代わり映えしない毎日に驚きと喜びを与えてくれる“幸せを呼ぶ料理”

割烹TONBO

「割烹料理」をより身近に

 

明石市のほぼ真ん中に位置する大久保町。近年は駅周辺に高層住宅やたくさんのお店が建ち上がり、ショッピングも交通も便利とあって、明石市の中でも人気のまちです。一方で駅から少し離れると、のどかな風景も広がるこの地域。夜になると落ち着いた雰囲気になり昼間とはまた違うゆったりとした時が流れます。駅から南に少し歩くと2021年10月にオープンしたばかりの割烹料理屋「割烹TONBO」があります。

割烹料理屋は敷居が高く入りづらい。そんなイメージを優しく払拭してくれる店構え。お見送りの際、小話が心置きなくできるようにと「一期一会」を大切に思う店主の心遣いが現れる広めの玄関。テーブル、カウンター、掘りごたつと、自分好みの場所をみつけられる空間。天井も高く白を基調とした統一感のある内装は、どこか割烹料理屋にはないスタイリッシュさも見受けられます。

 

「割烹TONBO」誕生までの軌跡

 

兵庫県で生まれ育った店主の塚原さん。料理の道へ足を踏み入れたのは高校を出てすぐ。35歳までには自分のお店を構えるという想いを胸に、今日までの16年間色んな下積み経験をされました。卒業当時、和食に興味があったわけではなかったが、知り合いが紹介してくれた明石の有名和食店での出会いがすべての始まり。「お前の目が気に入った」と会ってすぐに修行させてくれたおやっさんに感謝です。ただそこからの日々は地獄でした。と笑顔で話す店主さん。

料理人の道は険しく、一時は安定を求め学校給食を作る仕事を選んだ事もあったそうです。しかし料理を追求したいという気持ち、自分のお店を構えたい想いが消えることはなく、再び腕を極める道へ。後に神戸の和食店で料理長を任されるほどの腕を磨き上げ、満を持して「割烹TONBO」をオープンさせました。

 

洗練された創作意識

 

料理の特徴は和食の固定概念を取り払ってくれる斬新な創作料理のコース。味の決め手であるだしは毎日しっかり取り、季節に合った旬の食材を取り寄せる。お米は神戸の農家と直接契約し取り寄せるなど基本は大事にしながら、XO醤や餃子の皮を取り入れるなど、和洋中の創作料理を作っていた修行経験が随所に垣間見える料理はどれも絶品です。

そして、料理の温度帯や見た目も「割烹TONBO」の魅力のひとつです。立ち上る湯気。蓋を開けると溢れ出るスモーク。目の前で店主さん自ら削ってくれるかつお節。運ばれてきてすぐ目の前で湯気が立つその一瞬も料理の一部。それを見て驚いたり、喜んだりするのも料理の一部だと店主さんは語ります。

「どんな形でも構わないので、お店や料理が人生のなにかのキッカケになってほしい。わずか一瞬の出来事かもしれないが、出逢えた方のかけがえのない“人生の一部”に入り込めるような料理を提供したい。」と落ち着いた口調で想いを伝えてくれた“店主さんの目”は、料理の道に足を踏み入れた “あの日の目”と同じだったんではないだろうか。

確かな味と落ち着いた空間。幸せを運んでくれる大久保の新しい“パワースポット”へぜひ足を運んでください。

住所 兵庫県明石市大久保町福田2-7-9
電話番号 078-600-2058
営業時間 ・11:00~14:30(L.O.14:00)  ・17:30~22:00(L.O.21:30)   ・日曜営業
定休日 木曜日
駐車場 有(最大7台)
クレジットカード
座席数 22席
貸切可否 可(20人以下可)
予算目安 夜¥4,000~¥4,999   昼¥1,000~¥1,999
お子様対応