面接で”働くスタート地点”が変わる!?
コラム:VOL.2「面接」
地方企業で会社を経営する私が、独断と偏見で様々な想いを綴っていくコラムです。
仕事に対する考え方や、社長の本音、ビジネスにおけるちょっとしたスキルなどのお話をしていきます。
また、地方企業で働く魅力や、中小企業で戦い抜くコツなどにも触れていくので、仕事終わりにでも気軽に読んでみてください。
今の職場で仕事がうまくいくヒントが隠されているかもしれませんよ。
今回はシリーズ第2弾。テーマは…「面接」です。
では、早速参りましょう。
【面接】
【面接】で働くスタート地点が変わる…?
■求職者と企業。「面接」では対等の立場である。
社会人にとって働く場所は人生の大きな選択であり、企業にとっては会社の未来の善し悪しを左右する出逢いです。
だからこそ、たった30分程度の面接は真剣な場でありお互いを知ることが重要です。
面接は企業主導で進んでいきますが求職者も企業も選ぶ立場でもあります。
即ち、面接とは対等な場です。
また、中小企業の場合は、事情がない限り社長が面接を行います。
そこで、面接する人が「社長ではない場合」はその会社で働くことは止めたほうが良いかもしれません。
結局社長が出てこない限り、会社の本当の考え方や創業当時、事業継承した時の想いなど絶対にわからないからです。
■面接する人は個人情報を聞きにくいジレンマ・・・
現状、面接における社会のルールでは個人のプライベートや家族の状況など「人を知る」ための大切な情報が引き出せない。
求職者も聞かれない限り自己PRの一環であっても伝えにくいものです。
会社の成長は「ひと」であるとよく言われます。
また、今の中小企業は考えが同じで可能性がある人と働きたい。人数が少ないからこそ、中小企業にとって考え方はとても重要です。
面談ではどんな人間でどんな生活環境でどんな性格で・・・と聞きたいことは尽きない。
しかし、個人情報に関わる質問は必要以上の質問と見なされ、パワハラの分類にもされてしまうと面接官や社長は思っています。
だからこそ、面接官には長所だけでなく自分自身がどんな性格なのかなど詳しく伝えることは、自分に合った会社で働くためには重要です。
企業側も会社に合った人を雇用したいですから。
厚労省の「公正採用選考の基本」
■試用期間の経費は100万円以上掛かっている。
例えば、試用期間の3か月で退職するとその分の給料や社会保険、制服や作業着や工具やパソコンなど様々な経費を考えると100万くらいは無駄になる可能性もあります。
また、求職者に関しても履歴書に3カ月での退職経歴や人生における大切な時間を無駄にする可能性があります。
そして、求職者の皆様は会社がどれだけの経費が掛かるのかを知れば、面接の時間に自分自身をどれだけ正確に伝えるかが必要です。
■面接で勝手に10分間くらい自己紹介をしてみては??
ちなみに、私は10分間自己紹介を面接でやっていただきます。
私の経験では、過去の恋愛経験や奥様との出会いの話などをされた人もいました。
また、趣味の話から思想や宗教観、面接では個人情報で引き出せない話を10分間という少しハードルの高いスピーチ時間が引き出してくれます。
まさに、自分の人生を掘り起こさないと10分間が相当長く感じます。
ただ、乗ってしまえば20分30分平気でお話ができます。そこからの面接は面接官も聞ける質問の種類が増えます。
重要なのは自己紹介の中に自分自身の情報をより多く知ってもらうことが自分に合った会社に働くうえでは重要です。
私は10分間自己紹介に関しては、その上長になる可能性がある人も面接に参加させます。
働き始めたときに「どんな人」かがわかるので働きやすいし、活躍の場を提供しやすい。
また、求職者の初日は知り合いが1人でも増えるので気持ちが楽にもなるでしょうしね。
■企業や社長の想い、様々な情報を求職者が引き出す
当たり前ですが、働く条件は大切ですが企業は経営理念や経営計画書があり、そこから企業の情報を引き出すことも重要です。
でも中々難しい。
そこで、アカシズカンの企業インタビューを使って創業当時の想いや事業継承したときの想いをインタビューしているのでどんな社長なのか?会社なのか?を事前に調べて面接時に質問してもいいかと思います。
社長さんは逆に聞いて欲しいものです。(笑)
■面接でキャリアのスタート地点を上げる
対等な立場で面接をし、十分に自分の存在や性格、考え方を伝えることができいい会社と出会うことができたら。
もしかして、今後社長の右腕人財として雇用される可能性もあります。
また、期待の新人として圧倒的に学ぶ環境が変わります。社長からのいい意味での特別教育があるかもしれません。さらに、初任給のUPにもなるかも。
面接は、求職者から自分の情報を会社に伝えてください。
では、今回はここまで。