恵比須大神を祭る 明石岩屋神社

岩屋神社 藤本淳

家内安全・商売繁盛・開運招福の神として、御神徳広く崇敬されます。
7月に行われる「おしゃたか舟神事」(明石市指定無形民俗文化財指定)は、明石の夏の風物詩として知られ、海難防止と豊漁を願って斎行される明石最古の伝承行事、海上神事です。


対岸、淡路島岩屋より御遷座となった当時を偲ぶ為、連綿として行われている神事で、毎年多くの参拝者で賑います。
当社の御祭神の一柱であります蛭子神は、エビス神(恵比寿神、恵比須神、戎神)と呼ばれ、一般には「えべっさん」として庶民的に親しまれ、家内安全、商売繁盛の御神徳ある神様「福の神」として尊ばれております。
毎年、1月9日(宵戎祭)10日(本戎祭)11日(残り福祭)に所狭しと縁起物や出店屋台が立ち並び、初戎祭が盛大に行われます。

成務天皇13年(143年)6月15日勅命により、淡路島岩屋より御遷になり東播の古大社として古くより崇敬篤い神社です。
江戸時代に入ると明石城主の産土神として尊ばれ、例年藩主自らが参拝され、社領12石5斗を賜わりました。
元文2年(1737年)には藩主松平直常の世継、松平直純が11歳になり「鎧始めの儀」の際に当社に参拝され、以後世継の鎧始めの儀の際には当社への参拝が慣例となりました。
明治7年2月郷社に列し、同12年7月に県社に昇格します。  亦当社は式内伊和都比賣神社に比定されます。

これからも、地域の方々から愛される神社を目指します。  多くの方が「集う」場所にする為、伝統行事に加えて、新しい行事を生み出すことで、老若男女が足を運びやすい工夫を行っていきます。

住所 兵庫県明石市材木町8-10
電話番号 078-917-3781
メールアドレス iwaya@basil.ocn.ne.jp