て思うことはありますか?

A.もちろん上司なので話す時に緊張してしまうこともあるのですが、まったく遠い方という感覚は一切なく、なんでも話せる方です。
話した内容を共感し、意見もいただけるので大変相談しやすいです。聞いてほしいこととかもついつい話してしまいます。
職員は木村さんのことを信頼しています。