明石海峡大橋を望む絶景と癒しの空間
明石大蔵海岸 湧出天然温泉 龍の湯明石海峡大橋を望む絶景と癒しの空間
明石大蔵海岸 湧出天然温泉 龍の湯
JR山陽本線「朝霧駅」から徒歩6分。車なら第二神明道路大蔵谷I.C.から1つ目の信号を左折。南へ国道28号線を越えてすぐ。平成15年にオープンした明石大蔵海岸 湧出天然温泉【龍の湯】は、来年で20周年を迎えるスーパー銭湯です。
明石海峡大橋を望みながら天然温泉がゆったり楽しめるこの施設は、老若男女問わず、地元の方はもちろん、県外の方に至るまで利用者は様々です。【龍の湯】が明石の地で長年愛され続けてきたのは、絶景を望めるロケーションだけではなく、日々様々な進化を遂げているから。
今回は、来場者の心と体を存分に癒してくれる大人気のスーパー銭湯【龍の湯】をご紹介します。
【龍の湯】の全てを知る男。支配人の山岡 洋介さんにお話をお伺いしました。
近年【龍の湯】が“天然温泉”というイメージはしっかりと普及していますが、実はオープン当時は温泉が無かったという事を知っていましたか?
【龍の湯】はオープン当時、温泉の無い一般的なスーパー銭湯として営業をスタート。その後、もっと【龍の湯】独自の強みや目玉が欲しいという事で、オープンから3年後に大掛かりな改修工事を実施することになりました。そして、入浴エリアを広げる目的で駐車場の外側にボーリング工事をしたところ、なんと偶然温泉が湧き出たそうなんです。当時、岩塩風呂が一番大きな目玉だった【龍の湯】は、奇跡的に“天然温泉”という武器を手にすることに。このように、現在の茶色い温泉は、実は“幸運のラッキー温泉”だったんです。
【龍の湯】は、なんといっても絶景を望むことができる4種類の露天風呂がとても魅了的です。
広い空や心地よい外気に包まれた、開放感あふれる岩風呂が特徴の展望風呂「龍の台」。
広い空や心地よい外気に包まれゆったりと足を伸ばしながら入る和風園風の「露天岩風呂」。
緑あふれる露天の中で、ひのきの香りに包まれながらゆっくりと温まることのできる屋根付の「ひのき風呂」。
石で造った一人用の贅沢な「石窯風呂」。
そして、外気に包まれながらゆったりできる、開放感溢れる休憩スペースもあります。しっかり温もった後の休憩により体の緊張が解け、深いリラクゼーション効果が得られるので、休憩を挟みながら露天風呂を目一杯楽しんで見てください。
ここで要チェックポイントをひとつご紹介。実は、お風呂に浸かりながら明石海峡大橋を見るということは、少し難しい配置になっているそう。ただ一か所だけ湯に浸かりながらバッチリと見えるところがあるそうです。一度探してみてはいかがでしょうか?
そして、【龍の湯】は最近のサウナブームに乗ってロウリュをスタート。従業員が心を込めてサービスに励むロウリュは圧巻。支配人の山岡さん自ら行うこともあるそうです。事前に時間をチェックし一度体験してみてはいかがでしょうか。
【龍の湯】の魅力はお風呂やサウナだけにあらず。実は、このリラックスエリア目的で【龍の湯】を訪れる方が大勢います。入浴後の温まった身体をのんびり癒すことができるこのスペースでは、自分に合った場所で存分に心と身体をリフレッシュさせることができます。
リラックスエリアは階段を上がり2階へ。畳、ロフト、巣籠り、カフェエリアなど休憩場所の種類は豊富で、なんと漫画は5,000冊も完備されています。支配人の山岡さんいわく、力を入れているのが週刊少年ジャンプをはじめとした漫画雑誌の管理。
「元々定期購買で置いていたんですが、期間が短くてもったいないないなと思っていて。ただ購入して長期間置いておくと破れたり形が崩れることが問題になっていたので、スタッフがひとつひとつラミネートし、きれいな状態で保存するようにしました。今では【龍の湯】のリラックスエリアが“漫画雑誌図書館”になりそうです。」
このようにリラックススペースの魅力を話してくれました。こんなに充実したスペースにもかかわらず、なんと利用料はタダ。休憩所を有料にするスーパー銭湯が多い中、【龍の湯】では、利用料はもちろん時間制限などもありませんので、思いのままリラックスすることができます。なんともサービス精神溢れる太っ腹な施設。【龍の湯】が大人気の理由がわかる気がしますね。
【龍の湯】はその他にも様々なサービスが充実しています。
まずはお食事処。現在は神戸市北区にある「いけや食堂」さん監修のもと、スーパー銭湯に合った形でアレンジして食事を提供しているそうです。食べログなどでも評価も高い「いけや食堂」さんの料理がお風呂上りにすぐ頂けるということで、こちらも大人気です。特に出汁物の料理がオススメみたいなのでチェックしてみてください。
そして、リラクゼーションを求める方には、ほぐし処やアカスリ処、エステなども受けることができますし、カットサロンもあります。こちらでご紹介したサービスは別途有料となりますが、このように、【龍の湯】だけで一日のなかでやりたいことを完結させることができるので、とても魅力的な施設といえるのではないでしょうか。
山岡さんは【龍の湯】への想いをこのように話してくれました。
「やっぱり一番の魅力はロケーション+低価格で利用して頂けるというところではないでしょうか。立地もよくサービスも豊富で、入浴料はたったの税込み680円(※休日は税込み760円)です。ただ、安かろう悪かろうではなく、昔利用したことがある方には、以前よりもっと進化していて、居心地も良くなっているなと思ってもらいたいし、初めての方には、こんな良い場所だったんだと知っていただけるように日々試行錯誤の連続です。」
実際、【龍の湯】は毎年少なからず変化を見つけることができます。
例えば、近年素晴らしいなと思った変更箇所は、コンセントの配置場所。どこにコンセントがあれば便利かなと考えた時に、お風呂に入っている間に携帯が充電出来たらいいのではないかということで、脱衣所の一部のロッカーにコンセントが設置されました。これは他のスーパー銭湯ではみられない素晴らしい試み。
また、付近の大蔵海岸をランニングする方が多いというところから、【龍の湯】を“ランニングステーション”にするというチャレンジも。最初は知名度も低く利用者も少なかったが、徐々に増え、現在は月間200人ほどが利用するとても便利な役割を担っています。このように、【龍の湯】は支配人や従業員の努力によって、日々進化を遂げています。
最後に、山岡さんは、
「初めての方には、お風呂はいたってノーマルなお風呂だが、休憩所も含めるとコストパフォーマンスはとても良いので、お風呂→休憩→お風呂といったように、一日中ゆっくり楽しんでほしいと思っています。実際、明石に住んでいて【龍の湯】がスタンダードになっている方からしたら、2階の休憩所はあってしかるべきものだと思われるかもしれませんが、実際は休憩所を有料にする施設は多いんです。1,000円以下で、休憩所がついてお風呂に何度も入れるというところは少ないので、本音を言えば、もう少しお金を頂きたい気持ちもあるんですが…(笑)。やっぱり、たくさんの方に利用していただいて明石を知ってもらえると嬉しいですね。」
このように話してくれました。
今回はご紹介したのは、地元で大人気の明石大蔵海岸 湧出天然温泉【龍の湯】。日頃なかなかゆっくりできていないという方。ご家族でカップルで、そしてお一人様でも!疲れた心と身体を癒しに、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
住所 | 兵庫県明石市大蔵海岸通1-2-2 |
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営業時間 | 全日 午前9時~深夜2時 (最終受付:1時30分) |
定休日 | 奇数月 第3火曜日 |
駐車場 | 有 180台 |
電話番号 | 078-912-1268 |
HP | https://www.tatsunoyu1268.com/ |
料金 | ■大人(中学生以上) 平日:680円 休日:760円 ■小人(小学生) 平日:330円 休日:380円 ■幼児(3才以上) 平日:120円 休日:170円 |